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Shopify Plusとは? 通常プランとの違いやメリットを解説

Shopify Plusとは? 通常プランとの違いやメリットを解説

Shopifyで制作したECサイトで収益を上げたい場合、通常プランよりも上の「Shopify Plus」を検討されている場合もあるでしょう。なお、Shopify Plusでは通常プランよりもできることも増えていますので、使いやすくなっているのが特徴です。ここではShopify Plusとは通常プランとのどんな違いがあるのか、その特徴や利用できるアプリ、メリットやできることを解説します。

目次

Shopify Plusとは

Shopify Plusとは、ECサイト大手のShopifyが通常提供しているプランより上位のプランです。さまざまな特典が付いており、利用料金もかかりますが、それだけにECサイトで収益アップを見込めるプランです。

Shopify Plus とは

どちらかというと小規模事業者よりも大口を担当する大規模事業向けでもあり、通常プランでは物足りないと感じているEC事業者にとって便利なサービス、といったところ。通常のShopifyには「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」といったプランが用意されており、この中でプレミアムよりも上位プランとして位置づけされているのがShopify Plusとなります。

Shopify Plusの導入によって多くの拡張機能を使えるほか、10にも及ぶ複数ECサイトの管理も可能になるため、多くの恩恵を受けられます。ただ、機能が増えた分だけ複雑に感じることもあるでしょうから、専門的な知識が必要にになります。

Shopify Plusの特徴

Shopify Plusはこのプランにしかない専用のアプリを無料で使用できます。LaunchpadやShopify Flowといったアプリは24時間運営するECサイトにおいて大きな効果を生み出します。チェックアウトページのコード編集も可能となり、カスタマイズすることで画像も追加できますし、後払い決済なども利用可能です。BtoCだけでなく、BtoBなど卸売りストアを構築できるメリットも生まれます。

 

Shopify Plusで利用できるアプリ

以下、Shopify Plusで利用できる代表的なアプリを紹介します。

 

Launchpad

LaunchpadアプリはECサイト上でキャンペーンや割引などの販促活動を行いたい場合、指定した日時で自動的に実行できるようになります。通常はあらかじめ販促を行いたい日時にスタッフが待機する必要ありますが、このアプリを活用することでスタッフの拘束時間も不要となります。

新商品や期間限定販売、割引などのキャンペーンをイベントとして作成し、スケジュール化して簡単に管理監視することができます。

 

Transporter

他のECサイトのデータをShopifyに移行できるアプリです。複数のECサイトを運営している場合やこれからShopifyを本格的に立ち上げたいときなどに役立ちます。Shopifyに適したCSVファイルに落とし込めるので、データを一括送信した場合のエラーを抑制し、複数のCSVファイルに変換できます。

 

 Bulk Account Inviter

上記のTransporterアプリを活用して顧客のデータは移行することも可能ですが、顧客のアカウントパスワードまでは移行できません。そこでBulk Account Inviterではそれぞれの顧客にストアが移行したことを通知できるので、パスワードの再設定を周知させることができます。しかも、顧客ごとに異なった通知をすることも可能です。ストアの移行は顧客にとって煩わしいことでもあります。このアプリを活用することで、顧客満足度の低下率を抑制できるでしょう。

Shopify Plusのメリット

通常のShopifyと違ってShopify Plusでできることによるメリットを紹介します。

 

ブランドごとに複数のECサイトを作成

Shopify Plusでは10個のストアを作成できます。これらのストアをまとめて管理できるため、1つのアカウントで複数のECブランドを立ち上げることも可能です。グローバル展開を視野に入れている企業にとっては便利な機能でもあり、ストア全体の販売スコアを分析できます。もちろん、全体だけでなく特定のストアの動向もチェックできるので、どのストアが好調なのか、また改善が必要なのかが見えてきます。

 

Shopify POS for Proが無料

実店舗との連携を可能とする「Shopify POS for Pro」。こちらは通常プランでも利用できますが、店舗ごとに利用料金がかかります。複数店舗を持つ場合には出費もかさみますので、対応する店舗とそうでない店舗で分けると全体的な在庫調整は難しくなります。

Shopify PlusではShopify POS for Proを追加料金なしで利用できますので、複数店舗を持つ企業にとっては大きなメリットとなります。

 

APIの高速化

Shopifyの通常プランではAPIの容量や速度も制限があります。Shopify Plusでは専用のAPIを使用できるので、通常プランの約5倍ともなる容量や速度が利用可能です。

 

卸売専用のECサイトが作れる

ECサイトは基本的に一般消費者をターゲットにしていますが、それはShopifyでも同様です。ところが、Shopify Plusでは招待した事業者のみがアクセスできる専用のストアを作成できます。パスワードで保護されているので、一般の消費者はアクセスできません。したがって、このクローズドなストア内で価格を調整することが可能です。この機能を活用して卸売専用のECストアを作成できます。なかなか難しいECサイトだけでの卸売をShopify Plusによって簡単に実現可能です。しかも、業者ごとに価格を調整でき、一定の注文数など大口契約時には割引するといった設定も可能で、自由にカスタマイズできます。

 

スタッフアカウント数が無制限

通常プランだと制限があるスタッフアカウント数ですが、Shopify Plusでは無制限で利用できるようになります。事業規模に合わせて同時にアクセスするスタッフ数が必要でしょうから、無制限で利用できるのは大きなメリットといえます。

Shopify Plusの料金

Shopify Plusの月額料金では通常プランよりも割高になっています。それぞれの違いを紹介します。

  1. Shopify Plus 2000ドル 
  2. ベーシックプラン 25ドル
  3. スタンダードプラン 69ドル
  4. プレミアムプラン 299ドル

Shopify Plusの桁がほかのプランと比較すると大幅に違いますが、それだけ使い勝手が良くて便利なサービスが付いていることが挙げられます。

なお、Shopify Plusの月額料金は売上によっても変化します。基本的に月の売上が80万ドルを超える場合、売上の0.25%が従量課金として月額料金となります。よって、100万ドルを売り上げた場合、2500ドルとなりますので、350,000円(1ドル=140円)の料金が発生することになります。

また、10個のストアまで無料でしたが、それ以上にストアが必要な場合、1ストアごとに200ドルが別途必要となります。

Shopify Plus利用の判断材料

続いて、自社サイトがShopify Plusに向いているかを判断する材料を紹介します。

 

複数ストアを展開したい

Shopify Plusは10個のストアまで無料で開設できるほか、管理しやすいメリットもあるので、他のカートシステムでECサイトを同時運営するよりもはるかにおトクといえるでしょう。越境ECサイトなど、国外向けのサービスにもShopify Plusは大いに役立ちます。

 

取引が多い

Shopify Plusは月額料金自体の出費は大きいものの、決済手数料が低いのが特長です。取引が多い事業者は、決済手数料の面で通常プランだとコスト面でデメリットとなるケースも見られます。

決済手数料が多いということは集客や売上も好調なサイトといえますので、むしろShopify Plusのほうがサイト拡張や販促自動化などのツールを活用できるので、より売上向上を期待できます。

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まとめ

Shopify Plusでは通常プランよりも自由度の高いECサイトを構築できるようになっています。月額料金は高めに設定されていますが、利用できるアプリや通常プランよりもサイト構築に多くのメリットがあります。複数のECサイトを持ちたい場合や越境ビジネス、卸売サイトを作成したい企業には特におすすめのサービスといえるでしょう。

「Shopify」でショップを作成したらどのように商品を発送するのかも合わせて考えなければなりません。発送作業が通常業務を圧迫する前に、発送代行・STOCKCREWに依頼することをおすすめします!

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