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BASEの費用を詳しく解説!お得感を高める使い方も!

BASEの費用を詳しく解説!お得感を高める使い方も!

ネットショップを開設する方法のひとつとして、費用をかけずに始められる「BASE」があります。BASEはスタートまでは無料でも、その後の運用には手数料などの費用がかかります。料金プランによって手数料が異なるうえ、そのほかのコストが必要なので、事前によく理解しておく必要があります。

目次

BASEで必要な費用とは

BASEでは、ネットショップの構築自体は無料でできますが、商品を販売するにあたってはさまざまなコストがかかります。具体的には、以下の5項目になります。

  1. 決済手数料
  2. サービス利用料
  3. 振込手数料
  4. 事務手数料
  5. その他のオプション手数料

以下、それぞれについて詳しく解説します。

決済手数料・サービス利用料

BASEを利用する際には、「スタンダードプラン」と「グロースプラン」の2つの料金プランからいずれかを選択します。なお、どちらも無料でネットショップを開設できるので、お好みのほうを選べばOKです。

それぞれの料金を算出するプロセスで、スタンダードプランでは「決済手数料」と「サービス利用料」が、グロースプランでは「決済手数料」のみが発生します。

スタンダードプラン

決済手数料+サービス利用料=(商品代金+送料)×3.6%+40円+(商品代金+送料)×3.0%

※(商品代金+送料)×3.6%+40円→決済手数料(40円は、注文のたびに請求されます)

 (商品代金+送料)×3.0%→サービス利用料

 

グロースプラン

決済手数料=(商品代金+送料)×2.9%+月額5,980円

上記の式で算出された金額を毎月支払うことになります。ちなみに、商品代金と送料は消費税込みの金額で計算します。

 

どちらのプランが安いのか?

ここで疑問になるのが、どちらのプランがおトクなのかという点です。特筆すべき点として「スタンダードプラン」の場合は、商品が売れない限り1円も手数料が発生しないということです。

上記の式を見ればわかりますが、注文が入らなければ、商品代金も送料も0円。よってそれぞれ3.6%と3.0%を掛ける決済手数料とサービス利用料はかかりません。1回の注文ごとに請求される決済手数料の一部の40円も、発生しません。

一方「グロースプラン」については、商品が売れても売れなくても、毎月必ず5,980円が請求されます。ここがスタンダードプランと大きく異なる点です。つまり毎月必ずある程度の売り上げが発生する保証がない状態でグロースプランを選択すると、損をする可能性が出てきます。

上記を踏まえつつ、さらに詳しく掘り下げると月商が17万円くらいまでであれば、スタンダードプランの方が、グロースプランより得をすると考えられます。逆に、月商が17万円を超える場合は、グロースプランのほうが得といえます。したがって、最初はスタンダードプランからスタートし、継続して月の売り上げが17万円を超える状態になった時点で、グロースプランに切り替えるというのが妥当でしょう。現にBASEもそのように推奨しています。

参考までに、少し細かくなりますが、上述のようにスタンダードプランは、注文のたびに必ず40円が加算されます。一方、グロースプランの料金は、注文数の増減に影響されることはありません。

よって、スタンダードプランは、月商が同じ17万円であっても、例えば1人のユーザーからの場合と、1,000人からの場合とでは、料金が大きく変化します。具体的には、1,000×40円=40,000円となるので、1人の場合の40円との差は「39,960円」と大幅に増加することになります。そのため、扱う商品の単価が安いのか、高額になるのか、加えて1人あたりの注文単価やユーザー数の多寡によって料金プランの選択基準を変えたほうがよいということも念頭においておく必要があるでしょう。

振込手数料

BASEでは、ショップの売上はいったんBASEが預かり、ショップ側が振込申請をして初めて口座に振り込まれる仕組みになっています。その際に振込手数料が1回につき一律250円かかります。

 

事務手数料

さらに、上記の振込に際してその都度、事務手数料が請求されます。

事務手数料は、振込申請金額が2万円未満の場合に限り、500円が請求されます。2万円以上の場合は無料となります。よって、こまめに申請するよりは、2万円以上貯まってから申請したほうが事務手数料は免除されるのでおトクです。

また、売り上げがあった日から180日以内に申請しなければ失効してしまうので、注意が必要です。

ただし、2019年12月1日以降は、過去に自ら振込申請をして、問題なく振り込みが完了した経験がある場合、BASE側から失効金額の自動振り込みが行われるようになりました。振込申請を一度も行ったことがない場合は、完全に失効となってしまいます。

180日で失効となるのは、出資法上、BASEがショップオーナーの売上金を一定期間の長きに渡って預かり続けることができないからです。もし、失念等で振込申請をしていない場合、その期日が近づくとBASEより、ショップ管理ページへのお知らせと複数回のメールによってその旨が必ず通知されるようになっているので、すみやかに対応する必要があります。

オプション手数料

最後にその他のオプション手数料について解説しましょう。具体的には

サイトデザインの有料テンプレート
独自ドメインの取得
有料APPS

の3つになります。

BASEでは、サイトページのデザインとして11種類のテンプレートが無料で使えます。ただそれでは他のショップと似たようなレイアウトになり、オリジナリティに欠ける面があります。そこで、数千円~2万円くらいの有料テンプレートを活用すると、独自色を強められます。

また、BASEでは、デフォルトのドメインが無料で使用できますが、年間1,000~3,000円程度で独自ドメインを入手できます。独自ドメインのほうが検索結果でサイトが上位表示される可能性が高まるので、売り上げアップが期待できます。

さらにBASEには、次に紹介する「Apps」という機能アップのためのアプリケーションが約70種類あります。そのほとんどが無料で活用できますが、「BASEロゴ非表示」と「不正決済保証」については有料になります。

BASEロゴ非表示(500円)
通常ならサイトページにBASEのロゴが表示されますが、このアプリをインストールすると非表示にできます。先ほどの有料サイトデザインと併用すれば、より独自性の高いレイアウトを作成することができるでしょう。

不正決済保証(980円)
クレジットカードが不正利用された場合に被害金額が補償されます。

 

BASEでお得感を高める方法

以上、紹介した中で、その他のオプション費用以外は、削ることのできない必要経費になります。そのコストを高いと感じるか妥当と捉えるかは、個人差があると思います。いずれにせよ、その費用を相対的に安くするためには、売上をアップするほかありません。そのために、Appsを有効活用することをおすすめします。

Appsを使えば、以下の13項目の機能を無料追加することも可能です。

  1. 商品検索
  2. カテゴリー管理
  3. 送料詳細設定
  4. 予約販売
  5. テイクアウト
  6. SEO設定
  7. Instagram広告・販売
  8. Google商品連携・広告
  9. TikTok商品連携・広告
  10. CAMPFIRE連携によるクラウドファンディングクーポン発行
  11. Google Analyticsによるアクセス解析
  12. CSV商品管理・一括発送
  13. 再入荷自動通知

これらを使ってサイト機能を充実させ、操作性やUXを高めれば、かなりの効果が期待できるでしょう。ほかにも無料のAppsが数多く用意されているので、使えるものはすべて使って、最高のパフォーマンスが行えるように準備してください。

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まとめ

ネットショップを一から構築しようと思えば、膨大な費用がかかるものですが、BASEを使えば無料で開設できます。ただしその分、機能性やデザイン性に欠ける面があるため、SEO対策やAppsを駆使するなどしてそれらを補う工夫と努力が求められます。

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