BASEでネットショップを開設しても、ただ商品画像や情報を掲載するだけではなかなか買い手がつくものではありません。そこでBASE Appsを使って「SALE」や「新商品」などのラベルを画像に貼ったり、数量制限や期間限定販売したりと変化をつけると、新たな需要を掘り起こせます。それ以外に商品の作成を助けてくれるアプリもあります。今回は、そんな商品ルール設定や商品の準備・作成に役立つBASE Appsについて解説します。
BASEで開設したネットショップは、そのままの状態ではなく、在庫管理やショップのルール設定、金銭管理、送料・発送日の設定といったさまざまな機能や要素を加えてはじめて、ECサイトとしての体裁が整います。
ショップに機能や要素を加えるのに役立つのが「BASE Apps」です。こちらは全部で約80種類にのぼり、その大半を無料で利用できます（一部内部課金もあり）。今回はその中で、「商品ルールを設定するアプリ」と「商品を準備・作成するアプリ」の2つのテーマについて解説します。
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「カテゴリ管理Apps」を使うと、最大3段階に分けたカテゴリ設定ができるようになります。「レディース」→「アウター」→「コート」といった具合にカテゴリ分類することで、ユーザーは商品を検索しやすくなります。地味ではありますが、こうした使い勝手の向上によりリピーターの獲得を期待できます。
「ラベルApps」を利用すると、商品画像に「HOT」「NEW」「SALE」といったラベルを色違いで全240種類、無料で貼り付けられます。新商品の売り出しや、在庫整理、セール販売などで使うと効果的です。
「販売期間設定Apps」は、好きな時期に期間を決めて限定販売できるアプリです。販売予約ができるうえ、希望者には事前にメールやプッシュ通知も可能なため、販売促進に役立ちます。
「予約販売Apps」を使うと、予約注文が受けられるようになります。したがって、余裕を持って商品を仕入れたり、制作することができます。通常商品との同時購入ができない設定が可能なので、分割発送の要望や送料についての問い合わせ件数を減らせ、顧客対応への負担を軽減できます。
発送開始日を迎えた商品は、メールやダッシュボードで通知してくれるほか、発送日が近づいている商品も発送日が近い順に絞り検索できるので、発送忘れを回避しやすいのもポイントです。
「数量制限Apps」を使うと、一人のユーザーが購入できる数量を限定できます。人気商品の買い占めを防ぎ、より多くのユーザーに商品が行き渡るようにできます。
「テイクアウトApps」を使えば、実店舗でのテイクアウト注文を受けることができます。受取時刻を指定した上での注文では、事前決済ができるため、受け渡し時にお金のやり取りが不要になります。とくに混雑する時間帯や人気商品の販売日には、お客様を待たせなくて済むので、ショップ側のストレスも軽減できるでしょう。
また、新規注文が入るたびに画面通知され、お渡しが早い順に画面表示することもでき、面倒な操作をしなくて済む点もおすすめです。
「定期便Apps」をインストールすると、ユーザーが日用品などの定期購入ができるようになります。1週間、2週間、1ヶ月、45日、2ヶ月、3ヶ月と6つの販売サイクルから選択でき、継続回数も3回、6回、12回、無制限の4パターンで設定可能です。
定期便を受け付けると売上予測が立てやすくなるうえ、出荷準備も余裕をもって進められるので、そのメリットは計り知れません。
「抽選販売Apps」を使うと、人気商品や限定商品の抽選販売ができます。先着順ではない抽選販売ができるため、ユーザーの不満が起きにくい点が特徴です。転売目的のユーザーやクレーマーを意図的に排除することができ、抽選の終了と同時に注文が確定するため、売り損じも回避できます。
「スマホケース作成Apps」を使うと、オリジナルデザインのスマホケースが受注販売できます。スマホの種類は限定されますが、在庫を抱える必要がないうえ、好きなだけオリジナルデザインの種類を増やせるメリットがあります。
「Tシャツ作成Apps」を使えば、上記のスマホケースと同じように、オリジナルのTシャツを受注販売できます。写真やイラストも使えますが、発注者自身に著作権があることが前提になります。在庫を抱えるリスクがないため、過度に資金繰りの心配をする必要がないのが利点です。
Tシャツやバッグ、湯呑みやボールペン、枕、クッションなどさまざまなアイテムを「オリジナルプリント.jp」のサービスからPC画面上で作成し、BASE上で即販売することができます。極めて簡単な操作で仕上げられるので、未経験者でもすぐに始められます。注文が入ると、ショップオーナーの名義で購入者に送り届けてくれるため、梱包や発送の手間も省けます。
「monomy」は、オリジナルアクセサリーの制作販売ができるサービスです。スマホを使って、3,000種類以上のパーツの中から好きなものを組み合わせます。完成したらそのままBASEで出品・販売することができます。売上金額の一部をインセンティブとして受け取れます。
自分では、材料を仕入れたり組み立てたり、梱包・発送をする必要もありません。ただし、キャンセルの場合の費用はショップ側が負うことになっているので、注意してください。
「Canvath（キャンバス）」のサービスを使って、トートバックやマグカップ、Tシャツ、ハンドタオルといったオリジナルグッズを作成してBASEで販売できます。在庫をもたなくてよく、注文が入れば梱包・発送も代行してもらえます。
「pixivFACTORY」のサービスを使って、Tシャツやスマホケース、トートバック、アクリル製のキーホルダーといった50種類以上のオリジナルアイテムを作成・販売できます。慣れれば2分ほどで作成できるうえ、簡単にBASE上で販売できます。パソコン上でデザインするだけで、あとは梱包も発送もすべて委託できるため、在庫保管も必要ありません。
「リモフォト by COLORFULLY」は、アパレルやファッション雑貨などを販売する際のモデルの手配と画像撮影を依頼できるアプリです。撮影して欲しい商品を送り、画像のイメージを伝えれば、スタジオの手配やモデルのマッチング、ヘアメイク、そして撮影とフルで任せられます。画像の枚数で価格が変わり、撮影された画像はBASEのショップ上で自由に利用できます。
ネットショップ経営は、初心者にはハードルが高くて不安要素が多いかもしれません。しかし「BASE Apps」があれば、ざまざまな機能を追加できるので、初めてでも心配の必要はありません。ぜひ活用して自分なりの素敵なショップ作りを成功させてください。
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