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倉庫と保管に関する豆知識

倉庫と保管に関する豆知識

昨今は世界情勢や経済、そして今やSNSの発信効果により、常に消費者のニーズは変化し販売動向は急激に変化します。記憶に新しいところでは、新型ウィルスによるマスクの在庫不足が世界中で発生し消費者の混乱を招く社会問題にまで発展しました。倉庫とは、こうした常に変化する販売動向に応じて「必要な時」に「必要なもの」を「必要な数量」供給するために、適切な環境下で商品保管することが求められます。

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目次

倉庫保管=「需要と供給」の調整機能

みなさんがネットショップを開業し、販売する商品を自宅の一室に置いていた場合、いざ売いれた!というときに、あれ?あの在庫はどこにしまったかな?、汚れてしまって売り物にならない…なんてことが起きたら・・・
折角購入しネットショップで売れる可能性がある商品も価値がなくなってしまいます。

こんなことが起きないためにも、商品を仕入れ「保管」をする場合は物流会社へ委託することも1つの選択肢になります。ここではみなさんが商品を「保管」する物流会社を選ぶ際の要チェック項目、倉庫立地・倉庫施設・保管機器・庫内管理の4点をご紹介します。

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倉庫に関する基礎知識

倉庫業界では、顧客のニーズに応じて様々なサービスが提供されています。利用者は、倉庫の容量や利用期間に合わせて、最適な保管方法を選択できます。また、出庫時には出庫手続きを行い、貨物の取り出しがスムーズに進みます。

さらに、現代の倉庫業者は、保管料の計算を効率化し、顧客に分かりやすい価格設定を提供しています。一部の業者では、オンライン上で料金計算が可能であり、利用者は手間をかけずに必要な費用を把握できます。

このように、倉庫・保管業界は利用者の利便性を追求し、多様なサービスを展開しています。今後も、業界の発展に伴い、さらなるサービスの向上が期待されています。

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倉庫立地について

倉庫賃料と、都心等の消費圏から倉庫拠点までの距離はトレードオフの関係にあります。例えば、都心から離れ地方に移るほど倉庫賃料は安くなる一方、配送リードタイムが長くなりかつ、配送コストが上がりやすいという相関関係があります。このように物流拠点を検討する場合、保管と配送のバランスが保てる立地を考えることが重要になります。ご参考までに各地域別の平均的な坪単位の倉庫賃料をご紹介します。

<地域別平均倉庫賃料情報2019年7月>
※金額は弊社調べによるもの。(月坪単位)

東京都心 ¥5,000~¥7,000 東京港からの距離:10㎞~20㎞
川崎・横浜 ¥4,000~¥5,000 横浜港からの距離:10㎞~20㎞
圏央道(東松山・川島) ¥3,000~¥4,000 東京港からの距離:80㎞~90㎞
東関道(習志野・筑波) ¥3,000~¥4,500 東京港からの距離:40㎞~80㎞

 

また海外からの輸入取引が多い場合、港から倉庫までの距離も重要なポイントです。なぜならば、海上コンテナを港から倉庫へ輸送する費用が発生するため、港から近い倉庫を選択し輸送費用を抑えることもポイントになります。


海外輸入の場合はもう1点、倉庫がコンテナの入荷受入れが可能かも確認する必要があります。住宅街や狭い路地の先にある倉庫の場合、コンテナが物理的に入れないため受入れを拒否されることもあります。こうした場合、別の倉庫でコンテナから荷物をおろし、トラックへ詰め替えるというプラスの作業費が発生する要因にもなるため、倉庫の入荷受入れ方法もあわせて確認してください。

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倉庫施設

倉庫施設は雨風を凌ぐだけでなく、外気による倉庫内の温湿度変化など保管商品に与える影響を極力避けられる施設を選ぶことが重要です。また商品特性によっては特定の倉庫で無ければ保管できない場合があるので注意が必要です。(例:冷蔵冷凍商品など)
ご参考までに倉庫の種類と特徴を簡略的ですが紹介します。よほど特殊な事例を除き、EC事業で取り扱う商品の大部分は1類倉庫で取り扱うことになります。

 

1類倉庫

オールマイティに使える倉庫
保管に適した商品:ほぼすべて保管可能
※粉状、液状、危険物など適さない場合有り。

 

2類倉庫

防火・耐火性の無い倉庫
保管に適した商品:でん粉、塩、セメントなど

 

3類倉庫

防火・防水・防湿・防鼠性の無い倉庫
 ⇒保管に適した商品:ガラス類、陶磁器、原木、鉄骨材
・貯蔵槽倉庫:密閉性に優れた倉庫
 ⇒保管に適した商品:容器に入っていない粉状・液体の物品
・危険品倉庫:避雷設備・蒸気排出設備。網入りガラスなど危険物保管のための基準を満たした倉庫
 ⇒保管に適した商品:第7類物品(リチウムイオン蓄電池・高圧ガス、液化石油ガス等)
・冷蔵倉庫:保管温度帯が10℃以下に設定されている倉庫
 ⇒保管に適した商品:生鮮食品や冷凍食品及び農畜産物の加工品

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保管機器

倉庫では商品別の荷姿・物量に応じて、複数の保管形態を採用します。例えば代表的な保管形態として平置き重量ラック軽量ラック(間口大)軽量ラック(間口小)などに分類することができます。商品の特性を理解し適切に保管するために、こうした保管機器を有効活用できているかということも、非常な重要なポイントとなります。候補となる物流会社に保管機器の使用方法を尋ねてみたり、実際見学に訪れ倉庫内を確認するのもいいかもしれません。自分の商品を預ける相手となる物流会社と良好なパートナーシップを築くためにも、わからないこと・不安なことはしっかり確認することが重要です。

庫内管理

庫内管理とは、保管商品が適切な場所に保管され、その位置情報(ロケーション)がシステム上で正確かつ効率的に管理する業務を指します。この管理業務をロケーション管理と呼び、物流業界の中では基本中の基本とされる業務の一つです。みなさんの中には、ロケーションを管理するツールはシステムで当然でしょ?と思うかもしません。しかし倉庫業はシステムの誕生よりはるかに古く長い歴史があり、それ故にまだアナログな管理方法が残っていることも事実あります。

このロケーション管理業務をどのように管理しているかを物流会社へ質問する項目に入れて是非確認してみてください。
またローケーション管理と並び、倉庫内の5S(整理、整頓、清潔、清掃、躾)も重要なポイントです。倉庫拠点を見学する機会があれば、是非このポイントで倉庫会社を見比べてみてください。

 

 

まとめ

保管する倉庫を選ぶ4つのポイントについていかがでしたでしょうか?「ただ置くだけの大きな建物」と思っていいた倉庫は、意外にも立地から建物の中の作業まで奥深く考えられていて興味深いなと感じてもらえると嬉しいです。

上記のポイントの内、保管機器と庫内管理方法をうまく組み合わせ、作業生産性と保管効率を高いバランスで保てるかという点が物流会社にとって腕の見せ所です。この2つの項目をメインにし、かつ倉庫立地と倉庫区分を確認した上でみなさんの要望に合致した物流会社が見つかれば何よりです。

しかし、実際すべてのポイントをクリアできる倉庫に出会うことは、なかなか難しいかもしれません。そんな時は皆さんが上記で学んだ4つのポイントを質問し、その質問に対して正確にしっかりとわかりやすく答えてくれる物流会社を選ぶことをおススメします。

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