makeshopでサプリを売る事業者の発送代行ガイド|独自コードの連結・消費期限確認商品・自動配送分割
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makeshopでサプリを売る事業者が発送代行を使うとき、最初に決めたいのは容量違いとまとめ買いの商品コードの付け方です。makeshopとSTOCKCREWのシステムは、独自商品コードと独自オプションコードを連結した文字列を商品コードとして連携するため、30日分・60日分、1袋・3袋のような選択肢が増えるほど、付番の設計が効いてきます。サプリにはもう1つ、消費期限と出荷期限の管理が加わります。さらに、商品ごとに配送方法を分けているストアでは、定期購入商品と自動配送分割の相性も確かめておく必要があります。本記事では、makeshopでサプリ・健康食品を販売する事業者が発送代行を使うときの実務を、商品コードの設計、期限管理、受注の取込条件、自動配送分割、商品連携とAPI連携の設定、預けられる範囲の順に整理します。makeshopと発送代行の連携の全体像はmakeshop×発送代行の連携と業者選定ガイド、V2の設定手順はアパレル向けガイド、カート別の期限管理はサプリECの出荷期限・ロット管理の比較で扱っています。ここではmakeshopのサプリに絞ります。
容量違いとまとめ買いは、独自コードの連結で別の商品コードに分ける
makeshopとSTOCKCREWのシステムを連携するときの商品コードは、makeshopの独自商品コードと独自オプションコードを連結したものです。SCシステム側の項目対応表でも、「独自商品コードと独自オプションコードを連結し、連携」と定められています。商品コードの考え方は商品コード・SKU設計の実務ガイド、SKUの基本はSKUとは?EC在庫管理での意味・設定・活用法で整理しています。
サプリは「容量」と「まとめ買い」で、選択肢がすぐに増える
サプリは、中身が同じでも、30日分・60日分のように容量で在庫が分かれます。1袋・3袋・6袋のようなまとめ買いの選択肢を用意するストアも多くあります。連結の考え方に沿うと、独自商品コードで商品を、独自オプションコードで容量やまとめ買いの選択肢を表し、組み合わせごとに違う文字列ができるように付番します。同じ文字列が重なると、どちらを出荷したのか区別できません。
SC側の商品コードは、一度登録すると変更できない
STOCKCREWの商品マスタでは、商品コードは登録時のみ設定でき、一度登録すると編集・変更できません。入力できるのは最大50文字です。ヘルプは、ECサイトで色やサイズなどをバリエーションとして管理している場合に、「商品コード+バリエーションコード」の組み合わせで登録することを推奨しています。サプリの容量違いも同じ考え方で、あとから付け替えられないため、付番のルールは出品の前に決めておきます。
空欄を残さないよう、新しい容量を足すときに点検する
独自コードの空欄は、受注が取込対象外になる原因です。新しい選択肢を足すたびに、商品側とオプション側の両方にコードが入っているか確認します。
| makeshopの設定 | 商品コードへの影響 | 設計のポイント |
|---|---|---|
| 独自商品コード | 連結の前半になる | 空欄にしない。商品ごとに重複させない |
| 独自オプションコード | 連結の後半になる | 容量・まとめ買いの選択肢ごとに付け、空欄にしない |
| どちらかが空欄 | その商品を含む受注が取込対象外 | 選択肢を足すたびに、両方のコードを点検する |
賞味期限は、消費期限確認商品と出荷期限設定日で管理する
サプリは、期限の近い在庫を購入者に届けないための管理が欠かせません。STOCKCREWのシステムは、商品マスタで期限管理の設定をしておくと、出荷期限を自動で管理します。設定は、商品マスタ、入荷予定、出荷判断の順に連動します。
画面の用語は「消費期限」と「出荷期限」。賞味期限の商品も同じ欄に入れる
STOCKCREWの画面で使う用語は、「消費期限」と「出荷期限」です。ヘルプでは、消費期限を「商品の品質が保証される期限」と定義しています。出荷期限は、商品を特定の日付までに出荷する必要がある場合に設定するもので、登録した日付を過ぎると、その商品は出荷不可のステータスになります。賞味期限を持つ商品も、入荷予定の登録では、消費期限と出荷期限の両方を必ず入力します。消費期限は出荷判断に直接関わりませんが、登録するときは出荷期限もあわせて設定する決まりです。
商品マスタでは、「消費期限」をONにして、出荷期限設定日に日数を入れる
期限管理商品として登録するには、商品マスタで「消費期限」のトグルをONにし、「出荷期限設定日」に出荷不可とする日数を入力します。ヘルプの例では、消費期限の60日前に出荷不可とする場合は「60」と入力します。購入者が飲み切る期間を見込んで、期限の何日前まで出荷するかを先に決めておきます。
入荷予定では消費期限が必須で、分からないときは倉庫が登録する
期限管理商品を入荷予定に登録するときは、消費期限の入力が必須です。入力した消費期限から、商品マスタの出荷期限設定日を加味した日付が、出荷期限に自動で反映されます。消費期限が分からない場合は、流通加工指示の付帯項目にある「消費期限登録」のトグルをONにします。入荷作業のときに、倉庫が消費期限を確認して登録します。消費期限の入力も「消費期限登録」の指示もないままだと、エラーメッセージが表示され、入荷予定を登録できません。
期限の違う在庫は、袋か箱で分けて入荷する
入荷の決まりは次のとおりです。
- 混載のルール——同じSKUで消費期限を管理する場合は、袋を分けて梱包します。袋で分けるのが難しいときは、箱で分けます。
- 登録の締め切り——入荷予定は、前日の17時までにSTOCKCREWのシステムで登録します。
- 入荷予定日の更新——入荷検収は入荷予定日に基づいて行われるため、予定日より前の商品は作業の対象外です。実際の納品日と大きく違うときは、入荷予定編集で予定日を更新します。
- 未処理のデータ——入荷予定日から10日以上経過した未処理のデータは、入荷数ゼロで確定されます。
| 設定する場所 | 入力する項目 | 入力しないと |
|---|---|---|
| 商品マスタ | 「消費期限」ON+出荷期限設定日(日数) | 期限管理商品として扱われない |
| 入荷予定 | 消費期限(または「消費期限登録」の指示) | エラーになり、入荷予定を登録できない |
| 入荷物の梱包 | 同じSKUで期限が違うものは袋・箱で分ける | 混載のルールに沿わない入荷になる |
サプリで取り込まれない受注は、取込条件の4パターンで見分ける
makeshopの受注の取込には条件があります。取込の対象は、連携日時から過去3日以内の受注(上限100件)で、配送ステータスが未配送のものです。
取込対象外になる4つのパターン
| パターン | サプリで起きやすい場面 | 対処 |
|---|---|---|
| 仮注文・キャンセル | 決済が済んでいない、または取り消された注文 | 注文の状態を確認する |
| 独自コードが未設定 | 新しい容量・まとめ買いを足した直後で、コードが空欄 | 独自商品コードと独自オプションコードの両方を設定する(第1章) |
| 変換できない配送方法・配送時間・支払方法 | SCシステムの変換マスタにない値がある | API連携エラーログで確認し、変換マスタを整える |
| 1配送先に複数の配送方法 | 配送方法の違う商品を同時に注文された | 自動配送分割を検討する(第4章) |
支払方法によって、出荷可能になるタイミングが変わる
代金引換、NP後払い、後払い.COM、後払い決済(Paid)、決済不要、GMO後払い(イプシロン)、クロネコ代金後払い、GMO後払い(ペイメントサービス)は、入金済みとして取り込まれます。これ以外の支払方法は、makeshopで入金ステータスが「入金済み」になったときに、SCシステムで出荷可能な状態になります。
複数の配送先がある注文は、配送先ごとに分割して連携される
ギフトなどで1つの注文に複数の配送先が指定されている場合は、SCシステム側で配送先ごとに分割して受注を連携します。元の注文番号に配送先IDをハイフンでつないだ形(注文番号-配送先ID)で連携され、出荷実績も配送先ごとに連携されます。1つの配送先に「配送方法」が複数ある場合は、次の章のとおり、そのままでは取り込めません。
商品ごとに配送方法を分けるなら、自動配送分割と定期購入の相性を確かめる
makeshopでは、商品ごとに配送方法を指定できます。サプリでも、通常の商品とは配送方法を分けて設定しているストアがあります。この場合に、配送方法の違う商品を1回の注文で買われると、1つの配送先に複数の配送方法が設定された状態になります。SCシステム側で配送方法を1つに変換できないため、この受注は取り込めません。
エラーログで、複数の配送方法かどうかを見分ける
該当の受注が発生すると、API連携エラーログに「配送方法が取得できません」というエラーが表示されます。このとき「deliveryMethodIds」に複数のIDが並んでいれば、1つの配送先に複数の配送方法が設定されている状態です。
makeshopの「自動配送分割」で、注文を配送方法ごとに分ける
対処は、makeshopの「自動配送分割」をONにすることです。配送方法の違う商品を同時に注文されたとき、注文時に配送方法ごとに注文が自動で分割され、分割された注文がそれぞれ取り込まれます。設定場所は、makeshop管理画面の「ショップ構築/設定」→「配送」→「配送方法設定」です。
サプリでは、定期購入商品への影響を設定前に確かめる
自動配送分割には、設定前に確認したい制限があります。
- 対応するのはSmart Checkoutのみ——あわせて「複数配送を利用する」にチェックが必要です。
- 一部の決済方法が使えなくなる——自動配送分割が適用される注文では、代金引換など一部の決済方法を利用できません。
- 定期購入商品・予約商品は一部が非対応——配送が2口以上に分かれる場合、購入できないことがあります。
- ほかにも制限がある——設定する前に、makeshopのマニュアルを必ず確認します。
サプリは、定期購入を柱にするストアが少なくありません。3つ目の制限は、定期購入商品を配送方法の違う商品と同じ注文で買えるようにしている場合に関わります。ONにする前に、その同時購入の場面をmakeshopのマニュアルで確かめます。
商品連携はモール形式のCSV、API連携はアプリのインストールまで
商品連携は、STOCKCREWとECサイト側の商品コードを対応づける設定です。makeshopの商品連携は、makeshop管理画面からダウンロードしたCSV(モール形式)で登録します。API連携の設定の有無にかかわらず使えます。
店舗区分によって、使えるCSVの形式が違う
- makeShop——モール形式とSC標準形式のどちらでも登録できます。
- makeshopV2——モール形式だけを使えます。V2でSC標準形式のCSVを使うと、在庫連携が正常に動作しません。
容量違いをオプションで持つサプリは、商品データに加えて、オプションデータもダウンロードして登録します。登録の手順は、makeshopでアパレルを売る事業者の発送代行ガイドに、画面の流れを順に整理しています。
API連携は、ショップIDの保存だけでは有効にならない
makeshopの新連携方式(V2)では、STOCKCREWのシステムでショップIDを保存し、makeshop管理ページで「STOCKCREW for makeshop」のアプリをインストールして、連携が有効になります。インストールではフリープランを選びます。ショップIDの保存だけでは連携は有効になりません。旧方式(MakeShop V1)から移行するときは、店舗編集でECサイトを「MakeShop V2」に変更して保存すると、旧API連携が自動的に解除されます。連携項目をしばらく無効にしていた場合は、APIの再認証が必要になることがあるため、再び有効にしたあとはエラーログを確認します。
| 確認すること | makeShop | makeshopV2 |
|---|---|---|
| 商品連携のCSV | モール形式/SC標準形式 | モール形式のみ |
| API連携の有効化 | 旧方式の設定 | ショップID保存+アプリのインストール |
同梱物の表示と、預けられる範囲・返品の確認
サプリの出荷では、飲み方の案内や次回購入のチラシを同梱することがよくあります。同梱物の文言も、商品ページと同じ基準で点検しておきます。消費者庁は、健康食品等の表示について、次のように公表しています。
117 事業者による 126 商品について、健康増進法第 65 条第1項の規定に違反するおそれのある文言等を含む表示を行っていた
購入後の相談が多いことも、通販のサプリで意識しておきたい点です。国民生活センターは、2025年度の相談の状況について、次のように伝えています。
全国の消費生活センター等から収集した「危害・危険情報」は15,899件で、対前年度比でみると5.3%増となりました。
同じ公表では、このうち「危害情報」が13,432件で、上位3商品・役務等は「化粧品」「医療サービス」「健康食品」とされています。あわせて、国民生活センターの65歳以上の相談の公表では、契約当事者が65歳以上の相談は2025年度に330,497件で、前年度より約25,800件増えたとされています。同梱物や出荷時の記録も含めて、トラブルを減らす設計が求められる商材です。
預けられる範囲と、返品の扱い
STOCKCREWは常温倉庫を使っており、冷蔵・冷凍商品の管理や発送は行っていません。返品には「返品対応」の作業があり、配送会社から返送されてきたものや、お客様から返品されたものを、良品として在庫へ戻します。料金は、BtoCの返品対応が1件300円(税別)で、配送会社から倉庫へ返送されるときの着払い送料(実費)は含まれません。エンドユーザーからの着払い返品は受け付けておらず、着払いで到着した商品は受取拒否になります。
導入前のチェックリスト
- 独自コードを点検する——独自商品コードと独自オプションコードが、全商品・全選択肢で空欄になっていないかを確認します。
- 付番のルールを決める——SC側の商品コードは登録後に変更できないため、容量・まとめ買いの付け方を先に決めます。
- 期限管理を設定する——商品マスタで「消費期限」をONにし、出荷期限設定日を入力します。
- 入荷予定の入力と梱包を決める——消費期限を入れる運用と、期限違いの在庫を袋・箱で分ける運用を決めます。
- 店舗区分とAPI連携を確認する——makeShopかmakeshopV2かを確かめ、V2はアプリのインストールまで行います。
- 配送方法の分け方を見直す——商品ごとに分けているなら、自動配送分割の制限と、定期購入商品への影響を確認します。
STOCKCREWは初期費用0円・固定費0円で、1点から預けられ、導入は最短7日です。
まとめ:makeshopのサプリ出荷は「コード」「期限」「配送方法の分割」の順で整える
makeshopでサプリを販売する事業者が発送代行を使うポイントは、独自商品コードと独自オプションコードを、容量・まとめ買いの選択肢ごとに空欄なく付けることです。SC側の商品コードは登録後に変更できないため、出品の前に設計します。そのうえで、商品マスタで「消費期限」をONにして出荷期限設定日を入力し、入荷予定で消費期限を入れる順番で、期限管理を整えます。商品ごとに配送方法を分けているストアは、自動配送分割の制限、とくに定期購入商品への影響を確かめたうえで、設定を決めます。
発送代行の比べ方は発送代行おすすめ25選、物流全体の設計はEC物流完全ガイド・EC物流システム、モール運営はネットショップ運営完全ガイド、サービス内容はSTOCKCREW完全ガイドにまとめています。自社の商品数や出荷件数で費用を確かめたい場合はお問い合わせから、まずは情報を集めたい段階であれば資料ダウンロードをご利用ください。
よくある質問(FAQ)
Q. makeshopでサプリの容量違いを売るとき、商品コードはどう付けますか?
A. makeshopの独自商品コードと独自オプションコードを連結した文字列が、STOCKCREWの商品コードとして取り込まれます。容量やまとめ買いの選択肢ごとに別の文字列になるように付番します。SC側の商品コードは、登録後に変更できません。
Q. 賞味期限のあるサプリは、どう登録しますか?
A. 商品マスタで「消費期限」をONにし、「出荷期限設定日」に出荷不可とする日数を入力します。入荷予定の登録では消費期限の入力が必須で、出荷期限は自動で反映されます。消費期限が分からないときは、流通加工指示の「消費期限登録」をONにします。
Q. 期限の違う在庫は、どう入荷すればよいですか?
A. 同じSKUで消費期限を管理する場合は、混載のルールにより、袋を分けて梱包します。袋で分けるのが難しいときは、箱で分けます。入荷予定は、前日の17時までに登録します。
Q. 配送方法の違う商品を同時に買われた注文が、取り込まれません。なぜですか?
A. makeshopでは商品ごとに配送方法を指定できるため、1つの配送先に複数の配送方法が設定された状態になり、SCシステム側で配送方法を1つに変換できないためです。API連携エラーログの「deliveryMethodIds」に複数のIDが表示されていれば、この状態です。makeshopの自動配送分割をONにすると、配送方法ごとに注文が分割されて取り込まれます。
Q. 自動配送分割は、定期購入のサプリにも使えますか?
A. 定期購入商品・予約商品は一部が対応しておらず、配送が2口以上に分かれる場合は購入できないことがあります。自動配送分割はSmart Checkoutのみ対応で、代金引換など一部の決済方法も使えなくなります。設定する前に、makeshopのマニュアルで制限を確認します。
この記事の監修者
保阪涼子
株式会社KEYCREW 営業部長。物流会社で10年間、EC物流の現場担当・営業事務を経験し、EC・物流業界で通算10年以上のキャリアを持つ。STOCKCREWではサービス開始初期から商談を担当し、500社以上のEC事業者への導入支援を一貫して手がけてきた。YFF(Yahoo!フルフィルメント)移管時には1,000社超の顧客接点・フロー設計を主導。月間10万件以上の出荷管理に携わり、顧客の物流費を平均15%削減する成果を上げている。成約率50%を達成した営業手法には、「『売る』より『解く』」という顧客課題解決型のアプローチが根底にある。物流メディア(Logistics Today、ECのミカタ)へのインタビュー掲載実績も持つ。