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EC物流企業ランキング!選定基準やおすすめサービスを比較【2023年版】

作成者: STOCKCREW(公式)|2023年06月15日

ネットショップ経営ではEC物流サービスへのアウトソーシングが非常に重要です。商品が良くても、受注してからユーザーの手元に届くまでのパフォーマンスに問題があると顧客満足度は大幅に下がってしまいます。とはいえ、対象となるEC物流企業は数多く存在するので、いざ選ぶとなると迷ってしまう方が多いかもしれません。そこで今回は、EC物流の選定基準やおすすめの企業6社をランキングで紹介します。

EC物流とは

EC物流とは、主にtoC通販を手がけるネットショップの物流業務全般と、その業務を代行するサービス企業のことを指します。具体的には、荷主の荷物の入庫→棚入れ→在庫管理→ピッキング→流通加工→梱包→出荷 といった一連の流れを指します。

自社対応するケースもありますが、注文数が増加するとコア業務に注力しながら物流業務を並行して完璧にこなすのは、どうしても無理が生じます。そこでEC物流代行業者にアウトソーシングすると、上記のような物流業務が一任できます。加えて、在庫の過不足の確認やカスタマー対応、さらにはコンサルティングまでを依頼することが可能となるので、非常に便利かつ頼りになるでしょう。

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【2023年度版】EC物流完全ガイド:EC物流の仕事内容から業界の課題まで解説

EC物流の選定基準

EC物流を選定する際に、どのようなことを基準にすると良いか?まずは基本的な事項を解説します。

 

サービス内容

EC物流でまず注目しなければならないのは、サービス内容です。自社が必要とするサービスが受けられないとすればその企業は対象外となります。例えばスピード配送にどこまで対応できるか、流通加工や同梱についてこちらの理想通りにこなせるのか、といった具合です。

さらにサービス内容は、そのEC物流の倉庫自体の機能や設備とも深く関係してきます。AI検品や移動棚、自動仕訳や自動梱包、その他ロボティクスの活用など、物流の効率化と競争力強化を意図した最近の物流倉庫の進化ぶりは目覚ましいものがあります。それらの条件によって、代行業務の精度にかなりの開きが出ます。

すべての面において理想通りというわけにはいかないかもしれません。しかし、これだけは譲れないという項目を筆頭に、重視したいサービス内容や機能に優先順位を付けたうえで探していくと絞りやすいでしょう。

 

ロケーション

物流倉庫がどこにあるのかというロケーションも大事な条件となります。ユーザーの居住地と物流倉庫が離れていると配送料が高くなります。そのため、もしユーザーの居住エリアが、関東圏内、四国・九州エリアというように比較的定まっている場合は、その近辺や隣接地域に倉庫をもつ業者が好ましいです。

一方、ユーザーの居住エリアが全国に散らばっている場合は、複数地域に分散できる業者(東北・関東・中部・関西・九州など)か本州の中心にあたる甲信越〜中部エリアあたりの倉庫を持つ業者がよいかもしれません。

 

料金

サービスが充実していたり、ロケーションが都心に近くなったりするほど、EC物流の料金は高くなるのが一般的です。そしてオプションサービスの利用や委任する物量によっても料金が変わります。流通加工同梱などをオプションで依頼したり、コンサルティングを受けるとなると料金は加算されます。

さらに配送料を負担するとなるとEC物流以外にも相当のコストがかかってくるでしょう。つまりEC物流の選定にあたっては、サービスの内容とロケーション、そして料金プランを総合して最適解を追求する必要があります。

 

対応規模

最後に非常に基本的なことになりますが、依頼できる物量についても詳細に確認しておきましょう。というのも販売量が増えて、在庫を増やそうとしてもこちらが望む数量を受け入れてもらえないケースがあるからです。それを理由に物流倉庫を移転せざるをえない例も少なくありません。

許容量は商品や荷物のサイズや形状、重量、さらに温度や湿度といった保管条件によっても異なってきます。そのため、どの商品ならどれくらいの数量まで委任できるのかという点は、将来を見越す意味でも非常に大事な選択基準になるのです。

おすすめEC物流企業ランキングBEST5

これまで紹介したような点を踏まえてEC物流サービスの選定を行うのがベターですが、実際にどこから選べばいいのか?ひとまずメジャーなところをチェックするのが効率的です。続いてはおすすめ度によるおすすめのEC物流企業を5つ紹介します。

 

第1位 株式会社STOCKCREW

入荷から出荷まで一貫したサービス提供をしており、初期費用、固定費不要という非常にシンプルな料金体系になっています。しかも1点からでも対応可能。専属のエンジニアが24時間・365日保守を行い、カスタマーサポートやそれで対応できない案件はWebミーティングでフォローするというユーザーの立場に立った細やかな体制と心遣いが魅力です。創業以来右肩上がりで急成長している、信頼のおけるEC物流の一つです。

STOCKCREWの詳細はこちらからもご確認いただけます。
【2023年度版】発送代行完全ガイド

 

第2位 スタークス株式会社(クラウドロジ)

化粧品や健康食品、ペットフードなどで多用されるポストインサイズの実績が年間400万件に及ぶ、サブスク・リピート通販・D2C企業向けに倉庫とWMSをセットで提供しているEC物流です。enforce、shopify、リピートPLUSなど多くのECカートシステムとの連携が可能。Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど各種モールやネクストエンジンへの対応も得意としており、とくにチラシやサンプル、お礼状といった同梱ニーズにも非常に細やかに対応しています。

 

第3位 株式会社イー・ロジット

関東圏と関西圏に8か所、床面積の合計200,000平米弱におよぶフルフィルメントセンターを有する3PLです。とくにアパレル・健康食品・化粧品では高い支援実績があり、受注処理、カスタマー代行、商品の撮影代行、WMSとのシステム連携、そして365日、土日祝日も含めた即出荷体制も整備されています。物流コンサルティングや研修を通じた人材育成に注力している点も注目に値します。

 

第4位 EC物流ドットコム

創業35年目となり、その間約3,000社近くの物流代行を行っており、継続率は97%を誇ります。小ロットからの対応が可能で、最短2週間でサービス利用を開始することができます。東京と埼玉に3拠点、合計10,200平米の倉庫面積を有し、繁忙期の需要増や当日発送への緊急対応も可能。長年の経験から、商品に合わせた最適な梱包方法や利用サービスの変更を提案、在庫の過不足、欠品情報の共有などきめ細やかなサービスが高評価を得ています。

 

第5位 HYPグループ株式会社

業界初となる在庫保管料0円を実現。低コストで始められるのでネットショップ初心者でも安心です。連絡はLINEで行うため、小回りのきくスピーディーな対応が評判です。クラウド型システムの活用により、24時間・365日いつでもリアルタイムの状況確認が可能。契約後最短1週間で利用開始でき、継続率は99.8%、化粧品や日用雑貨といった小ロットのアイテムから、ファッション、医療機器まで幅広く対応しています。

まとめ

EC物流はネットショップにとってなくてはならない強い味方です。しかし選び方を間違えると利用する効果が半減するどころか、かえってマイナスになってしまう恐れもあります。今回紹介した選定基準を参考にして、ぜひ自社に合った業者を見つけ出してください。

選定基準に沿ってもなかなかEC物流業者を決められないという方は、お気軽にSTOCKCREWにお問い合わせください。