Shopifyでビジネスを始めたい場合、どれだけコストがかかるのかが気になるところ。プランによってサイト構築費用も異なるため、予想している売上に合わせて実際にかかる費用を計算する必要があります。お小遣い稼ぎならまだしも、Shopifyで本格的にビジネスをしたい場合、サイト構築費用は非常に重要です。ここではShopifyでサイト構築費用を紹介していきます。
まずはShopifyで実際にかかる構築費用をみていきましょう。Shopifyではシステム利用料として月額の料金と決済手数料が発生します。また、サイト構築を外注したい場合はその費用も必要になります。
Shopifyでのシステム利用料として「月額利用料」と「決済手数料」があります。
【月額利用料】
Shopifyの契約はそれぞれプランがあり、できることも違ってきます。
1ドル145円で換算した場合をみていきましょう。ベーシックプランは25ドル(約3,600円)、スタンダードプランは69ドル(約10,000円)、プレミアムプランは299ドル(約43,000円)となります。なお、上位プランのShopify plusでは2000ドル(約29万円)となっています。プランごとに機能が異なるため、サイト構築費用と自社ブランド商品数や売上に応じて選択する必要があります。
【決済手数料】
Shopifyでは独自の決済方法があり「Shopifyペイメント」を利用すると、販売手数料が無料になります。また、PayPayとも連携可能なので、多くの利用者にとってもプラスになるでしょう。
基本的にクレジットカードを用いた決済が主流ですが、Shopifyでは利用料の安いベーシックプランで3.4%となっています。ほかのECカートサービスよりも比較的安価ですし、上位プランになるほど決済手数料も安くなっていきます。
自社でECサイトを構築するにはスキルや時間が足りないという場合、ShopifyのECサイト構築を外注することになります。後述しますが、サイトの規模によって制作費用が異なり、基本ベースのみでは30万円前後となっています。ただ、大規模な展開をしていきたいECサイトの場合、1,000万円を超えるケースもあるので費用対効果をしっかり見極める必要があります。
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ShopifyでECサイトを構築するには、自社で構築、フリーランスやWeb制作会社、ECサイト構築会社へ委託の3パターンがあります。
Shopifyには学習コースを搭載しており、初めてECサイトを構築する人でも商品の仕入れから集客方法までを学ぶことができます。この方法を採用するメリットとして、外注しないので費用が発生しない点です。また、機密情報の漏洩も防げます。
一方で、ある程度プログラムやWeb制作のスキルがないと、満足できるものに仕上がらないことも。ECサイト構築はそのまま集客につながりますので、サイト制作に不安があるのであれば、外注するのが無難です。
Web制作会社に依頼すると大幅にコストが増えてしまいます。個人でもスキルの高いWeb制作者は国内にも多数います。それほど大規模でないサイト構築の場合、フリーランスに業務委託することでコストを抑えられます。大きなWeb制作会社では料金体系がパッケージになっており自由度が低い場合が多いのですが、フリーランスでは料金はサイト制作に関していろいろと注文しやすいというメリットもあります。
しかし、サイト、ショップの仕上がりについては個人の力量によって左右されやすいため、人選が重要になります。
本格的にECサイトでビジネスを展開したい場合、Shopifyを専門に扱っている制作会社へ制作を委託する方法がメジャーです。Web制作会社やECサイト構築会社はこれまでに多数の実績があり、人材も多くかけられるのでクオリティに期待できます。大規模なECサイトにしたい場合には専門会社に委託するほうが無難でしょう。
その分コストもかかりますが、個人の力量に左右されやすいフリーランスだと不安ということであれば、制作会社への委託がおすすめです。
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Shopifyを外注する場合のサイト構築費用の相場をタイプ別に紹介します。
シンプルなデザインで基本機能のみでサイト制作する場合のECサイト構築費用は、30万円から100万円程度が相場となります。Shopifyのテンプレート通りにデザインされますが、小規模のECサイトを構築するなら十分といえます。
基本機能のみではできることも限られています。そこで、もう少しオリジナリティを含んだデザインにしたい場合、ECサイト構築費用は100~300万円ほどが必要になります。オリジナルデザインの場合はプログラムの知識が必要となりますので、カスタマイズが多くなればその分コストがかかります。が、他社との差別化のためと料金、と割り切れれば決して高い相場ではありません。
独自のシステムなど、大規模な展開をしたい場合のECサイト構築費用は300~1,000万円が相場となっています。すでに起動している自社のプラットフォームや基幹システムがあり、それと連携したい場合、マーケティングや販促のサポートも加味して一定以上のコストが必要となります。自由度が高い反面、使いやすくて独自のブランドを展開できますが、その分コストがかかる点を留意しておかなければなりません。
Shopifyでのサイト構築を得意とする制作会社を紹介します。
株式会社KOSHIKIは中小企業に特化したWeb制作も展開しており、Shopifyでの運用も行っています。すでにShopify Expertとして認定されていますし、ShopifyでECサイトを構築したい事業者向けに専用のプランを用意しています。
コマースメディア株式会社はECサイト構築を含めたEC事業全般をサポートしています。Shopify Expert認定企業なので、ShopifyでのECサイト構築や運営には多数のノウハウを持っており、ECモールの制作にも力を入れているのが特長です。
世界へボカン株式会社は海外市場に特化したWeb制作会社です。越境ECや海外市場調査と英語圏SEO対策といった海外展開したいECサイトを構築するならおすすめといえます。
Shopifyでも多数の越境ECサイトを構築しており、スタッフも海外勤務経験があるので競合他社との差異化を図ることが可能です。
ECサイトを専門的に扱っている会社でも、Shopifyでの実績が特に重要であり、専用アプリの開発も行っている企業が選定にあたっての大きなポイントとなります。
ECサイト構築費用は数社に相見積もりを取って比較し、Shopifyでの実績がある会社から選定するのがおすすめです。さらに、導入後のショップ運用をサポートしてくれるかどうかも重要なポイントになります。ShopifyでのECサイト運用がまだ不安な場合、充実したサポートを展開してくれるWeb制作会社は安心して任せることができるでしょう。
ShopifyでのECサイト構築費用は、契約するプランによって異なります。ShopifyでのECサイト構築は自社で制作するか、フリーランスや専門のWeb制作会社に業務委託するかでも費用が大きく変わってきますし、制作したいECサイト・ショップの規模で金額も変わります。どの企業を選定すればいいのか分からない場合、Shopifyでの実績などを参考にして、相見積もりを取ってから絞り込んでいくことをおすすめします。
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