STOCKCREW JOURNAL

発送代行とは?おすすめの物流倉庫会社8選と合わせて紹介

作成者: STOCKCREW(公式)|2024年07月11日

ECサイトの需要増加や企業間取引での利用など、企業の発送に関する負担は大きくなっています。

そうした課題を解決するために活用したいのが「発送代行」です。発送代行を活用することで、従業員の業務負担の軽減や発送業務のコスト軽減が期待できます。

本記事では発送代行についての概要から、利用するメリット、発送代行を行っている物流倉庫会社の紹介までを解説していきます。

発送代行について検討の際は、ぜひ参考にしてみてください。

スタートアップ企業であれば「STOCKCREW」

EC展開を始めたばかりのスタートアップ企業であれば、「STOCKCREW」がおすすめです。「安く、わかりやすく、使いやすい」をコンセプトに、ニーズに適したサービスを提供しています。

自社ECモール、モールECのどちらもAPIで自動化して連携。複数のストアを運営している場合でも、受注から在庫管理までを一括で行えます。

料金体系や詳細については、「発送代行のコストを抑えて利用できる物流倉庫会社5選」の章で解説していますので、ご参考ください。

 

発送代行とは

発送代行とは、自社の発送業務を外部の専門業者に委託するサービスです。発送代行サービスを活用することで、企業は自社のコア業務に専念でき、在庫管理や配送にかかるコストや人件費を削減できるのが特徴です。

発送代行に関するニーズは拡大傾向にあり、小規模企業から大企業、個人の利用まで、幅広く活用されてきており、今後も需要の増加が見込まれています。

発行代行で依頼できる業務

発送代行で依頼できる業務には、以下が挙げられます。

業務

概要

入庫・検品

商品が倉庫に到着した際に受け取り、検品を行う業務

商品保管

商品を適切な環境で保管する業務

ピッキング・梱包

注文に基づき、商品を取り出して梱包する業務

配送

梱包された商品を顧客に届けるための出荷業務

在庫管理

商品の在庫を管理し、必要に応じて補充や調整を行う業務

受発注管理

受注処理や発注管理を行い、在庫状況と連携する業務

 

物流倉庫会社によって対応できる業務は異なるため、依頼する前には確認しておくことが大切です。依頼する際には自社の受発注管理システムや在庫管理システムなどと、物流倉庫会社のシステムを連携し、適切な処理が行われるようにしていきます。

発行代行にかかる料金

発送代行を利用する際には、以下のような料金がかかってきます。なお、料金の内訳については各物流倉庫会社で異なるので、見積もり時点で確認しておくことが大切です。

項目

概要

計算方法

入庫料・出庫料(荷役料)

商品を倉庫から入出庫する際にかかる料金

入出庫回数や商品量に基づいた計算

保管料

商品を倉庫で保管する際にかかる料金

保管スペースの使用量や期間に基づいた計算

運送料

商品の配送にかかる料金

配送距離や納品先、配送方法に基づいた計算

手数料

手続きやサービスに対してかかる料金(定額制や従量課金制などさまざま)

取引条件等に基づいた計算

 

発送代行のニーズが拡大している背景

発送代行のニーズが拡大している背景には、EC取引の爆発的な普及が挙げられます。スマートフォンが普及し、誰でも簡単にネットショッピングができるようになった昨今、ECサイトなどを運営している企業は効率的な物流管理が求められるようになりました。

さらに新型コロナウイルス感染症の拡大によって、ネットショッピングの利用はさらに増加し、配送業務への手間や負担、コストは膨大なものになってきています。

こうした手間や負担、コストを減らすために配送業務のアウトソーシングを考える企業が増えてきました。さらに企業がコア業務に集中し、その他の業務に注力しないように分業体制を取る考えをもつ企業が増えてきたのもニーズが拡大している要因です。

発送代行を利用するメリット

発送代行を利用するメリットとしては、以下の5点が挙げられます。

  • 発送ミスの減少
  • 発送コストの可視化と削減
  • 自社で在庫の保有が不要
  • 出荷量の変化にも対応が可能
  • コア業務集中による自社リソースの有効活用

発送ミスの減少

物流倉庫会社は発送業務のプロフェッショナルになるため、発送代行を依頼することで、発送ミスが減少できます。

発送業務を効率的かつ迅速に行える仕組みが構築されているため、正確な業務が可能です。たとえばバーコードリーダーを用いた検品と連動した在庫管理システムの活用などです。発送ミスが減ることで、返品の手間や発送に関するコストの減少にもつながります。

また、注文した商品が素早く確実に届くことは顧客満足度の向上にもつながるでしょう。

発送コストの可視化と削減

発送業務には人件費や管理費など、さまざまな要素が重なるため、コストが細分化できていない企業もあるでしょう。物流倉庫会社に依頼することで、こうしたコストを細分化した状態で可視化でき、不要なコストの削減につながります。

これまでかかっていた発送コストの削減が期待できるのはもちろんのこと、発送業務に関わる従業員の雇用や教育などの人件費の削減の施策につなげることも可能です。

 

 

自社で在庫の保有が不要

自社で在庫管理を行う場合、商品を保管するための倉庫などが必要です。こうした保管スペースを所持していることで、維持管理コストも必要になってきます。さらに倉庫内での在庫管理にかかるコストや在庫切れや、余剰在庫のリスクも抱えることになります。

発送代行を活用すると商品保管や在庫管理の代行も依頼できるため、自社で在庫を保有する必要がありません。さらに在庫管理もリアルタイムで行ってくれるため、リスク管理にもつながります。

出荷量の変化にも対応が可能

業種によっては閑散期と繁忙期で商品の出荷量が大幅に変わるケースもあるでしょう。繁忙期にも関わらず、自社リソースのみで対応しようとした場合、現場の従業員の負担は大きくなってしまいます。

こうした出荷量の変化にも発送代行は対応が可能です。発送代行では、発送される商品の量に応じて対応ができ、料金も変動するため、通年で一定のコストがかかることはありません。

閑散期にはコストを抑えた依頼も可能です。

コア業務集中による自社リソースの有効活用

企業が抱えている発送業務の課題に、自社リソースを発送業務に割くことで、コア業務のリソースが不足している点が挙げられます。

発送代行を活用することで、自社リソースを発送業務に割くことがなくなり、より重要な業務にリソースを割くことが可能です。従業員の発送業務に関する負担が軽減されるとともに、コア業務に集中できることによる生産性向上も期待できます。

 

発送代行を検討するタイミング

企業が発送代行を検討するタイミングとしては、以下の2つの状況に課題を抱えているケースです。自社が以下の課題を抱えている場合には、積極的に発送代行を検討してみてください。

  • 発送コストが高い
  • 他業務に支障をきたしている

発送コストが高い

発送コストが高い場合は、発送代行を最も検討するタイミングと言っても過言ではありません。とくに想定以上のコストがかかっている場合は、発送業務に大きな課題を抱えていることになります。

こうした状況では、発送業務にかかっているコストを算出し、発送代行のコストと比較してみると良いでしょう。大幅なコスト削減が実現できる場合や、自社のコスト改善が見込めない場合は依頼することがおすすめです。

他業務に支障をきたしている

発送業務に多くのリソースがとられ、他業務に支障をきたしている場合は、すぐにでも発送代行を検討すると良いでしょう。

発送業務が多いことは、言い換えると「注文が多い状態」になります。つまり多くの売上が上がっている状態のため、企業としては嬉しい状態です。

しかし、注文が増えているにもかかわらず、発送業務にばかり手がかかってしまうと、営業や企画などの重要な業務が疎かになる可能性もあります。

安定した売上を続けるためには、発送業務以上に営業や企画などは重要です。こうした業務にまで影響が出ている場合には、アウトソーシングすることがおすすめです。

【関連記事】

お客様事例:ネットショップをゼロから開設!新しい販路のこだわりポイント解説

 

失敗しない物流倉庫会社の選び方

自社に合った物流倉庫会社を選ぶ際には、以下の4つの視点から検討していくことが大切です。

  • 対応可能な商品や業務を確認する
  • 倉庫の規模を確認する
  • 費用対効果を確認する
  • 誠実な対応かを確認する

対応可能な商品や業務を確認する

物流倉庫会社によって対応できる業務は異なるため、自社の事業や商品に対応した依頼ができるかを確認します。とくに自社で扱っている商品が特殊な保管条件が必要な場合などは、要件を満たしているかを事前に確認しておくことが求められます。

他にもピッキング方法や返品時の対応、出荷の締め時間など細かい部分まで確認できるため、自社の業務と親和性があるかを確認しましょう。

倉庫の規模や場所を確認する

物流倉庫会社が保有している倉庫の規模や場所も重要です。

例えば倉庫の規模は、自社の今後の事業計画に沿って考えていくことが大切です。自社が成長していけば、必然的に取引量や商品の量が増えるため、ある程度の出荷数に対応できるか、将来的な規模拡大にも対応できるかを確認しましょう。

また、倉庫の場所は配送のコストにおいても重要です。空港や港に近い立地なのか、災害リスクが極力低い立地なのかなど、自社が扱っている商品に適した場所かどうかも確認します。

費用対効果を確認する

発送費用は物流倉庫会社によって変わってきます。自社に合った発送代行であることは前提とした上で、費用対効果も確認していきましょう。

安ければ良いという考えではなく、サービス内容と照らし合わせ、現在のコストがどれくらい削減されるかなどを確認し、選定していきます。費用対効果を算出する際には、必ず複数の会社から見積もりを取り、比較検討していきましょう。

誠実な対応かを確認する

依頼を検討している物流倉庫会社と問題なくコミュニケーションが取れるかも重要な部分です。たとえば担当営業のレスポンスが遅いなどの場合、発送代行を依頼しても効果的な配送にならないのではないかといった懸念につながります。

また、トラブルが発生した際に迅速な対応をとってもらえるかなどの不満も出てくるでしょう。

安心して依頼をするためにも、誠実な対応ができる会社かどうかを確認しておくことは大切です。

 

発送代行のコストを抑えて利用できる物流倉庫会社5選

コストを抑えて発送代行を利用したい場合には、以下の物流倉庫会社を検討してみてください。

  • 株式会社STOCKCREW
  • 国立倉庫株式会社
  • 株式会社ACROSS
  • 株式会社三鷹倉庫
  • 株式会社サイテキ

株式会社STOCKCREW

株式会社STOCKCREWは、600以上のスタートアップEC事業者が利用している物流倉庫会社です。千葉県八千代市に倉庫を持ち、倉庫の規模はAmazon社に次ぐ大きさです。

個人事業主から大企業まで、事業規模問わずに対応ができ、契約から最短7日で利用を開始できます。

大きな特徴は「初期費用・固定費がかからない」「API連携による自動化」です。

料金体系は従量課金制となっており、初期費用と固定費は一切かからないプラン設計になっています。そのため、閑散期にコストを抑えながらの運用も可能です。また、繁忙期などで出荷件数が増加した場合、ボリュームディスカウントが適用されることもあるため、よりコストを抑えた運用が行えます。

料金は「資材費+緩衝材+納品者同梱+1点分の作業費用+配送費」を含めた金額です。送料は沖縄県を除き、全国一律の料金のため、複雑なコスト計算は必要ありません。

さらにSTOCKCREWの管理システムは、EC物流に特化した設計したものとなっており、API連携によって受注から在庫管理までの作業を一括管理し、業務の自動化を実現します。

STOCKCREWのシステム利用料は「無料」のため、こちらもコストを気にする必要はありません。

スタートアップ企業として、コストを抑えたEC展開を行っていきたいというニーズに、多角的な視点からサポートが可能です。

所在地

東京都中央区東日本橋2丁目1番5号 東日本橋セントラルプレイス8階

料金

発送料金

ネコポス

60

80

100

120

140

160

ヤマト運輸
段ボール発送

280円

580円

710円

830円

920円

1,050円

1,200円

ヤマト運輸
PE袋梱包

260円

560円

650円

750円

810円

920円

1,050円

追加ピッキング

20円/点

保管料金

5~10円(月額)/STOCK

 

 

国立倉庫株式会社

国立倉庫株式会社は独自のネット通販物流システムを導入して、発送代行を行う物流倉庫会社です。

在庫状況はリアルタイムで更新され、注文データを基に荷物のピッキングから梱包、出荷までを自動で行います。システムはAPIで自動連携でき、受注データや出荷実績データなどは自動で更新されるため、担当者の負担軽減につながります。

所在地

東京都国立市谷保6-22-1

料金

管理費:12,100円/月(税込)〜

ネコポス:440円/月(税込)〜

宅急便:770円/月(税込)〜

 

株式会社ACROSS

株式会社ACROSSは、ACROSSフルフィルメントサービス「ロジメイト」によって、煩雑なバックヤード業務を効率化させることに強みをもつ物流倉庫会社です。

長年のロジスティックス経験をもつ物流コンサルタントが豊富なノウハウを基に、最適なサプライチェーンの提案を行ってくれます。

所在地

奈良県生駒郡安堵町大字岡崎367番地10 LF奈良4階 N402

料金

配送代行手数料:320円/個

 

株式会社三鷹倉庫

株式会社三鷹倉庫は、「今まで構築してきた物流をゼロベースから再構築できる改革力」に強みをもつ物流倉庫会社です。

倉庫運営事業、EC事業、海外貿易事業などを展開しており、EC事業では単なるコスト削減だけではなく、サービスの拡大までの提案を行ってくれます。

所在地

大阪府大阪市生野区巽西1丁目9番26号

料金

【出荷費用】

ポストサイズ:410円

60サイズ:690円

100サイズ:840円

 

株式会社サイテキ

株式会社サイテキは効率的な物流ソリューションを提供し、顧客のビジネス成長のサポートを行ってくれる会社です。

同社もEC事業を行っているため、物流現場の声を理解しているため、顧客目線の提案が行えるのを強みとしています。自社倉庫ではなく、間借りスペースでの提供のため、本当に必要な分のみの利用となり、コスト削減につながります。

所在地

東京都中央区新川1-3-21

料金

【BASIC PLAN】

ネコポス:400円/個

60サイズ:660円/個


【TOTAL PLAN】

60サイズ:860円/個

 

発送代行の実績が豊富な物流倉庫会社3選

実績で物流倉庫会社を選択したい場合には、以下の3つの会社がおすすめです。

  • 株式会社富士ロジテックホールディングス
  • 株式会社エスプールロジスティクス
  • 株式会社共栄物流サービス

株式会社富士ロジテックホールディングス

株式会社富士ロジテックホールディングスはアパレルから医薬品、自動車関連商品に至るまで、多くの取引実績をもつ物流倉庫会社です。

保管や入出庫はもちろんのこと、流通加工や検品など、データに基づいた最適な提案を行ってくれます。北関東地区から九州地区まで自社施設を構えているため、物流倉庫拠点を戦略的に展開できるのも強みです。

所在地

東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル8F

料金

要問い合わせ

 

株式会社エスプールロジスティクス

株式会社エスプールロジスティクスは、フルフィルメント、3PL、IoT、越境ECの4つのサービスを提供している物流倉庫会社です。

顧客の段階に合わせてフルフィルメント、3PL、IoTのサービスを提供し、顧客のビジネスの成長をサポートします。フルフィルメントは現在200社ほど、月間50万件程の取引実績を誇っています。

所在地

東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル6階

料金

要問い合わせ

 

株式会社共栄物流サービス

株式会社共栄物流サービスは、2,000社以上の取引実績をもつ物流倉庫会社です。顧客のニーズに応える「納期の厳守」「正確な作業」「柔軟な実現力」を軸にサービスを提供しています。

発送代行業務では、発送通知メールの一斉配信、配送ステータスフォローなど痒いところまで手が届くサービスになっています。

所在地

東京都品川区勝島1-4-11

料金

要問い合わせ

 

まとめ

発送代行を上手に活用することで、自社のさらなる事業成長につなげられます。単なるコストの減少にとどまらず、自社リソースの有効活用にも展開できるため、発送業務に課題を抱えている場合には検討してみると良いでしょう。

検討の際は、自社に合った物流倉庫会社を選択するために、本記事で記載した選び方を、ぜひ参考にしてみてください。

 

株式会社STOCKCREWは個人・法人問わず、初期費用・固定費ゼロ円で、ロボット100台以上を活用した最先端の物流倉庫を利用することが可能です!

料金シミュレーション表はヒアリングしたらその場で作成可能です。まずは是非お問い合わせください。