shopifyは世界中はもとより、日本でもユーザーを増やしているECカートサービスです。Shopify の魅力はサイト開発の利便性やアプリ連携の多さなど、カスタマイズの幅の高さにあります。
今回はshopifyで発送代行を利用して発送業務を自動化していく方法について説明します
目次
Shopifyの概要
Shopifyの概要につきましてはモール・カートの紹介shopify編で詳しく取り上げておりますが、ここでも簡単にご紹介しておきます。Shopifyはおもに以下の4つのポイントで多くのユーザーからの支持を集めています。
- 世界175カ国 100万ショップの利用実績
- ノーコードでサイトデザインを作成
- 2500以上のアプリ連携
- チャット・電話対応が英語
Shopify自動発送のメリット
では、具体的にshopifyユーザーがネットショップの発送代行を利用することで得られるメリットを説明していきます。
- API連携による業務削減
- 柔軟なAPI仕様による安価での導入
- 物流面についての細かな設定仕様
- 越境ECへの対応
API連携による業務削減
APIによる業務の削減はネットショップ運営の中でもトップクラスに重要な項目です。日々の在庫データや受注データの正規化はネットショップ運営においてとても重要な要素ですが、これを手運用で行う場合の労力は計り知れません。
shopifyの場合は以下のような項目をAPIで連携し発送業務の自動化を支えております。
shopifyの項目 | 発送代行の項目 | 備考 |
billing_address | 親項目 | |
・address1 | 購入者住所1 | city + address1で連結 |
・address2 | 購入者住所2 | |
・city | 購入者住所1 | city + address1で連結 |
・company | 購入者住所3 | |
・first_name | 購入者氏名 | |
・last_name | 購入者氏名 | スペースで連結 |
・phone | 購入者電話番号1 | |
・zip | 購入者郵便番号 | |
・province_code | 購入者都道府県 | |
created_at | 受注日 | |
購入者Eメールアドレス | ||
id | 注文番号 | |
line_items | 親項目 | |
・price | 販売単価 | |
・quantity | 数量 | |
・sku | 商品コード | SKUが空白のものがある場合は受注自体が取り込まれません |
・name | 商品名 | |
name | 店舗注文番号 | |
note | お客様メモ or 購入者備考欄 | |
note_attributes | 配送希望日、配送時間指定 | |
payment_gateway_names | 支払方法 | |
shipping_address | 親項目 | |
・address1 | 届け先住所1 | city + address1で連結 |
・address2 | 届け先住所2 | |
・city | 届け先住所1 | city + address1で連結 |
・company | 届け先住所3 | |
・first_name | 届け先氏名 | |
・last_name | 届け先氏名 | スペースで連結 |
・phone | 届け先電話番号1 | |
・zip | 届け先郵便番号 | |
・province_code | 届け先都道府県 | |
shipping_lines | 親項目 | |
・price | 送料 | |
・title | 配送方法 | |
total_discounts | 値引き | |
total_price | お支払い総合計 |
また豊富なアプリ連携により定期通販にも対応しており、網羅性という点では業界随一といっても過言ではありません。
柔軟なAPI仕様による安価での導入
次にAPIを利用することで発生するコストですが、これはほとんどの場合、費用が発生しません。
shopifyはAPI仕様を公開しており、発送代行サービスのほとんどの提供会社がすでに自社システムと連携しているか、あるいは、連携しているSAASサービスを使っております。そのため、発送の自動化をAPI連携で行う際にもコストが発生しません。
物流面についての細かな設定仕様
shopifyの配送設定は細かな設定が可能になっています。
- ゾーン別(都道府県)の送料設定
- 販売金額等条件別の送料設定
shopifyの基本機能としては上記の二つの対応が可能です。一般的には配送会社のサービスが地帯別と呼ばれる、おおよそ地方別になっていることを考えると十分な柔軟性があると言えます。また、配送希望日や配送時間指定などもアプリ連携で設定でき漏れ無く対応できる内容となっております。
また、店舗運営をしてるユーザーであれば店舗受取りも設定可能であるなどオムニチャネル対応も備えております。
越境ECへの対応
また、shopifyはもともとカナダ企業の提供するサービスであり越境ECは文句なく日本で一番強いカートシステムになっております。
- 多言語・多通貨対応
- 100種類以上の決済方法
- ZIPコード等の多国間輸送の設定機能
越境ECの最大の障壁は言語と通貨です。多言語対応自体は翻訳機能の発達とともにかなり一般的にも浸透してきておりますが多通貨対応についてはshopifyが他カートから頭ひとつ抜きん出ています。対応範囲としては50の言語、130以上の通貨となっており、越境ECを進める上でこの上なく心強いサービス内容になっております。
Shopifyの発送代行起用時の注意点
発送代行を起用全般の注意点は当然ありますが、shopifyユーザーだから気をつけないといけないという点は実はありません。というのも、メリットでも説明しておりますが、shopifyの強みは強力なAPIであり、日本の発送代行サービスの中でshopifyとAPI連携できないサービスを探す方が難しいのではないでしょうか。
そういった状況ですので、shopify連携を全面に打ち出している発送代行は多いですが、現時点でいうとそれが強みになっているケースはかなり限られているかと思います。
まとめ
shopifyを利用しての発送の自動化は、今のところ業界で一番進んでいると言っても過言ではないかと思います。やはりユーザーの増加数がすごい勢いであることもあり発送代行各社もshopifyでの利便性を念頭に置いたサービス開発が進んでおります。そういった経緯もあり、発送の自動化の視点だけで言えばshopifyを選んで後悔することはほとんどないように思えます。
弊社STOCKCREWも当然ながらShopifyとのAPI連携し、多くのShopifyユーザーにご利用いただいています。ゆくゆくは海外にも販売……とお考えならば、ぜひSTOCKCREWにお問い合わせください。