Shopifyで多数の商品を扱うEC事業者にとって、商品を1件ずつ手動登録することは膨大な時間がかかります。CSVファイルを使った一括登録を活用すれば、数百・数千点の商品を一度にShopifyにインポートでき、他のECサイトからの移行も大幅に効率化できます。本記事ではShopifyのCSV商品登録の方法・主要項目の書き方・注意点・登録後の発送代行サービスとの連携までを解説します。
この記事の内容
Shopifyの商品登録には管理画面からの手動登録とCSVによる一括登録の2通りがあります。商品数や用途に応じて使い分けることで、運営効率を最大化できます。
手動登録はShopify管理画面の「商品管理」から1件ずつ入力する方法です。タイトル→説明→画像→価格→在庫→配送→バリエーション→タグという順で入力します。商品数が10〜20件程度、または試験的に出品する段階では手動登録が適しています。Shopifyのプラン選びと合わせて初期設定を済ませましょう。
商品数が多い場合・他のECサイトから移行する場合・大幅な商品情報更新を行う場合はCSV一括登録が圧倒的に効率的です。Googleスプレッドシートで商品情報を一覧管理→CSV出力→Shopifyにインポートするだけで、何百件もの商品を一度に登録できます。
ShopifyへのCSV商品一括登録は5つの手順で完了します。
Shopifyの公式ドキュメントによると、CSVファイルのサイズ上限は15MBで、1ファイルあたり最大50,000行のインポートが可能。大量の商品を扱う場合はファイルを分割してインポートすることが推奨されている。
ShopifyのCSVには多数の項目がありますが、最低限押さえるべき主要項目を表にまとめます。
| 項目名(英語) | 意味 | 書き方の例 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Handle | 商品URL用のスラッグ | cotton-tshirt-white | 英数字・ハイフンのみ。日本語不可 |
| Title | 商品名 | コットンTシャツ ホワイト | SEOを意識したキーワード含む |
| Body (HTML) | 商品説明 | <p>上質なコットン素材...</p> | HTMLタグ使用可。改行はbrタグ |
| Vendor | 販売元・ブランド名 | MyBrand | ブランド管理に活用 |
| Variant Price | 販売価格 | 3980 | 数値のみ。通貨記号は不要 |
| Variant SKU | 商品管理番号 | CT-WH-M-001 | 在庫管理・発送代行連携で必須 |
| Variant Inventory Qty | 在庫数 | 50 | 発送代行とAPI連携後は自動同期 |
| Published | 公開状態 | TRUE / FALSE | FALSEで非公開登録→準備完了後にTRUE |
| Image Src | 商品画像URL | https://cdn.example.com/img.jpg | 20MB以下、2048×2048px以上推奨 |
サイズ・カラーなど複数バリエーションがある商品は、同一Handleを持つ複数行で表現します。1行目にはTitle・Body・Vendor・Type・Tags・Publishedなどの共通情報を記入し、2行目以降はHandleのみ同じにして各バリエーションのOption Value・Variant Price・Variant SKU・Variant Inventory Qtyを記入します。Shopifyアプリストアの活用と組み合わせれば、バリエーション管理の自動化も実現できます。
商品画像はCSVのImage SrcにURLを記入することで一括登録できます。同一商品に複数画像を登録する場合は、同じHandleで複数行を作成し、各行のImage SrcとImage Position(1・2・3...で表示順決定)を記入します。画像ファイルサイズは20MB以下・推奨解像度は2048×2048px以上です。ECブランド戦略の観点からも、高品質な商品画像は売上に直結します。
ShopifyのCSVには「SEO Title」「SEO Description」という項目があります。SEO Titleは商品名+ブランド名で60文字以内、SEO Descriptionは商品の魅力と主要キーワードを含む120〜160文字が推奨です。商品数が多い場合、CSVで一括設定することで膨大なSEO設定作業を効率化できます。Shopifyのサイト構築と運営コストも合わせて計画してください。
BASEや楽天などの他ECサイトからShopifyへ移行する場合にもCSVは重要な橋渡しツールになります。
| 移行元 | CSV変換の難易度 | 主な変換作業 | 所要期間の目安 |
|---|---|---|---|
| BASE | 中 | 列の並び替え・項目名変換・Handle新規作成 | 1〜3日 |
| 楽天市場 | 高 | 独自SKU体系→Handleへの変換・画像URL移行 | 3〜7日 |
| Amazon | 高 | ASIN→Handle変換・商品説明のHTML化 | 3〜7日 |
| STORES | 低 | 項目名変換のみ | 1日 |
経済産業省の調査によると、日本国内BtoC-EC市場規模は24兆8,435億円(2023年)に達し、EC化率は9.38%に上昇した。自社ECサイト(Shopify等)への移行は、プラットフォーム手数料の削減と顧客データの自社管理という2つのメリットからEC事業者の重要な経営判断になっている。
BASEでは商品データをCSVでエクスポートできますが、BASEのCSV形式とShopifyのCSV形式は異なります。列の並び替え・項目名の変換・Handleの新規作成というデータ変換作業が必要です。Googleスプレッドシートで変換作業を行い、UTF-8のShopify対応CSVを作成してインポートします。移行を機にShopifyの発送代行への切り替えを同時に行うことで、新しい物流体制をゼロから構築できます。
移行規模が大きい場合(1,000商品超)はShopifyパートナーに移行代行を依頼することも検討してください。特に楽天・Amazonの独自データ形式は変換が複雑なため、専門家のサポートが効率的です。Shopify Developer DocumentationにCSVのフィールド仕様の最新情報が掲載されています。
CSV商品登録・在庫設定が完了したら、発送代行とのAPI連携で受注から出荷までを自動化できます。発送代行完全ガイドも合わせて参照してください。
Shopifyで「在庫を追跡する」を有効にすると、注文が入るたびに在庫数が自動減算されます。STOCKCREWの発送代行とAPI連携後は在庫数が自動同期されるため、手動での在庫管理は不要になります。初回連携時には倉庫在庫の実数とShopifyの在庫数を一致させる「棚卸し合わせ」を行うことを推奨します。在庫過多の防止策も合わせて確認してください。
ShopifyとSTOCKCREWのAPI連携が完了すると、受注データの取込・ピッキング指示・梱包・出荷・追跡番号のShopifyへの返送・購入者への発送通知メールという一連の流れが完全自動化されます。EC事業者は発送作業に一切関わることなく、商品企画・集客・マーケティングに集中できます。STOCKCREWのAPI連携は初期設定費用ゼロ・サポートチームによる設定代行で、通常7日以内に稼働開始できます。Shopifyの配送設定と合わせて最適化しましょう。物流システムの選び方も参考にしてください。
ShopifyのCSV一括商品登録は、多数の商品登録・他ECサイトからの移行・大量更新に不可欠な効率化機能です。
CSVによる商品管理の効率化と発送代行による物流自動化を組み合わせることが、Shopifyを使ったEC事業を最大限に活用する方法です。発送代行の導入相談はお問い合わせから、サービス資料は資料ダウンロードからご確認ください。
CSVインポート時点で入力した在庫数と実際の倉庫在庫が一致していれば問題ありません。発送代行業者とAPI連携後は在庫数が自動同期されるため、手動での在庫管理は不要になります。初回連携時には「棚卸し合わせ」を行うことを推奨します。
Excelでも作成できますが、保存時に文字コードをUTF-8に指定する必要があります。日本語の商品名が文字化けする原因の多くはShift-JISでの保存です。Googleスプレッドシートを使えば自動的にUTF-8で出力されるため、Shopifyが公式に推奨しています。
「既存の商品を上書きする」にチェックを入れた場合のみ上書きされます。チェックを入れない場合は新規商品として追加登録されます。既存商品の情報を更新する際は、変更が必要な列のみを修正し、Handle以外の列を意図せず変更していないか最終確認してください。
最も多いミスは「2行目以降のHandleが1行目と一致していない」ことです。同一商品のバリエーションはすべて同じHandleで記入し、1行目にのみTitle・Body等の共通情報を、2行目以降はバリエーション固有の情報(Option Value・Variant Price・Variant SKU等)のみを記入します。
はい。元のECサイトで画像がURL公開されている場合、そのURLをCSVのImage Srcに記入するだけでShopifyに一括登録できます。URLが非公開の場合は画像をダウンロード→再アップロード→新しいURLをCSVに記入する手順が必要です。
はい。STOCKCREWのWMSで入出庫が発生するたびにShopifyの在庫数が自動同期されます。複数ECカートを同時運営している場合も、すべてのカートの在庫がWMSで一元管理されるため過売りを防止できます。