ヤマト運輸の料金とサービスを物流会社が解説|ゆうパケット・宅急便コンパクト・60サイズの選び方

ヤマト運輸の配送サービスを物流会社が解説

通販・ネットショップを運営すると必ず必要になるのが商品の「発送」です。ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便のうちどれを利用すべきか、各サービスの違いは何か——こうした疑問は多くのEC事業者が抱えるものです。

本記事では、ヤマト運輸の3大配送サービス「クロネコゆうパケット(旧ネコポス)」「宅急便コンパクト」「宅急便」について、物流会社の視点から料金体系、サイズ規格、補償内容、メリット・デメリット、そして発送代行を活用したコスト最適化の方法まで解説します。2024年4月のネコポス→クロネコゆうパケットへの移行など、最新情報を反映しています。発送代行の仕組みと費用を解説した完全ガイドと合わせてご活用ください。

ヤマト運輸の配送サービス一覧と選び方

ヤマト運輸の3大配送サービス クロネコゆうパケット 旧ネコポス|ポスト投函 厚さ3cm以内・1kg以内 全国一律・最安の選択肢 宅急便コンパクト 専用BOX|対面手渡し 厚さ5cm以内・重量制限なし 日時指定・代引き対応 宅急便 60〜200サイズ|対面手渡し 三辺合計200cm以内・30kg以内 補償30万円・全サービス対応

ヤマト運輸の配送サービスは大きく分けて上記3つです。配送方法によって料金、サービス内容、補償額、届け方が異なります。各サービスの特徴を正しく把握し、商品のサイズと顧客のニーズに応じて使い分けることが、物流費の削減とEC運営の効率化に直結します。

EC事業者にとって特に重要なのは「同じ商品でも配送サービスの選択次第で1件あたり数百円のコスト差が生じる」という点です。以下、各サービスの詳細を物流会社の視点で解説します。

クロネコゆうパケット(旧ネコポス)の詳細

クロネコゆうパケットは、2024年4月にネコポスから移行されたヤマト運輸と日本郵便の連携サービスです。小さな荷物をポストに投函するDMサイズの配送サービスで、EC物流で最も利用頻度が高いサービスの一つです。

クロネコゆうパケット(旧ネコポス)の仕様 サイズ 34×23×厚さ3cm 旧ネコポスより0.5cm拡大 重量 1kg以内 届け方 ポスト投函 料金 全国一律 契約条件により異なる 補償 3,000円

旧ネコポスからの主な変更点

2024年4月のクロネコゆうパケットへの移行で最も大きな変更点は、厚さ上限が旧ネコポスの2.5cmから3cmに拡大されたことです。これにより、従来は厚さの制約でネコポスを利用できなかった商品(やや厚みのあるアクセサリー、小型のコスメ等)も対象に含まれるようになりました。配達は日本郵便の配達網を活用し、郵便受けに投函される方式です。

メリット

クロネコゆうパケットの最大のメリットは全国一律料金でコストが予測しやすいことです。EC事業者にとって送料設定が簡単になり、利益率の計算も明確になります。ポスト投函のため受取人が不在でも受け取れ、再配達が発生しません。追跡サービスにも対応しており、配送状況をリアルタイムで確認できます。一部地域を除き全国翌日配送が可能な点も、宅急便レベルのスピード感です。

注意点

日時指定ができないため、特定の日時に届けたい場合は別のサービスを選ぶ必要があります。補償額は1個あたり税込3,000円までと限定的で、高額商品には不向きです。代引き(代金引換)には非対応です。利用にはヤマト運輸との法人契約が必要ですが、発送代行サービスを利用すれば個人事業主でも間接的に法人契約の料金で利用可能です。

発送代行で格安に利用する方法

クロネコゆうパケットを最も安く利用する方法は、発送代行サービスを経由することです。発送代行業者はヤマト運輸と大口の法人契約を結んでおり、個人で契約するよりも大幅に安い特約料金が適用されます。さらに、ネコポス用の資材や送り状の準備も不要になり、資材費もコストダウンできます。STOCKCREWではDMサイズ260円〜(配送料+作業料+資材料コミコミ)で利用可能です。ピッキングの効率化と精度を解説した記事では、倉庫内での出荷品質の担保方法も紹介しています。

宅急便コンパクトの詳細

宅急便コンパクトは、60サイズよりも小さな荷物を専用BOXで送るサービスです。配送方法は宅急便と同様で、対面手渡しとなります。補償は荷物1個あたり税込3万円までです。

2種類の専用BOX

宅急便コンパクトには「宅急便コンパクト専用BOX」(縦20cm×横25cm×高さ5cm)と「宅急便コンパクト薄型専用BOX」(縦24.8cm×横34cm)の2種類があります。専用BOXの購入が必須(税込70円)で、市販の箱や封筒は使用できません。重量の制限はありません。

5つの特徴

宅急便コンパクトの特徴は、全国翌日配送、着払い対応、日時指定可能、コンビニでの発送対応、そして専用資材の利用です。宅急便と同等のサービスレベルを維持しつつ、60サイズよりも割安に発送できる点が最大の強みです。三辺の最短辺が5cm以下の商品(化粧品のボトル、ヘアケア商品、小型のアパレルなど)の発送に適しています。

料金体系

宅急便コンパクトの配送料は宅急便と同様の距離制(発送元と届け先の距離で変動)で、専用BOX代70円が別途加算されます。同一エリア内(例:関東→関東)で680円程度、遠距離(例:関東→沖縄)で1,000円超が目安です。最新の料金表はヤマト運輸公式ホームページで確認してください。

注意点

専用BOXの再利用はできません。BOXの厚みが外寸5cmを超えるほど著しく変形している場合や、ふたが閉まらない場合は発送できません。補強梱包が必要な場合(中身が割れ物など)は宅急便を利用すべきです。

発送代行で格安に利用する方法

宅急便コンパクトは距離制のため、遠方への配送ほどコストが高くなります。しかし発送代行サービスを利用すれば、大口契約の特約料金に加え、専用BOXの調達と梱包も業者が行ってくれます。STOCKCREWでは資材費込み・全国一律のコミコミ価格で宅急便コンパクトの利用が可能です。料金の詳細はこちら

宅急便の詳細

宅急便は、60〜200サイズ(三辺合計200cm以内、重さ30kgまで)の荷物を送るヤマト運輸の主力サービスです。補償は荷物1個あたり税込30万円までで、3サービスの中で最も手厚い保証です。

宅急便のサイズ別料金(個人契約 vs 発送代行) 60 80 100 120 140 160 (サイズ) 930円 1,150円 1,390円 1,610円 1,850円 2,070円 個人契約(関東→関東) 560円〜 650円〜 要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ STOCKCREW(全国一律コミコミ)

サイズ規格と重量

サイズ 三辺合計 重量上限
60サイズ 60cm以内 2kg
80サイズ 80cm以内 5kg
100サイズ 100cm以内 10kg
120サイズ 120cm以内 15kg
140サイズ 140cm以内 20kg
160サイズ 160cm以内 25kg
180サイズ 180cm以内 30kg
200サイズ 200cm以内 30kg

サイズの算出方法は、出荷するダンボールの三辺(縦+横+高さ)の合計値で判定されます。たとえば縦20cm×横10cm×高さ7cmの商品は合計37cmのため60サイズが適用されます。

料金体系

宅急便の配送料金は発送元と届け先の距離とサイズの組み合わせで決まります。たとえば関東発→関東着の60サイズで930円程度、関東発→関西着の60サイズで1,040円程度が目安です(2026年時点の個人契約料金)。距離が遠くなるほど、サイズが大きくなるほど料金は上がります。最新の料金表はヤマト運輸の宅急便運賃一覧表で確認してください。

メリット

宅急便はどんなサイズの商品にも対応できる汎用性の高さが最大の強みです。全国翌日配送、着払い対応、日時指定、コンビニ発送・受取、営業所止置きなど、すべてのサービスに対応。補償が最大30万円と手厚いため、高額商品の発送にも安心して利用できます。立方体に近い商品や、厚さ5cmを超える商品は、宅急便が最適な選択肢です。

注意点と発送代行の活用

宅急便は距離制のため、EC事業者が全国に発送する場合、配送先によって送料が大きく変動します。この変動を吸収するために「送料一律設定」や「送料無料」を掲げるEC事業者は多いですが、その場合は遠方への配送で利益が圧迫されます。

発送代行サービスを利用すれば、大口契約による特約料金で、個人契約よりも大幅に安い配送料が適用されます。さらにSTOCKCREWではサイズ別で全国一律のコミコミ料金を設定しているため、配送先による料金変動がなくなり、ネットショップの送料設定がシンプルになります。60サイズ560円〜、80サイズ650円〜(配送料+作業料+資材料込み)です。

3サービスの料金・補償・サイズ比較

ヤマト運輸 3サービスの総合比較 項目 クロネコゆうパケット 宅急便コンパクト 宅急便(60サイズ〜) サイズ上限 34×23×厚さ3cm 20×25×5cm / 24.8×34cm 三辺合計60〜200cm 重量上限 1kg 制限なし 2〜30kg(サイズ別) 届け方 ポスト投函 対面手渡し 対面手渡し 補償 3,000円 30,000円 300,000円 日時指定 不可 可能 可能 代引き 不可 可能 可能 STOCKCREW料金 260円〜 お問い合わせ 560円〜(60サイズ)

上の比較表のとおり、3サービスはサイズ・補償額・届け方・日時指定の可否で明確に差別化されています。商品の特性と顧客のニーズに合わせて選択することが重要です。

商品タイプ別のおすすめサービス

アクセサリー、スマホケース、文房具、パウチ型サプリなど薄型・軽量の商品はクロネコゆうパケットが最適です。化粧品ボトル、小型のアパレル、ヘアケア商品など厚さ3〜5cmの商品は宅急便コンパクト。それ以上のサイズや高額商品は宅急便60サイズ以上を選びましょう。BASEの送料設定を解説した記事でも、配送サービスごとの送料設計方法を紹介しています。

発送代行を活用して配送料を最適化する方法

個人契約 vs 発送代行経由の料金比較(60サイズの例) 個人で直接契約した場合 配送料930円〜(距離制)+資材費+作業の時間 → 遠方への配送で利益が圧迫される 発送代行(STOCKCREW)経由 60サイズ560円〜(全国一律・コミコミ) → 配送料+作業料+資材料込み、距離による変動なし

ヤマト運輸の配送サービスを個人で直接契約する場合と、発送代行経由で利用する場合では、料金に大きな差が生じます。発送代行業者はヤマト運輸と大口の法人契約を結んでおり、個人や小規模事業者では得られない特約料金が適用されるためです。

コスト削減の3つのポイント

第一に、大口契約の割引料金です。個人契約の60サイズ930円(関東→関東)に対し、STOCKCREWの60サイズは配送料+作業料+資材料込みで560円〜。この差額370円は、月100件の出荷なら月37,000円、年間44万円のコスト削減になります。

第二に、全国一律料金による予測可能性です。距離制の宅急便では、遠方への配送で利益が圧迫されるリスクがありますが、全国一律のコミコミ価格なら配送先による変動がなく、EC事業者の送料設定がシンプルになります。

第三に、作業時間の解放です。梱包、送り状の作成、配送キャリアへの引き渡しといった作業をすべて発送代行が行うため、EC事業者は商品企画やマーケティングに集中できます。STOCKCREWは楽天・Amazon・Shopify・BASEなど13以上のプラットフォームとAPI連携済みで、注文から出荷まで自動化できます。

まとめ:商品に最適な配送サービスで物流コストを削減しよう

ヤマト運輸の配送サービスは、クロネコゆうパケット(旧ネコポス)、宅急便コンパクト、宅急便の3つを商品のサイズ・重量・補償要件に応じて使い分けることで、配送コストを最適化できます。2024年4月のネコポスからクロネコゆうパケットへの移行で厚さ上限が3cmに拡大され、小型商品を送るEC事業者にとって利便性は向上しています。

ただし個人契約で利用する場合、距離制の宅急便では遠方への配送コストが利益を圧迫するリスクがあります。発送代行サービスを活用すれば、大口契約の割引料金、全国一律のコミコミ価格、作業時間の解放という3つのメリットで、配送コストを大幅に削減できます。

商品企画の段階から配送サイズを意識し、パッケージを厚さ3cm以内に設計できれば、DMサイズ260円〜で全国に発送可能です。この「たった1cmの差」が年間で数十万円のコスト差を生む可能性があります。

STOCKCREWのサービス内容・料金・導入方法を解説した完全ガイドも参考に、まずは無料の資料ダウンロードから、またはお問い合わせからお気軽にご相談ください。

ヤマト運輸の配送に関するよくある質問(FAQ)

Q. ネコポスはもう使えないのですか?

2024年4月1日以降、ネコポスは「クロネコゆうパケット」に統合されました。小型薄型荷物をポスト投函で送るという基本機能は引き継がれ、厚さ上限は2.5cmから3cmに拡大されています。

Q. 商品開発段階で配送サイズを意識するメリットは?

パッケージを厚さ3cm以内に設計できればDMサイズ(260円〜)で発送でき、3cmを超えると60サイズ(560円〜)になります。この300円の差は月間数百件の出荷で数万円〜十数万円のコスト差になるため、商品企画の段階から配送サイズを意識したパッケージ設計が重要です。

Q. 宅急便コンパクトと宅急便60サイズはどちらが安いですか?

個人契約の場合、宅急便コンパクト(680円〜+専用BOX70円=750円〜)は宅急便60サイズ(930円〜)より安い設定です。ただし発送代行経由なら、STOCKCREWの60サイズが560円〜(コミコミ)で、宅急便コンパクトの個人契約料金(750円〜)よりも安くなります。料金の詳細はこちら

Q. ヤマト運輸以外のキャリアも使えますか?

発送代行サービスによっては、ヤマト運輸だけでなく佐川急便や日本郵便とも契約しており、商品のサイズや配送先に応じて最適なキャリアを自動選択する仕組みを持っています。複数キャリアの使い分けを自社で行うのは手間がかかりますが、発送代行に委託すれば自動化できます。ECモールの特徴を比較した記事では、モールごとの配送要件の違いも紹介しています。

Q. 離島への配送は追加料金がかかりますか?

宅急便・宅急便コンパクトともに離島でも追加料金はかかりません。クロネコゆうパケットも離島対応しています。STOCKCREWの全国一律料金も、離島を含む日本全国が対象です。

Q. 発送代行を使うとどのプラットフォームのショップでも利用できますか?

はい。STOCKCREWは楽天・Amazon・Shopify・BASEなど13以上のECプラットフォームとAPI連携済みで、どのプラットフォームでショップを運営していても同じ配送品質・同じ料金体系で発送代行を利用できます。Shopifyの機能と特徴を解説した記事BASEの手数料を解説した記事も参考にしてください。

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