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商品コードを賢く設定する方法!【ネットショップの商品管理】

商品コードを賢く設定する方法!【ネットショップの商品管理】

ネットショップで販売する商品を管理する方法として、みなさんは商品に名前をつけて管理していませんか?「花柄ピンクTシャツのSサイズ」「赤いマグカップS」など商品の特徴をもとにした商品名で管理しているかもしれません。

目次

 

商品コードとは?

商品の種類が少なく、個人運営ならば商品名で判別はできます。しかし、取扱い商品の種類が増え、スタッフの雇用や発送代行への委託を検討する場合、商品の管理方法を変える必要があります。

具体的には、商品コードを整備して商品管理をする必要があります。今回は商品コードの必要性と商品コードの種類・管理方法について詳細を紹介します。

この記事はこんなお悩みのある方におススメです!

  1. ネットショップを始めたけれど、サイトにあるSKUとか商品コードがわからない!
  2. 商品コードってなぜ必要なの?
  3. 今は1種類だけの販売だけど、今後種類が増えたときに商品をどうやって管理すればいいの?

ちなみに、ネットショップで扱っている商品に商品コードを付与し、商品管理を行うという作業は「発送代行」サービスに依頼するのもひとつの方法です。こちらは発送代行サービスに送付、商品登録などの手間が最初に少し必要になりますが、発送作業自体も任せられるので、業務の効率化を図ることが可能です。

 

商品コードはなぜ必要?

商品を自ら仕入れ・管理をしている場合は、商品名で管理できても、スタッフの雇用や発送代行など第三者に商品管理をお願いする場合は、商品コードの設定と商品管理が必要になります。

例えば、「ピンクのシャツ」も、他の人には「赤いシャツ」に見えている、など商品の特徴や商品名で管理すると曖昧な商品管理になり、誤出荷や在庫数のズレを発生させる原因になってしまいます。

商品コードを設定し運用することで日々の業務で次のメリットもあります。

  1. 商品を正しく管理する
  2. 商品管理を第三者と共有する
  3. 販売動向を分析する

商品コードは管理上非常に重要な要素となります。そして商品コードを作ろうと思うと必ず聞く言葉に「SKU」が登場するかと思います。次に、商品コードの設定が必要な単位であるSKUについてご説明します。

 

SKUとは?

SKUはStock-keeping-Unit (ストック・キーピング・ユニット) で略で在庫管理を行うときの最小管理単位です。

例えばTシャツのカラーがブルーとグレーの2色があり、サイズがS/M/Lの3種類ある場合、SKU数は6SKUと数えます。

Sサイズ (1)

ネットショップの発送代行でも、倉庫内の入出荷業務から商品管理はすべてSKU単位で行います。そのため商品コードはSKU単位で作成する必要があります。

ご参考までにSKU単位で商品コードを設定し管理が必要になるケースをご紹介します。

  1. ブランド別で商品カテゴリーがある⇒アパレルや化粧品など”ライン”で商品を大別しているなど
  2. 商品の容量・正味量が異なる場合⇒同一商品で100g入、300g入があるなど
  3. 商品包装形態が異なる場合⇒同一商品で袋物、箱物、缶詰、瓶詰などパッケージングが異なるなど

このケース例の商品はすべてSKUで商品を管理する必要があり、それぞれのSKUに商品コードの設定が必要です。

商品コードをつける4つの方法

これまで商品コードの重要性と商品コードをつける単位(SKU)について説明をしましたが、続いてはこのSKUごとに商品コードをつける方法を説明します。商品コードの設定には4つの代表的な方法があります。

  1. JANコード
  2. ISBNコード
  3. ASINコード
  4. インストアコード

JANコード 例)4911200296908

コンビニやスーパーで販売されている商品にはバーコードがついているかと思います。日本で流通しているこれらのバーコードは主にJANコードになります。
日本の共通商品コードとしてまた、流通情報システムとしそして、国際的にはEANコード(アメリカではUPCコード)として呼称され世界100カ国以上で使用されています。

JANコードはメーカーコード(先頭9桁、または7桁)と商品アイテムコード(3桁、または5桁)、チェックデジット(末尾1桁)の13桁により構成されています。

JANコードの使用で「どこの事業者」の「どの商品」かを判別することが可能になります。また、ショップで委託販売してもらう場合、JANコードが必要になることもあります。ネットショップだけではない販路拡大のために必要な要素になります。

JANコードの取得は、(財)流通システム開発センターへGS1事業者コード登録手続きを行い必要があります。手続き手順は以下の通りです。

(詳細は(財)流通システム開発センターのホームページをご参照ください。)

  1. (財)流通システム開発センターのホームページの登録画面からメールアドレスを登録
  2. 申請フォームを入力・登録
  3. 登録申請料を支払う
  4. 登録通知書が普通郵便で届く
登録申請料金は事業者の売上規模によって異なります。詳細は(財)流通システム開発センターのホームページでご確認ください。

 

ISBNコード <例:9780747595823>


国際標準図書番号(International Standard Book Number)を意味し、出版物(書籍、コミック、カセットテープ、ビデオ、CD等の電子出版物)の発行国、出版社、書名を特定する固有番号です。ISBNは主に10桁または13桁の識別番号で構成されており、2007年1月以降付番されている番号は13桁となっています。

ISBNコードが付与される出版物には発行形態によって制限があります。ISBNコードの付与対象外例は以下の通りです。

  1. 雑誌や新聞などの定期刊行物
  2. カレンダー・手帳
  3. ポスター・カード類
  4. 楽譜

ASINコード <例:B0012IJERO>

「Amazon Standard Identification Number」の略で、Amazonグループが取り扱う、書籍以外の商品を識別する10桁の固有番号で、Amazonサイトの商品詳細ページに表示されています。Amazonへの納品時にはSKU単位のASINコードラベル貼付が必須となります。

 

インストアコード

1~3のどれにも当てはまらず、みなさんが自社で商品コードを管理するために独自に設定するコードを「インストアコード」と呼びます。

みなさんが取り扱う商品が書籍等ではない限り、商品コードの採番方法は1・2・4になります。そして申請や料金が発生しない一番簡単な方法が4.任意で作成するインストアコードが導入しやすいになるかと思います。

それでは実際任意でコードを作成する方法と注意点をご参考までに紹介します。

商品コードを作る

まず商品コードに求められる要件を整理しましょう。大前提としては次の2つとなります。

  1. 商品コードが商品現物(SKU)とデータ上で正しく対応していること
  2. 商品コードの情報に商品現物(SKU)を特定するための情報が網羅されていること

それでは早速、商品コードの作成方法をご紹介します。

例えば、SHOP-STOCKCREWがSCというブランド名の傘とTシャツをを販売した場合の商品コード設定例をご紹介します。

 

<設定例>
  1. 傘/ブルー/Sサイズ ⇒ SC001-10-1
  2. 傘/レッド/Sサイズ ⇒ SC001-20-1
  3. Tシャツ/ブルー/Sサイズ  ⇒ SC002-10-1

Sサイズ (2)

 

ブランド名をSC、アイテム番号を傘=001とし、商品カテゴリー(品番)の基本形(SC001)を決めます。その後は色・サイズといった形で付番しました。

商品カテゴリーやカラー・サイズを規則的に採番すると、商品コードを見るとその商品がどの商品が判別することが可能になります。

商品コードの付番ルールとして最もシンプルな方法は、「連番」となりますので先ずは商品カテゴリー・カラー・サイズの採番表を作成することからはじめてみてください。

次に、商品コードの設定時に避けた方が良い採番方法も併せて紹介します。

 

商品コードが0から始まる採番方法はNG  例)0001

Excelなどの表計算ソフトでファイルを開いた時に最初の0が削除されることからオペレーションミスにつながることがあるため、1以上またはアルファベット開始を推奨します。

 

日本語や記号の使用は要注意  例)赤マグ!001

システム上、日本語や記号を含むコードの使用ができないこともあるため汎用性を高めるためには避けた方がよいでしょう。

 

大文字と小文字の組み合わせ  例)Sc0001

システムによっては大文字で記載した単語(SC)と小文字で記載した単語(sc)を同じ値として処理する可能性があります。また大文字・小文字の併用は入力ミスにもつながるため、管理上統一性をもたせた採番方法を推奨します。

 

極端に長い  例)20~25桁の商品番号

システム上、許容可能な文字数(桁数)制限があるため、超過した場合は受入れ不可または一部が欠損した状態で商表示される可能性があります。

また長い商品コードは管理も煩雑になるため、SKUを特定できる最低限の情報を表現する商品コード作成をしてください。

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まとめ

商品コードはネットショップを運営する上でも重要な要素になります。何が売れているか・何を次に発注するべきかなどの情報を商品コードで集計すると、売れ筋のカテゴリーやカラーが一目で管理できるようにもなります。

まずはみなさんの商品ラインナップを整理し、「商品カテゴリー」「カラー」「サイズ」に分類して採番するところからスタートしてみてはいかがでしょうか。

個人でネットショップ運営を軌道に乗せるために必要な情報を以下のリンクにまとめていますので、併せてご確認ください。

【2023年度版】ネットショップ運営完全ガイド〜個人で開業できる?おすすめのサービスは?ネットショップを始める方法を解説

また商品コードの採番がわからない・商品コードを採番しても商品に貼り付けられないという事もあるかと思います。STOCKCREWでは、STOCKCREW独自の物流IDを採番しシール貼付で管理しています。みなさんがコードの管理をする必要もありません。

発送代行会社でもこのように管理コードがありますので、是非活用してください。

 

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