発送業務が増え、業務に占める割合が大きくなってきたので、アウトソーシングしたい。という場合は「発送代行」に業務委託する機会です。でもどうやって選べばいい?そして料金は?と気になる点がいくつもあるのでは?今回は発送代行に業務委託する場合に気になる点について解説します。
目次
発送代行サービスのおもな業務内容
発送代行サービスのおもな業務内容は、顧客から商品を受け取り、代わりに配送するというものです。おもな業務内容は次のとおりです。
- 商品の受け入れ:顧客から商品を受け取ります。
- パッキング:商品をパッケージングして配送準備をします。
- 配送の準備:配送業者との取り決めや配送のスケジュールの確認などを行います。
- 配送:商品を配送業者に配送します。
この中のパッキングについてもう少し詳しく解説します。パッキングとは、商品を適切な箱や袋などに入れて、配送する準備を指します。そのために商品の数量や状態を確認し、商品を適切に保護するために、緩衝材を用意します(いわゆる「プチプチ」など)。そして、商品に適した大きさの箱を選び、箱に商品を入れて適切な位置に配置します。こうすることによって、配送中に商品が破損するリスクを最小限に抑えられます。
さらに、発送代行サービスでは在庫管理も行います。具体的には、発送代行を利用する顧客から商品を受け取り、その商品の情報をデータベースに登録し、商品の在庫数量を管理します。商品の在庫状況を定期的に監視し、在庫が不足する場合には顧客に通知します。そして、商品の在庫数量を調整し、つねに適切な在庫状況を維持します。これにより、顧客が希望する商品が常に利用可能であることが保証されます。また、商品の販売状況や需要の変化に対応できます。
これらが一般的な発送代行サービスの業務内容ですが、サービスによっては追加の機能やサービスがあります。
【関連記事】
【2023年度版】発送代行完全ガイド
発送代行に業務委託するメリット
発送代行に業務を委託することには以下のようなメリットがあります。
1.時間の節約
発送代行サービスに業務を委託することで、配送準備や在庫管理などの業務を行う時間を節約できます。
2.発送業務の効率が向上
専門のスタッフが業務を行うことで、効率的かつ迅速な配送準備ができます。
3.費用の削減
発送代行サービスを利用すると、配送準備や在庫管理に必要な費用を削減することができます。
4.技術力の向上
専門のスタッフが業務を行うことで、配送準備や在庫管理に必要な技術力を向上させることができます。
5.リソースの拡大
発送代行サービスを利用することで、配送準備や在庫管理に必要なリソースを拡大することができます。
こうしたメリットにより、企業や個人のネットショップ、ECをより効率的かつ成功率を高める運営が可能になります。
発送代行に業務委託するデメリット
一方で、発送代行に業務を委託するにあたっては、以下のようなデメリットがある場合もあります。
1.コストの増加
発送代行サービスを利用することで、配送準備や在庫管理に必要な費用が増加してしまう懸念。
2.品質の低下
発送代行サービスを利用することで、配送準備や在庫管理の品質が低下することも考えられます。
3.データの漏洩
発送代行サービスに業務を委託することで、そこから個人情報や商品情報などのデータの漏洩が生じるリスクが生じます。
4.発送に関するノウハウを得られない
発送代行サービスに業務を委託することで、自社(個人含む)での配送準備や在庫管理に対するノウハウを蓄積できず、いざという時の対応が鈍くなってしまう恐れがあります。
5.連絡の不都合
発送代行サービスに業務を委託することで、配送準備や在庫管理に対する連絡が取りにくくなり、クレーム発生の危険性が出てきます。
これらのデメリットを避けるためには、適切な発送代行サービスを選ぶことが重要で、契約後はできるだけ密なコミュニケーションを取るようにすることが肝心です。
発送代行に業務委託するタイミング
発送代行への業務を委託しようと検討するものの、どのタイミングがベストなのかを探っているという状態ならば、ぜひ以下のチェックポイントをご参照ください。ひとつでも当てはまるものがあれば、すでに発送代行に業務委託するタイミングと言えます。
- 商品の受注数が増加し、配送準備や在庫管理のタスクが追いつかなくなった
- 自社で配送準備や在庫管理を行うためのスタッフや設備が不足している
- 商品の配送準備や在庫管理のタスクがスムーズかつ迅速に行われることが求められる
- 自社で配送準備や在庫管理を行うためのコストが高額になり、経費削減が求められる
- 商品の配送準備や在庫管理を行うための専門知識や技術が不足している
これらのタイミングで発送代行に業務を委託することで、商品の配送準備や在庫管理のタスクをスムーズかつ迅速に行えるようになります。
発送代行に業務委託する場合の料金
発送代行サービスのひとつ「STOCKCREW」を例にとって料金について紹介します。まず、STOCKCREWでは「初期費用」は不要です。この初期費用がかかるサービス会もあります。また、月額費用といった「固定費」もSTOCKCREWでは0円となっています。もちろん、こちらも固定費が必要になるサービスもあります。
STOCKCREWの場合は基本的に、1つの荷物の発送にかかる金額(発送料金)と保管料というのが料金の内訳になります。発送料金については以下の表が基本になっており、梱包などの作業料金と配送会社への配送料(いわゆる送料)がこの中に含まれています。
このほかにもプレゼントラッピングなどのオプション的な作業も別料金で請け負っています。詳細に関してはぜひ、STOCKCREWまでお問い合わせください。簡易見積りで概算の料金をすぐに提示させていただきます!
発送代行に業務委託した事例
発送代行を利用したショップは発送代行をどう選んだのか、また、選んでからのメリットは……ということは、実際に発送代行を利用しているショップに聞いてみるのが一番です。ということで、以下のリンクでその事例を紹介しています。
まとめ
発送代行に業務委託することにより、時間の確保やサービス品質の向上といった恩恵を受けられるほか、場合によってはトータルでのコスト削減につながることも。どのタイミングで発送代行に依頼するか、で悩まれるケースは多いと思いますが、商品の発送が毎月コンスタントに数十件あるというのであれば、早速発送代行への業務委託を検討していただくのがベストと言えます。