BASEで待望のネットショップを開設できたら、すぐに考えなければならないのが、売上アップの対策です。BASEが提供する売上向上に特化したAppsを活用すれば、新規顧客だけでなく、既存顧客にも様々な角度からアプローチできるので、使わない場合に比べると目に見えて成果アップを期待できます。今回は、BASEの売上をアップさせるAppsについて詳しく解説します。
BASEを使えば、簡単に自身のネットショップを開設できます。ところが、ただ開設しただけでは、ユーザーからのアクセスがあったとしてもスムーズに買い物ができなかったり、訴求効果が低いために、購買意欲を喚起しきれなかったりする恐れが十分にあります。
そこでBASEでは、80種類以上の専用アプリ「BASE Apps」を拡張機能として用意しています。これらを使うのと使わないのとでは、サイトの操作性が格段に高まるのはもちろん、ショップの経営状況にも大きな開きが出るといってよいでしょう。
今回はその中でも、とくに売上をアップさせるのに役立つAppsについて詳しく掘り下げます。
今やECショップにとって欠かせない存在となったクーポン。「クーポン」を使えば、自身のショップサイトでも多彩なクーポンを発行することができます。
具体的には以下のような形でクーポンを発行できます。
クーポン発行によって、新規顧客を獲得したり、購買意欲を喚起できたりするうえ、リピーターの獲得にも寄与します。後述する「メールマガジン」やプッシュ通知と共に使用すると、既存顧客への訴求力がアップするでしょう。SNSでのクーポン利用を呼びかければ、新規顧客獲得につながることが期待できます。
ネットショップを経営すると、キャンペーンや季節のイベントにおけるセール販売がつきものです。その割引率については、商品や経営状況、競合の動向などを考慮しながらその時々によって柔軟に調整する必要があります。
この「セール」を使うと、各商品ごとに1%単位で「20%OFF」というように割引表示ができます。複数の商品をまとめてセール価格に設定することもできるので、在庫一掃セールの時などにとても役立つでしょう。
セール期間のスタートと終了も設定可能なので、セールが終了すると同時に表記を自動で元に戻せます。セール直前は在庫確認や仕入れなどで多忙になるため、その前の手の空いている時にセール設定作業ができるのは、とても助かるのではないでしょうか。ただし、BASEデザインマーケットで、プロのデザイナーが販売しているテーマを使ってショップサイトを構築する場合、一部この「セール」が使えないものもあります。詳しくは、選択しているテーマの「テーマ情報ー対応」で必ず確認してください。
SNSの中でも目に見えて存在感を増している「Instagram」。とくに20代の約78%、10代の約72%、30代においても約57%が使用しているという普及率を誇ります。
「Instagram販売」を使うと、Instagramの投稿に商品をタグ付けできるので、ユーザーがタップすれば、そのままダイレクトにBASEの自社ページに誘導できます。一つの投稿につき5点の商品まで、複数の投稿をしている場合は最大20点までのタグづけが可能です。国民の4人に1人は利用しているという圧倒的影響力をもつInstagramとうまく連携できれば、かなりの販促強化を期待できます。
ただし気をつけなければならないのが、Instagramと連携する前に、それを運営するメタ社のFacebookとの連携が必要ということです。しかも正式に使用するためには、審査を通過しなければなりません。これはさほど厳しいものではなく、何らかの規約違反をしていないかその履歴がなければ、通常、長くとも4週間以内にはパスできるでしょう。
とくに注意すべきは、Facebookが禁止しているコンテンツや制限コンテンツを絶対に扱わないということです。例えば、アルコール関連の商品や金融商品、仮想通貨、ギャンブル系、医療機器、土地、動物などは、厳しく規制されるので要注意です。国籍や民族、性別、性的マイノリティへの差別、暴力などを想起させる商品やサービスの提供も、固く禁じられています。
ショップサイトでユーザーへの訴求力を高めようと思えば、「視覚」と「聴覚」への巧みなアプローチが、欠かせません。
「商品説明カスタム」なら、動画、スライドショー、テキストパーツを商品ページに追加できます。具体的には「YouTube」や「Vimeo」で作成した動画コンテンツを挿入したり、画像も単独ではなく、複数枚をスライドで動的に見せられたり、その画像にキャプションや説明文を付けられる、といった具合です。
これにより、商品の製造過程や使い方をより分かりやすく伝える演出が実現します。視聴者の感覚にダイレクトにアピールできる手段として、ぜひ活用したいAppsの一つといってよいでしょう。なお、こちらも「セール Apps」同様、デザインマーケットで購入したテーマを使う場合は、非対応の可能性があるので、「テーマ情報ー対応Apps」で必ず確認してください。
売上アップをはかるには、新規顧客の獲得も大切ですが、いかに既存顧客のリピート率を向上させるかも非常に重要な要素となります。
そこで「メールマガジン」を使えば、指定したタイミングや日時に、既存顧客やショップへのアカウント登録を済ませている見込みユーザーに、メールマガジンをピンポイントで配信することができます。新商品やセール、お得なクーポンの紹介、さらに商品ページへのリンクも挿入できるので、インサイトを掘り起こし、購入へと誘導する貴重な手段となるでしょう。
メールマガジンが配信できるのは、1日3回までです。ただ、あまりに頻繁に送りすぎると逆に嫌悪感をもたれたり、ブロックされたりする可能性があるため、この制限が厳しすぎるということはないでしょう。
売上アップを狙うには、ショップサイトへの信頼度を向上させることが大切です。その手段としてレビューの役割は、非常に重要です。
「レビュー」を使えば、サイト内に簡単にレビュー画面を設定できます。寄せられたレビューに返信もできるので、そのやり取りから他のユーザーや見込み顧客、潜在顧客にショップの良さをアピールすることが可能となります。
ユーザーとのつながりを強化するには、メルマガやレビューに加えて、ダイレクトにメッセージをやりとりできる機能も有効です。
「おみせコネクト」Appsを使うと、既存顧客とLINEで交流することができます。多数を相手に一斉送信したり、ターゲットを絞って送ったりといったことも可能。さらに、購入の翌日など、頃合いを決めて具体的なアクションがあった特定のユーザーにのみ自動送信もできるので、うまく活用すればマーケティング効果が高まるでしょう。
「AdSIST」を活用すると、AIとプロによるコンサルティングによって、効果を最大限に引き出す広告戦略を構築してもらえます。使用する以前と比べて、平均4倍強の売り上げアップ効果が見られるので、利用してみる価値はあるでしょう。
Instagram、Facebook、Google、Yahoo!、LINEなどの集客媒体に対応しているため、自社サイトへのアクセス数の大幅増加が期待できます。
初めての場合は、無料の「フリープラン」から試せます。本格的に利用する場合は以下の2種類から選択します。
売上アップを狙えるAppsを、ショップサイト内に上手く取り入れることができれば、新規顧客だけでなく、既存顧客、見込み顧客への訴求力があきらかに高まります。ユーザーの心理を巧みにくすぐる秀逸なサイト構築を行い、確実な売上の向上を狙いましょう。そして、BASEでのショップ運営が軌道に乗ってきたら、発送に関する業務を自動化して効率化してみませんか?STOCKCREWはBASEとのAPI連携を行っているので、受注から発注までを自動化できます。それによってどれぐらい業務の効率化を図れるのか?詳細は以下のボタンからお気軽にお問い合わせください。
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