ネットショップを運営し、ある程度の売上が立ってくると気になるのが発送業務。自社で発送するとなると、商品は売れてうれしいけれども発送作業に追われてしまい、メインの業務を圧迫してしまうことも。このような事態を避けるためには発送代行に業務委託するのがベターな方法です。
スムーズに発送代行に業務委託するにはどうすればいいのか?発送代行サービスに業務委託するタイミングなどをさまざまな観点から解説します。
発送代行とはネットショップ運営者向けのEC物流の代行サービスで、ネットショップから預かった商品の入荷から出荷作業、輸送、配送、在庫管理を代行する、というのが業務の概要です。EC物流の増加に伴い、発送先を国内だけでなく海外にも広げられるのもポイントです。
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そして、発送代行が請け負う業務は、以下のようなものがあります。
自社で担当するには手間、コストがかかる発送業務をクオリティ高く請け負ってくれるのが発送代行、ということになります。
発送代行に業務委託するタイミング、時期は「発送業務に時間がかかりすぎている」「発送にかかるコストが気になる」というのが一般論です。このほかにも発送のミスによってお客さまに迷惑をかけることが出てきた、という場合も発送代行に業務委託するタイミング、といえます。
具体的な物量での基準に関しては、発送代行サービスの保管料などによって一概には言えないのですが、保管料が0円ならば1日1個以上、月に30個以上の発送作業が発生するならば、十分に発送代行サービスに見積もりを依頼するなどし、業務委託を検討する価値はあります。
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発送代行に業務委託できる範囲は、基本的には以下の3点になります。
これらに付随し、在庫管理や発送業務のためのシステムを提供したり、商品の発送業務において、いわゆる「付帯作業」としてギフトラッピングやメインの商品以外にチラシも同梱するなどといった作業も行ってくれます。
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発送代行会社はさまざまな業務を提供することはご理解いただけましたでしょうか?果たして自店舗で発送代行に業務委託するメリットはどこにあるのか?反面、どんなデメリットがあるのか?という点を紹介します。
発送代行に発送作業を業務委託すると、単に手間が減る以外にも以下のようなメリットがあります。ここでは代表的なものを紹介します。
コスト削減
出荷機能を専門の代理店にアウトソーシングすると、社内のスタッフとリソースの必要性が減り、会社の費用を節約できます。
専門知識
発送代行サービスは、物流やその管理に関する豊富な経験と知識を持っており、効率的で費用対効果の高い配送ソリューションを確保することで、企業に利益をもたらします。
柔軟性
発送代行サービスは、企業の特定のニーズに合わせて発送方法を調整できる以外にも、空輸、海上輸送、陸上輸送など、さまざまな配送オプションを提供できます。
中核事業への集中
配送機能をアウトソーシングすることで、発送業務のリソースを限りなくゼロにできるため、事業のコア業務に集中できます。
これらを要約すると、発送代行を専門の業者に委託することで、ショップ側はコスト削減、専門知識、スケーラビリティ、柔軟性を得られるほか、コア業務に集中できます。
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発送代行に業務委託するデメリットとして以下の3点があります。
自社に合わせた柔軟な対応が難しくなるというのは、発送代行サービスは複数のネットショップの発送を一手に代行することでコストメリットを得て運営しているので、半製品の状態の商品や複雑な流通加工を経なければ製品として管理できない商品はどうしても扱いが難しくなります。
物流ノウハウの蓄積が進まないというのは、最初期から発送代行を利用していると、発送代行サービスが安定した物流を稼働させてくれるので、そのノウハウを自社で十分に持てなくなるというものです。
個人情報流出のリスクというのは、ネットショップで利用される受注データ(膨大な個人情報の塊)が発送代行サービスの不手際によって外部に流出してしまうというリスクを指します。
諸々の条件を考慮した上で発送代行に業務委託しよう、と決めたものの、実際どのように選定すればいいのか?という問題が発生するでしょう。その場合に気をつけるべき基本事項を紹介します。
発送代行に業務委託を検討する場合、まずはインターネットを通じて「発送代行」といったキーワードを用いて発送代行サービスをピックアップすることと思います。発送代行サービスは自社の優位性をアピールするために、最低料金を掲示したりする場合もあります。したがって、サイトをしっかりチェックするというのは、表面的な部分だけではなく、自社で依頼する内容を念頭に置いてのチェックしておけば、契約後に思っていたよりも価格が高かった……などという事態を最小限にとどめられます。
そのほかにも提供されるシステムの使い勝手はどうかなど、実際に見たり聞いたりしないとわからない部分も出てきます。こうした点はサイトからは伝わらないので、サイトから問い合わせをし、営業担当に確認します。
発送代行サービスのサイトに料金体系がしっかり表示されているのであればさほど問題はありませんが、そうではない場合は見積もりで概算を出したもらった上でサービスの選定になるでしょう。いずれの場合も手元に料金の目安はありますが、これはあくまでも目安。実際に商品を預け入れて業務を担当してもらうと追加料金が必要になる、というケースもあります。したがって、見積もりを出してもらったら追加料金の有無についても確認するようにしましょう。
「発送代行」でインターネット検索すると、数多くの発送代行サービスが出てきます。ここでは信頼度の高い、注目の発送代行サービスを3社紹介します。
EC物流にはさまざまな企業がありますが、大手になるほど料金システムが複雑になりがちです。大手に比べでは分かりやすい料金システムを実現しています。
STOCKCREWでは、初期費用も固定費用も0円で掛かりません。発送代行を使いたいがコストに不安を覚えているかたでも安心して使えます。これは大手にはないサービスでもあり、小さなショップでもその利便性を十分に享受できます。
API連携、ロボットによる自動化、そしてさまざまなデータを管理できるシステムを実現し、徹底的な効率化を図っています。それ以外にも、大手とは違ったきめ細やかなサポート体制を利用できる環境が整っています。
株式会社オープンロジの特徴は、大手物流倉庫の中でもオンライン完結を目指しているところ。登録はメールアドレスで簡単にでき、依頼業務もPCのみならず、スマホでもできる仕組みを構築しています。高い利便性と自由度の高さを持つシステムは、大手の中でも好評です。
オープンロジは全国にネットワークを広げ、倉庫を確保。それによって繁忙期で倉庫業務がボトルネックになりそうなときにも柔軟な対応ができ、輸送コストの削減などにもつなげています。
料金体系については、オープンロジの場合、使っただけコストが発生する「従量課金制」。これによって必要以外のコストが発生せず、限りなく変動費に近づけられます。
株式会社スクロール360(サンロクマル)は、フルフィルメント業務すべてを網羅することを徹底しています。受注から配送までの業務をワンストップで利用できるシステムは、ECサイト側にとって負担軽減につながるポイントです。
スクロール360の物流基幹システムは、受注管理といったデータを管理・分析できるサービスです。そして、一元管理システムは複数店舗などのデータもまとめて管理できるように構築しています。
EC、ネットショップはもともと成長産業と呼ばれ、年々その数を増やしていましたが、コロナ禍によって増加スピードはさらに加速しました。その流れに乗って発送作業のもろもろを担う発送代行サービスも増えています。
発送代行に依頼すると費用がかさむと心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、トータルで見た場合にコストダウンする、といったケースもあります。
発送代行サービスによって特色はさまざまあります。料金的な部分も含め、しっかりと事前に気になるところは積極的に聞いた上での発送代行サービス選定をおすすめします。この場合、お気軽にSTOCKCREWにお問い合わせください。