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ECモール5社を徹底比較!出店するメリットや注意点も解説

作成者: STOCKCREW(公式)|2023年06月13日

ECモールとは、ECサイトを束ねるショッピングモールのようなサービスであり、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング、au PAY マーケット、Qoo10などが該当します。現在ECモールには、さまざまな種類があるため、どれを選ぶべきか悩む方も多いことでしょう。本記事では、ECモール5社を初期費用や月額料金、手数料を徹底比較します。また、ECモールに出店するメリットや注意点も解説します。

ECとは?

EC(electronic commerce)とは、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのインターネット上で行うビジネスのことです。近年スマートフォンの普及と同時にインターネットも普及したことで、ECサイトによるインターネットショッピング市場の規模が大きくなっています。

インターネットショッピングが普及したことで、どこからでも商品を購入できるようになり、多くの方が積極的に商品を購入する時代になっています。ECサイトによる、ビジネスは技術の進化とともに今後も増加する可能性が高いです。

ECモールとは?

ECモールとは、ECサイトを束ねるショッピングモールのようなサービスであり、Amazon楽天市場Yahoo!ショッピングなどが該当します。ECモールを利用してECサイトを出店することで、集客力が高く、初期費用や運用費用などを抑えたビジネスが可能です。また、ECモールを利用することで、比較的簡単にECサイトを出店できるため、多くの方が現在サービスを利用し、新たなECサイトを出店しています。

 

ECモールの種類

ECモールの種類は「テナント型」と「マーケットプレイス型」の2種類に分けられます。ここでは、ECモールの種類それぞれの特徴を詳しく解説します。

 

テナント型

ECモールのテナント型は、自社のECサイトをモール内に作る方法です。自社のECサイトのブランディングを効果的に行いやすい特徴があります。一方、ECサイトを自身で運営しなければならず、販売も自身で行う必要があるため、手間がかかります。具体的には、楽天市場やYahoo!ショッピングなどが該当します。ECモールのメリットを受けつつ自社ECサイトのブランディングを効果的に行いたい方におすすめです。

 

マーケットプレイス型

ECモールのマーケットプレイス型は、商品をモールに出品する方法です。自社ECサイトを作成する必要がないため、管理・運営の手間がかかりません。一方、自社ECサイトを作成できないため、ブランディングが行えず、効果的なビジネス戦略を取りづらくなる傾向があります。手間をかけずに簡単に商品を出品したい方におすすめです。

ECモールに出店するメリット

ECモールに出店するメリットは次のとおりです。

  1. 低コストで始められる
  2. 集客力が高い
  3. 購入率が高い
  4. サポートを受けられる

以下、ECモールに出店するメリットを詳しく解説します。

 

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低コストで始められる

1つ目のメリットは、ECサイトを低コストで始められることです。ECモールに出店しない方法の場合、いちからECサイトを作成し、出店・運用するための費用などさまざまな費用がかかります。しかし、ECモールにECサイトを出店すると、ECサイトをいちから作成しなくて済み、運用も比較的簡単です。

 

集客力が高い

集客力が高い点もECモールに出店するメリットのひとつです。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECモールは、多くの方が認知しているサービスであるため、いちから自社ECサイトを宣伝する手間が省けます。集客力が高いことで、自社ECサイトを利用する可能性のある見込み客が多くなり、ビジネスを行いやすい環境が整います。

 

購入率が高い

独自にECサイトを運営している場合に比べ、ECモールで出店・出品をしている場合のほうが来店したユーザーの購入率が高いです。独自のECサイトの場合、来店したユーザーの約2%が商品を購入していれば購入率が高いといえます。一方、ECモールでは、来店したユーザーの約5%前後が商品を購入するため、ビジネスを行いやすいメリットがあります。

 

サポートを受けられる

ECモールに出店・出品をすることで、サービスごとのサポートを受けられます。とくに、ECビジネスのコンサルティングや物流倉庫の利用などのサポートを用意しているECモールが多く、ECビジネス初心者の方でも安心してビジネスが行えます。

ECモールに出店する際の注意点

ECモールに出店する際の注意点は次のとおりです。

  1. 自由度が低い
  2. リピーターの獲得が困難
  3. 競争率が高い 

ECモールに出店することで得られるメリットは多くなりますが、同時に注意点もあります。

 

自由度が低い

ひとつ目の注意点は、独自にECサイトを運営する場合に比べ、自由度が低いことです。独自に運営している場合は、自分の好きな機能をカスタマイズしてECサイトを運営できます。しかし、ECモールに出店・出品する場合は、ECモールのシステム範囲内またはサービス範囲内の機能でしか運営ができません。カスタマイズ性が高く、自由度の高いECビジネスを行いたい場合は、独自のECサイト運営がおすすめです。

 

リピーターの獲得が困難

リピーターの獲得が困難な点もECモールの注意点のひとつといえます。リピーターを獲得するためには、そのための仕組み作りが重要です。しかし、ECモールでは行えることに限りがあるため、リピーター獲得の施策を組み込みづらくなります。

リピート通販の詳細は「リピート通販拡大には同梱物!発送代行での活用ポイントは?」で紹介しています。

 

競争率が高い

ECモールは、登録するだけで簡単に利用できる反面、ビジネスを始めやすくなっているため、競合他社が多く競争率が高いのが実情です。競合他社との差別化を行わなければ、自社ECサイトのサービスが利用されにくくなり、ビジネスを効果的に行えなくなります。

ECモール5社徹底比較

ECモールの中でも多くの方がご存じの5社を徹底比較していきます。

  Amazon 楽天市場 Yahoo!ショッピング au PAY マーケット Qoo10
初期費用 無料 60,000円 無料 無料 無料
月額料金 4,900円

がんばれプラン:19,500円

スタンダードプラン:50,000円

メガショッププラン:100,000円

無料 4,800円 無料
手数料 8%~15% 売上に応じて変化 5.6% 10% 6~10%
特徴 集客力が高い 会員・ユーザーが多い 初期費用と月額料金が無料、手数料も低い 会員・ユーザーが多い 初期費用と月額料金が無料、とてもシンプル

 

以上5社を比較し、項目別のおすすめモールは以下のとおりです。

  1. 低コストで始めたい場合:「Yahoo!ショッピング」「Qoo10」
  2. 集客力が欲しい場合:「Amazon」
  3. 会員・ユーザーによるリピーター獲得を狙いたい場合は:「楽天市場」「au PAY マーケット」がおすすめです。

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ECモールに出店する際のポイント

ECモールに出店する際のポイントは次のとおりです。

  1. Amazonは出店ではなく出品
  2. Amazonと楽天市場は集客力が高い
  3. 競合が少ないのは楽天市場とau PAY マーケット
  4. 初期費用と月額料金を抑えたいならYahoo!ショッピングとQoo10 

ECモールに出店する際には以上のポイントを意識し、自社ECサイトに合うECモールを選択しましょう。

まとめ

本記事では、ECモール5社を初期費用や月額料金、手数料を徹底比較しました。それぞれのサービスのおすすめな特徴は次の通りです。

  1. Amazon:集客力が高い
  2. 楽天市場:会員・ユーザーが多い ※楽天についてもっと知りたい方はこちら
  3. Yahoo!ショッピング:初期費用と月額料金が無料、手数料も安い
  4. au PAY マーケット:会員・ユーザーが多い
  5. Qoo10:初期費用と月額料金が無料、とてもシンプル

ECビジネスは、技術の進化とともに今後も発展していくことが予測されます。今後のECモールに注目していきましょう。

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