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物流業界の資格を紹介!「現場」「管理」「国際」別のおすすめ資格とは

物流業界の資格を紹介!「現場」「管理」「国際」別のおすすめ資格とは

物流業界の資格種類はとても豊富です。そのため、どの資格を取得して良いのか迷ってしまうでしょう。本記事では、物流業界の資格を「現場」「管理」「国際」に分けて解説するほか、取得しておくとメリットがあるオススメの資格を紹介します。

目次

物流業界の資格はどんな意味がある?

物流業界において、資格取得には大いなる意味があります。なぜなら、資格を取得しておくと、その分野のプロフェッショナルと認識されるからです。例えば、新しいプロジェクトが始まる際は、無資格者よりも有資格者を優遇する傾向があります。したがって、もし長期的に物流業界で活躍したいと考えているのであれば、積極的に資格を取得することをおすすめします。

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【現場】物流業界のおすすめ資格3選

こちらでは、物流業界の中でも、特に現場で活きる資格「フォークリフト運転技能者」「危険物取扱者」「自動車免許」について紹介します。

 

フォークリフト運転技能者

倉庫内で重い荷物を運ぶ際に使用するフォークリフトを扱うためには、フォークリフト運転技能者の資格が必要になります。フォークリフト運転技能者の資格難易度は低く、定期的に開催されている講習に参加し、試験に合格すれば取得できます。

【資格の特徴】
資格種類:国家資格
難易度:比較的簡単


危険物取扱者

 

危険物取扱者は、定められた量以上の危険物を取り扱う際に必要な資格です。また、「化学工場」「石油貯蔵タンク」などでも必要とされます。

試験科目には以下の3種類があります。

  1. 「丙種」:燃焼や消化に関する知識を問われる
  2. 「乙種」:基礎物理学や基礎化学に関する知識を問われる
  3. 「甲種」:物理学や化学に関する知識が問われる

【資格の特徴】
資格種類:国家資格
難易度:物流資格の中では中間程度

 

自動車免許

配送業務で必要な自動車免許ですが、「大型」「中型」「大型特殊」「けん引」などの分類があります。ドライバーとして配送業務を行うためには、普通自動車以外の免許取得が必要になります。いずれかを取得すると仕事の範囲がグッと広がります。

しかし、取得には数カ月以上教習所に通う必要があるため、現職のスケジュール管理が必要になります。

【資格の特徴】
資格種類:国家資格
難易度:比較的簡単

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【管理】物流業界のおすすめ資格3選

続いては物流業界でのスキルアップに役立つ資格を紹介します。とくに管理業務に役立つ資格は以下の3つです。

  1. 倉庫管理主任者
  2. 物流技能管理士
  3. 衛生管理者

倉庫管理主任者

倉庫管理主任者とは、国土交通省が定めている基準をもとに、倉庫管理業務を担当できることを証明する資格です。資格取得者は倉庫内での火災防止策などを習得するため、倉庫作業には欠かせない人材と言えるでしょう。しかし、意外にも取得難易度は低く、講習受講で資格を取得できます。そのため、以下に紹介する受験条件を満たしている場合、次のステップに上がるために取得しておくべき資格と言えます。

【受験条件】

  1. 倉庫管理業務で、指導監督的実務経験が2年以上ある方
  2. 倉庫管理業務で、実務経験が3年以上ある方
  3. 国土交通省大臣が定める倉庫管理に関する講習を修了した方
  4. 国土交通省大臣に他条件と同等以上の知識および、能力を有すると認められた方

【資格の特徴】
資格種類:民間資格
難易度:簡単

 

物流技能管理士

物流技能管理士とは、物流システムの設計や計画、分析などを担当し、物流全体の総合的なマネジメント能力を身につけるための資格です。資格取得のためには、日本ロジスティクスシステム協会が開催する「物流技術管理士資格認定講座」を受講する必要があります。そして、講座受講後に総合試験合格で取得という流れになります。ちなみに合格率は90%前後と高く、比較的取得しやすい資格だと言えるでしょう。

【資格の特徴】
資格種類:民間資格
難易度:比較的簡単

 

衛生管理者

常時50人以上のスタッフが活動している事業所では、衛生管理者が最低でも一人必ず在籍している必要があります。衛生管理者の目的は、働いているスタッフの健康障害を防ぐことです。衛生管理者保有者は物流業界関係なく、どこの事業所でも必要な人材であるため、物流業界以外でも価値のある資格となっています。なお、合格率は40~50%とこれまで紹介した資格と比較すると若干難易度は高めとなっています。

【資格の特徴】
資格種類:国家資格
難易度:比較的高め

【国際】物流業界のおすすめ資格3選

国際物流にかかわる業務を行うのであれば、以下の3つの資格が役に立ちます。

  1. 通関士
  2. 貿易実務検定
  3. 国際物流管理士

通関士

通関士は、通関手続きを代理で担当できる資格です。海外との取り引きがある場合「関税」「消費税」などを正しく計算しなければなりません。そこで、活躍するのが通関士です。通関士は商品の輸出入をスムーズに行うために、通関申請を代行する役割を果たします。

【資格の特徴】
資格種類:国家資格
難易度:高め

 

貿易実務検定

貿易実務検定は、海外営業・貿易手続き・貿易に関する財務などを担当する資格です。担当できる業務内容は幅広く、所属する会社によって業務内容は大きく違います。貿易実務検定保有者は、海外進出を検討している企業や、海外の取引業者を増やしたい企業には、必要不可欠な人材と言えます。なお、試験難易度は2種類あります。

  1. C級:1〜3年以上の基礎レベル、決まった業務を担当できると証明
  2. B級:1〜3年以上の実務経験レベル、貿易実務を広く担当できると証明

【資格の特徴】
資格種類:民間資格
難易度:合格率は50~60%ほどで、しっかり勉強すれば合格できるレベル

 

国際物流管理士

国際物流管理士は、国際物流全般の専門知識やマネジメント技術を身につけていることを証明できる資格です。講座内容の一つにグループディスカッションがあるため、より実践的なスキルが身につきます。受講期間は20日間でトータル期間は7カ月ほどです。最後には、筆記試験が用意されており、合格基準を満たすと取得できます。合格率は90%と比較的高いため、試験内容よりも講座と仕事の両立が難しい資格だと言えるでしょう。

【資格の特徴】
資格種類:民間資格
難易度:比較的簡単

まとめ

今回は、物流業界の資格を【現場】【管理】【国際】に分けて紹介しました。今回紹介した資格を取得する際は、物流業界で目指している立ち位置を考えた上で取得することが肝心です。

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