「ハンドメイド作品をネットショップで売ってみたい!」「自分の作品を世の中の人たちに楽しんでもらえる」と想像するだけでワクワクしてきますよね?そこで今回は、ネットショップでハンドメイドを販売する手順やメリット、さらにおすすめのネットショップサービスなども解説します。
まずネットショップでハンドメイドを販売する手順は次のとおりです。
以下、それぞれの詳細を解説します。
最初に何を売るお店にするのかを決めます。ハンドメイドを販売したいとお考えなら、多くの方は商品やカテゴリーが決まっているかもしれません。ただ、中には売りたいものは明確に決まっていないものの、手先が器用なので何か作って販売してみたいという場合もあるでしょう。
後ほど紹介する「おすすめのネットショップサービス」でどのようなハンドメイドが人気があるのかチェックするのもおすすめです。そして、このレベルなら自分もやれそうだ、というものを見つけてください。
何を売るかを定めたらショップ名とお店のコンセプトを決めていきます。自分らしい名前にしたり、オリジナリティのある響きを考えたり、「こんな雰囲気のお店にしたい」というコンセプトとセットでネーミングしてみましょう。
どのようなお店にしたいかというイメージが固まったら、どのネットショップサービスで販売するかを決めます。ハンドメイドは作り手の個性がはっきりしやすい特徴があるため、その雰囲気や持ち味とマッチしたネットショップサービスを選択するとよいでしょう。
よって、上記の「ショップ名とコンセプトを決める」というステップと同時に、候補となるネットショップサービスのテイストや出品者の傾向、商品ページのレイアウト事例を比較しながら、どれにするかを決めていくのもよいかもしれません。もちろん、自分でネットショップを構築したい場合は、物販全般を対象としたネットショップ開設サービス(後述)もあるので参考にしてください。
ネットショップにおいて、「商品画像」と「商品説明」は売上を左右する最大の要素といっても過言ではありません。商品画像は美しく、鮮明に見せることによってユーザーへの訴求力が大幅に高まります。商品説明は直接会って伝えられない分、丁寧に仕上げるようにしましょう。ハンドメイドの場合は、作業工程を画像や動画とともに説明するのもよいかもしれません。作るようになったきっかけや作品作りでこだわっているポイントなどをストーリーで示すのもファンやリピーターを増やすために有効です。
注文が入ったらそのあとは梱包・発送しなければなりません。心を込めて作った作品が破損したり型崩れしたりしない梱包方法を考える必要があるでしょう。また発送方法によって料金に差が生じます。どの配送業者の、どんなサービスが最適かをしっかりと比較検討し、より費用対効果の高いものを選んでください。
ネットショップでハンドメイドを販売するメリットはおもに3つあります。
以下、それぞれについて解説します。
ハンドメイド販売には、得意なことでお金を稼げるという幸せがあります。得意分野を職業にしている人は意外と少ないのが現実で、多くの人は趣味で終わるものです。その点ネットショップであれば、自宅に居ながらにして世の中の多くの人たちの目に自身の作品を知ってもらえます。そして買い手がついた時の喜びは、想像以上といってよいでしょう。
ネットショップは個人で経営するわけですからノルマがありません。もちろん人気が出れば、お客様を待たせることになるので、早く作らなければならないこともあるでしょう。しかしその点も含めて、企業で雇われているわけではないので、あくまで自分のペースで仕事ができる点は大きな魅力です。
ネットショップサービスを使えば、スマホ一つでだれでも簡単に自身のショップを開設できます。スペースを借りたり、ディスプレイしたりといった手間や費用は必要ありません。低リスクで始められるというのは、他のビジネスと比較しても大きな安心材料となるでしょう。
ハンドメイド商品を販売するに当たり、おすすめのネットショップサービスを紹介します。
ハンドメイドマーケットでは日本最大(2021年8月時点)の「minne」。86万件を超える作家やブランドの約1,500万点を超える作品が展示・販売されています。とくに20〜40代のハンドメイド好きユーザーから圧倒的な支持を得ています。海外への配送も可能で、自身で販売せずに代理販売を委託することも可能です。
●月額手数料無料
●販売手数料→商品代金と送料の合計の10.56%(税込)
「iichi」は、スマホ一つで簡単にハンドメイドが出品できます。取引ナビが出品までのプロセスをわかりやすく教えてくれ、独自の決済システムにより代金のやり取りをお任せできる点も便利です。ワークショップや展示会のお知らせ、アクセス解析、新着メール機能なども充実しているので、マーケティングがしやすいでしょう。
●月額使用料無料
●成約手数料→商品代金の20%(送料は除く)
「BASE」は、国内のネットショップ開設サービスとして圧倒的な実績と人気を誇ります。80種類を超える機能を備えた専用のアプリを活用すれば、本格的なネットショップが構築可能です。
●スタンダードプラン→サービス手数料3%+決済手数料3.6%+40円(40円は注文ごとに請求されます)
●グロースプラン→月額5,980円+決済手数料2.9%
スタンダードプランは、作品が売れるまで費用がいっさいかかりません。月商17万円くらい(あくまで目安)までは、グロースプランより割安のため、最初はスタンダードプランから始めるのがおすすめです(いつでもプラン変更は可能)。
「Shopify 」は世界170カ国の国と地域でサービス展開する世界屈指のネットショップ開設サービスです。海外向けに作品を売り込みたい方にはうってつけでしょう。
●ベーシック→33米ドル/月(年払いなら25米ドル/月) クレジット手数料3.4%
●スタンダード→92米ドル/月(年払いなら69米ドル/月) クレジット手数料3.3%
ただし、作品が全く売れなくても費用が発生するので、初心者にとってはハードルが高いかもしれません。
ネットショップでハンドメイドを販売する際は以下の点に注意しなければなりません。
うっかりが思わぬ失敗の原因にならないよう、以下の解説をしっかりチェックしておきましょう。
ハンドメイドではしばしば著作権侵害が問題になります。無断で真似たり、あきらかにコピー品とわかるようなデザインにしたりして売るのは犯罪です。ぬいぐるみやトートバックなどの生地にキャラクターがプリントされていても著作権侵害となる恐れがあるため十分に気をつけてください。あくまで「ハンドメイド=オリジナル作品」であることが原則です。
食品を販売する際には、許認可が必要です。具体的には、
という2つの資格が必要です。したがって、食品を扱う場合は、これらの事前準備を計画的に行ってください。
ハンドメイドを販売する場合、一定以上の収入を得ると確定申告が必要になります。申告先は住民登録をしている納税地を管轄している税務署です。確定申告が必要なケースは以下の2パターンです。
この場合の収入は、「雑所得」に区分され、「売上金額−必要経費」で算出されます。
必要経費は、ネットショップサービスへの手数料や材料費、仕入れのための交通費、道具の購入費、梱包資材などの雑費を指します。
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ネットショップでハンドメイドを販売するのは、決して難しくありません。スマホがあればだれでも簡単に始められます。ぜひ自分にしか作れないネットショップを開設して素敵な作品を多くのユーザーに届けてください。
また、商品をユーザーに届ける大切な業務は数が増えると大変手間になる上、在庫管理のわずらわしさもでてきます。このような状況になったらぜひ、STOCKCREWの発送代行サービスがお手伝いします。発送代行とは?在庫管理が大変で…どんなことでもかまいません。お気軽にお問い合わせください!