Shopifyには5つの料金プランが用意されています。それぞれ手数料やアカウント数、利用できる機能が異なるため、自身の運営状況に適しているプランを選ばなくてはなりません。本記事では、Shopifyの5つの料金プランの料金、アカウント数、機能について解説します。
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Shopifyは次のような料金プランで構成されており、それぞれ手数料やアカウント数、利用できる機能が異なります。Shopifyを利用する場合には、自身に合うプランを選択することが重要です。
Shopifyの料金プランの選び方は次の通りです。
1つめは、取引額に応じて発生する販売手数料で選ぶ方法です。Shopifyの料金プランは、利用料金が高いものになるほど、販売手数料が少なく設定されています。そのため、商品の販売量が多い場合は、スタンダードプランやプレミアムプランを選ぶとよいでしょう。低コストでShopifyを利用したい方は、スタータープランやベーシックプランがおすすめです。
2つめは、利用できるアカウント数で選ぶ方法です。アカウント数も利用料金が高いプランになるほど増えます。ECサイトの運営をひとりではなく数人で行う場合は、アカウント数の多いプランを選ぶとよいでしょう。
3つめは、利用できる機能で選ぶ方法です。利用料金の高いプランになるほど利用できる機能も増えます。しかし、運営するECサイトの規模によっては不要な機能もあるため、運営するECサイトの規模に合う機能を搭載しているプランを選びましょう。
Shopifyのスタータープランは、初めてECサイトを開設する初心者や小規模事業者を対象としています。おもな特徴としては、無制限の商品リスト作成、SSL証明書による安全なトランザクション、そして365日24時間対応のカスタマーサポートが挙げられます。
スタータープランでは、自由にデザインをカスタマイズできる数百種類以上の無料・有料テーマを利用可できるのもポイント。各種テーマを利用することで、ユーザー自身のブランドイメージに沿ったオンラインストアを作成できます。また、SNSなどとの連携も可能になっています。
これ以外にも、Shopifyで用意されているアプリも利用できます。具体的には、在庫管理、顧客レビュー、SEO対策などの各種機能を追加することができます。これらを駆使してビジネスの発展を目指すことが可能です。
スタータープランの料金体系は、毎月定額制で追加料金は発生せず、ユーザーは事前に必要なコストを確認できるなど、初心者でも簡単にオンラインストアを開設・運営でき、ECサイト運営でも安心して取り組めるようになっています。
月額利用料 | 5$ |
手数料 | 5% |
アカウント数 | 1 |
Shopifyのベーシックプランは、ビジネスの成長を目指す中小企業に最適な選択肢といえます。スタータープランが提供するすべての機能に加え、さらに進化した機能が用意されています。
このプランでは、ギフトカードやプロフェッショナルレポートという、ビジネスの成長と顧客満足度向上に役立つ機能が使えるようになります。また、オンラインストアと同時に実店舗での販売を行う企業に対して、POS(Point Of Sale)機能が提供されます。
ベーシックプランの特筆事項として、2つのスタッフアカウントが使用できる点が挙げられます。これにより、チームでのオンラインストア運営が可能となり、業務効率化を進められます。また「ショッピングカートリカバリ機能」という、購入途中で中断した顧客に対して再度購入を促す機能を使えるようになり、販売機会の増加を図れます。
料金面では、スタータープランよりもクレジットカード手数料がさらに低減されるメリットがあります。これにより、より多くの利益を企業側に確保することが可能です。また、英語にはなってしまいますが、24時間365日のカスタマーサポートが提供され、困ったときにはすぐに解決策を見つける手がかりが得やすくなっています。
月額利用料 | 月額利用料:25$ |
手数料 | 手数料:日本のクレジットカード3.4%、海外/Amexのオンラインクレジットカード3.9%、JCBのオンラインクレジットカード4.15% 海外サービス取引手数料(Shopify ペイメントを利用していない場合):2.0% |
アカウント数 | 2 |
Shopifyのスタンダードプランは、ベーシックプランのすべての機能に加え、さらにネットショップを拡大するのに適している機能が追加されます。
とくに、このプランでは5つのスタッフアカウントが設定可能となり、ビジネス運営の効率化とチームワークを向上させます。さらに、プロフェッショナルレポートからアドバンストレポートへとアップグレードされ、より詳細なネットショップ運営に関する知見を得られます。そして、スタンダードプランでは、在庫管理や会計処理に関する外部サービスと連携できるようになります。
月額料金はベーシックプランよりもグッと上がってしまいますが、その分クレジットカードの手数料がさらに低減します。カート決済の利用率が高いショップであれば、より利益率を高められというメリットがあります。
スタンダードプランは、国際的なビジネスを展開する企業にも最適で、多言語対応により、グローバルな顧客基盤を持つことができるようになっているのが特徴です。
月額利用料 | 69$ |
手数料 |
日本のクレジットカード3.3%、海外/Amexのオンラインクレジットカード3.85%、JCBのオンラインクレジットカード4.1% 海外サービス取引手数料(Shopify ペイメントを利用していない場合):1.0% |
アカウント数 | 5 |
Shopifyのプレミアムプランは、大規模なECサイト運営や高度なビジネス要求に応えるための最上位プランです。スタンダードプランの全機能に加え、さらに広範かつ深度のある機能を提供します。
このプランでは最大15のスタッフアカウントを設定可能で、大規模なチームの運営をスムーズに行えるほか、最先端のレポート機能により、詳細な販売分析や顧客動向の洞察を提供し、最適なビジネス戦略立案が可能になります。
プレミアムプランのユーザーは、専用のサポートチームによる優先サポート(英語になってしまいますが)を受けられるので、あらゆる問題や要望に対して迅速かつ専門的な対応が可能となります。
さらに、このプランではクレジットカード手数料がもっとも低く設定されており、利益率の最大化を図ることが可能です。ほかにも、在庫管理システムを代表とする、ネットショップ運営に欠かせない外部サービスと連携できるので、ネットショップ運営の自動化と効率化を達成できるのが特徴です。
月額利用料 | 299$ |
手数料 |
日本のクレジットカード3.25%、海外/Amexのオンラインクレジットカード3.8%、JCBのオンラインクレジットカード4.05% 海外サービス取引手数料(Shopify ペイメントを利用していない場合):0.5% |
アカウント数 | 15 |
Shopify Plusは、大規模企業や急成長を遂げている企業のためのエンタープライズレベルのプランです。このプランは、豊富なカスタマイズ可能性、高度なセキュリティなどを提供します。
Shopify Plusでは、専用のマーチャントサクセスマネージャーが割り当てられ、ビジネスの成長と成功をサポートします(こちらも英語になってしまいますが……)。彼らはShopifyの専門家であり、あらゆる問題や課題に対してソリューションを提供します。
また、このプランはフルカスタマイズが可能で、企業のブランドと一貫性を保つために独自のUI/UXを設計できます。さらに、Shopify Plusでは自社のITチームがAPIを使用して高度な機能を開発し、特別なプロモーションやマーケティングキャンペーンを実行できるようになります。
高度なセキュリティ機能により、大規模なトランザクションでも安心してビジネスを行えるほか、99.99%のアップタイムと無制限の帯域幅により、急激なトラフィックの増加にも対応可能です。さらに、複数のストアフロントの管理が一元化され、国際的なビジネスの拡大も容易に行うことができます。これら全ての機能により、Shopify Plusは大規模ビジネスの複雑な要求を満たせるのが特徴となっています。
月額利用料 | 2,000$ |
手数料 | 日本のクレジットカード3.15%、海外/Amexのオンラインクレジットカード3.75% 海外サービス取引手数料(Shopify ペイメントを利用していない場合):0.15% |
アカウント数 | 無制限 |
チョイスすべき料金プランはShopifyをどのように使うか(使いたいか)によって変わります。プラン別にどのような場合におすすめかを簡潔にまとめました。
結論としては、Shopifyを試しに始めてみたい方はまずはスタータープランを選び、売上に応じて、料金が高いプランへ変更していくというステップアップがおすすめです。
そして、Shopifyでショップを作成したら、どのように商品を発送するのかも合わせて考えなければなりません。発送作業が通常業務を圧迫する前に、発送代行に依頼することをおすすめします!発送代行については以下のボタンよりお気軽にお問い合わせください。