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BASEと発送代行のAPI連携実務ガイド|STOCKCREW接続設定・受注自動化・在庫同期・エラー対処

  • EC・物流インサイト
2026年06月12日 更新 2023年7月12日 公開

この記事は約14分で読めます

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BASEは月額固定費ゼロで始められる国内トップクラスのECカートですが、受注が増えてくると「BASEの管理画面から毎回CSVをダウンロードして発送代行に送る」という手作業が日課になります。BASEとSTOCKCREWをAPI連携することで、この手作業をゼロにできます。 発送代行完全ガイドとAPI連携で発送を自動化する仕組みを前提として、BASEとSTOCKCREW固有の実務ポイントを解説します。

目次

  1. BASEのAPI連携で実現する3つの自動化
  2. API連携前の必須準備:種類コード登録
  3. STOCKCREW×BASE連携の設定手順
  4. 運用実務:自動取り込み・ステータス更新・在庫同期
  5. キャンセル・変更・返品への対応フロー
  6. API連携後の定期運用管理とKPI
  7. まとめ
  8. よくある質問(FAQ)

BASEのAPI連携で実現する3つの自動化

BASEとSTOCKCREWのAPI連携では以下の3つが自動化されます。BASEの概要・スタートガイドでBASEの基本機能を確認した上で、API連携によって何が変わるかを理解してください。

自動化①:受注の自動取り込み(20分ごと)

BASEに注文が入ると、STOCKCREWのシステムが約20分ごとにBASEの受注データを自動取得します。EC事業者がCSVをダウンロードして発送代行に送信するという手作業がなくなり、浮いた時間を商品企画やマーケティングに充てられます。受注業務のデジタル化は、国全体のDX推進の流れとも合致します。

日本でDXに取組んでいる企業の割合は2022年度調査では69.3%まで増加した。ただし、全社戦略に基づいて取組んでいる割合は米国が68.1%に対して日本が54.2%となっており、全社横断での組織的な取組として、さらに進めていく必要がある。

出典:IPA「DX白書2023」エグゼクティブサマリー

自動化②:出荷完了ステータスの自動更新

STOCKCREWで出荷が完了すると、BASEの注文ステータスが自動的に「発送完了」に更新されます。それと同時にBASEの仕様に基づき、購入者への発送完了通知メールが自動送信されます。顧客サポートの負担が大幅に軽減されます。

自動化③:在庫数の自動同期

STOCKCREWの倉庫で出荷が行われるたびにBASEの在庫数が自動減算されます。入庫があればBASEの在庫も増加します。これによりオーバーセル(売り越し)を防げます。在庫過剰・欠品の防止策も合わせて確認してください。

API連携では、モールやカートの受注情報が発送代行会社のシステムへ自動で連携されるため、事業者が個別に連絡しなくても、連携された受注内容のとおりに商品が発送されます。仕組みの全体像はAPI連携で発送を自動化する仕組みで詳しく解説しています。

BASE × STOCKCREW API連携:自動化される3フロー ①受注自動取り込み 20分ごとにBASEの受注を自動取得 → CSV手作業からの完全解放 ②出荷完了ステータス更新 BASEの注文が「発送完了」に自動変更 → 購入者への発送通知メールも自動 ③在庫の双方向同期 出荷→BASE在庫を即時減算 → オーバーセル防止

API連携前の必須準備:種類コード登録

BASEとSTOCKCREWのAPI連携を開始する前に必ず対応すべき準備があります。この準備が不完全だと連携が機能しません。発送代行に商品を預ける前の完全準備ガイドと合わせて確認してください。

BASEの「種類コード」とは何か

BASEでは商品のバリエーション(サイズ・カラー等)を「種類」と呼び、各種類に対して「種類コード」を設定できます。このコードがSTOCKCREWの商品コード(SKU)と紐づくことで、在庫連携が機能します。種類コードが登録されていない商品は在庫連携ができません。

種類コードの登録方法と注意点

BASEの管理画面から商品を選択し、各バリエーションの「種類コード」欄にSTOCKCREWで管理するSKUと同じコードを入力します。例えばSTOCKCREWで「ITEM001-RED-M」というコードで商品を管理している場合、BASEの当該バリエーションの種類コードも「ITEM001-RED-M」に設定します。API連携前に必ず全商品・全バリエーションのコード入力を完了させてください。新商品を追加する際も、販売前に両システムのコード設定を同時に行う運用をルール化しておきましょう。ノベルティやリーフレットなどの同梱物もSTOCKCREW側に商品として登録し、BASEのバリエーションと紐づける必要があります。

準備項目 実施内容 未完了時の影響
種類コード登録 BASE内の全バリエーションにSKUと同一のコード入力 在庫連携が機能しないため、オーバーセルの原因に
商品対応表作成 STOCKCREWシステムでBASEの種類コードとマッピング 受注取り込み後のピッキングエラー増加
同梱物登録 ノベルティやサンキューカードをSTOCKCREW側に登録 出荷時の同梱物漏れが発生

STOCKCREW×BASE連携の設定手順

種類コードの登録が完了したら、STOCKCREWシステムとBASEを接続します。認証は5分程度で完了します。EC物流のAPI連携ガイドでAPI連携の全体概念を理解した上で設定を進めてください。

認証設定と商品対応表の設定

①STOCKCREWシステムの「店舗設定」画面でBASEを選択してクリック、②「連携開始(認証ページに移動)」をクリック、③BASEのメールアドレスとパスワードでBASEにログイン(STOCKCREWのログイン情報ではなく、BASEのログイン情報を使用)、④認証が完了するとSTOCKCREWシステムの画面に自動で戻り連携完了、という流れです。BASEのアカウント権限が「オーナー」でない場合は認証に失敗するため、事前にアカウント権限を確認してください。認証が完了した後、STOCKCREWシステムで「商品対応表」を作成します。これはSTOCKCREWの商品とBASEの種類コードを紐づけるマッピングテーブルです。この設定を完了して初めて在庫の双方向同期が機能します。商品数が多い場合はCSV一括アップロードで対応できます。

テスト受注での動作確認

設定完了後は必ずBASEでテスト注文を行い、①STOCKCREWシステムに受注が取り込まれているか、②出荷完了後にBASEの注文が「発送完了」に更新されているか、③在庫数が正しく減算されているかの3点を確認します。1件以上のテスト出荷を実際に完了させることが重要です。テスト出荷の確認方法を参照してください。

運用実務:自動取り込み・ステータス更新・在庫同期

API連携が稼働してからの実務ポイントを整理します。各機能の動作タイミングと制限を理解することで、運用上のトラブルを未然に防げます。

20分間隔の自動取り込みと当日出荷対応

STOCKCREWはBASEの受注を約20分ごとに自動取得します。例えば「14:00締め当日出荷」という運用をしている場合、13:55に来た注文がSTOCKCREWに取り込まれるのは最大20分後の14:15になる可能性があります。締め時間ギリギリの注文は翌日出荷になることがあることを顧客への発送ガイドラインに明記しておくことを推奨します。BASEの購入完了画面や店舗トップページに「14:00までのご注文が本日配送対象」と明記することで、クレーム防止になります。また、BASEとSTOCKCREWをAPI連携すると、全ての受注が自動的にSTOCKCREWへ送られます。「この商品だけは自分で発送したい」という受注がある場合、一旦STOCKCREW側でキャンセル処理するか、該当商品をAPI連携対象外に設定する必要があります。自社発送と外注発送を混在させる場合は事前に業者に相談してください。

出荷完了後のステータス自動更新と発送通知メール

STOCKCREWで出荷が完了すると、BASEの注文ステータスが「発送完了」に自動更新されます。BASEの仕様上、ステータスが「発送完了」になると、購入者への発送完了通知メール(発送通知)が自動で送信されます。発送通知メールの内容はBASEの管理画面からカスタマイズできます。API連携を始める前に、発送通知メールの文面を確認・調整しておくことを推奨します。発送後のフォローアップ(追跡番号の確認方法・開封時の注意点等)を記載するとクレーム防止になります。ウェアハウジング業者から配送業者への引き渡しタイミングも記載すると、顧客からの問い合わせが減ります。

在庫連携の仕組みと差異発生時の対処

在庫連携が正しく機能するためには、①商品対応表の設定完了、②種類コードの正確な登録、③STOCKCREWへの入庫完了という3つの前提条件がそろっていることです。BASEの理論在庫(システム上の在庫数)とSTOCKCREWの実在庫(倉庫内の実際の在庫数)が一致しない場合、どちらかで手動修正を行います。月次棚卸しを実施してBASE・STOCKCREW双方の在庫数を突合し、差異がある場合は原因を調査します。よくある原因は入庫記録の漏れ、返品・破損未反映、API連携エラーです。毎月の棚卸しに加えて、①出荷ピークの時間帯に在庫が正しく減算されているか、②返品受付時にBASE側で在庫が増えているか、③商品対応表に未登録の商品がないかの3点を定期確認することで、在庫精度を高い水準に保てます。

BASEとWMS(倉庫管理システム)を自動連携することで、在庫引き当てからピッキング、梱包、配送伝票の発行までが一気通貫で進みます。

キャンセル・変更・返品への対応フロー

API連携後の最大の注意点が「キャンセルや内容変更の反映はAPI経由では自動化されない」という点です。手動対応フローを事前に整備することで、顧客満足度を維持できます。

キャンセル・住所変更への対応と返品管理

BASEでキャンセルが発生した場合、そのキャンセル情報はSTOCKCREWに自動連携されません。キャンセルが確定したらすぐにSTOCKCREWへ連絡し、出荷指示をキャンセルしてもらう必要があります。出荷済みの場合は返送対応になります。BASEの「注文管理」画面でキャンセルステータスに変更した直後に、メール・電話・管理ツールでSTOCKCREWに通知する運用を徹底します。受注後に住所変更や商品変更があった場合も同様にSTOCKCREWへ直接連絡します。API経由で送信済みの受注データは変更されません。連絡のタイミングが遅れると出荷済みになるため、購入者からの変更連絡に素早く対応できる体制を整えてください。大型連休前は特に注意が必要です。出荷後の返品・交換依頼があった場合、BASEで返品登録を行い、同時にSTOCKCREWに返送指示を送ります。返品受領時の在庫復帰もSTOCKCREW側で登録してもらい、最終的にBASEの在庫に反映されることを確認してください。

対応項目 自動連携 対応方法
受注取り込み ✓ 自動(20分ごと) 特に対応不要
キャンセル ✗ 手動対応 BASEで登録後、直ちにSTOCKCREWに連絡
住所・商品変更 ✗ 手動対応 変更確定後すぐにSTOCKCREW に連絡
返品受付 ✗ 手動対応 返品登録とSTOCKCREW返送指示を同時実行

令和6年度の国内BtoC-EC市場規模は26兆1,654億円(前年比5.1%増)に拡大した。

出典:経済産業省「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」(2025年8月)

API連携後の定期運用管理とKPI

API連携が稼働した後も、定期的な運用チェックは欠かせません。物流KPIの設計と管理方法を参照して、以下の項目を月次で確認することを推奨します。

月次チェック項目と改善施策

①在庫精度(BASE側と倉庫側の在庫数の一致率。目標値は自社で設定)、②当日出荷率(締め時間までに入った受注のうち当日に出荷できた割合)、③誤出荷率(出荷件数に対する誤出荷件数の割合)、④API連携エラーログ(STOCKCREWシステムの連携ログで未取り込み受注がないか確認)、⑤顧客クレーム件数(発送関連のクレームの傾向分析)の5点を確認します。

月次チェックの結果、当日出荷率が落ちている場合は締め時間の見直しを、誤出荷率が高い場合はSKU管理の見直しを検討してください。クレーム傾向を分析することで、梱包方法の改善や発送通知メール内容の修正につながります。導入後3ヶ月間は週次でSTOCKCREWのシステム管理画面で連携ログを確認することで、潜在的なエラーを早期に発見できます。

API連携導入の効果:時間軸別のチェックポイント 導入前(1-2週間) 種類コード登録 商品対応表作成 テスト出荷確認 導入初期(1ヶ月) 当日出荷率 90%以上 在庫精度 95%以上 エラーログ0件 安定運用期(3ヶ月) 週30分以下の対応 クレーム20%削減 月次KPI自動化

まとめ

連携前準備が成功の9割:BASEのSKUとSTOCKCREW商品コードを完全一致させることが前提です。新商品を追加するたびに両システムのコードを同時更新する運用ルールを決めておくと安全です。コードがずれると在庫連携が機能せず、オーバーセルや欠品の原因になります。同梱物・ノベルティ・梱包資材もSTOCKCREW側への登録が漏れがちなポイントです。ロット管理と商品コード設計の実務と入庫・保管設計の基礎で詳細を確認できます。

BASEとSTOCKCREWのAPI連携では、①受注の20分ごと自動取り込み、②出荷完了後のBASEステータス自動更新(購入者への発送通知メール自動送信も含む)、③在庫の双方向リアルタイム同期の3つが自動化されます。受注の取り込み・出荷指示・発送通知・在庫反映までの一連の手作業がほぼゼロになるため、出荷件数が増えるほど効果が大きくなります。月30件以上の出荷がある段階になったら、導入を検討する価値があります。発送代行の導入タイミングと費用対効果も確認の上、適切なタイミングでAPI連携を開始してください。

導入後は在庫精度・当日出荷率・連携エラーログの3点を月次でチェックする習慣をつけることで、安定した物流運用が継続できます。連携が安定している場合でも、四半期に一度はSTOCKCREWのAPI仕様更新やBASEのプラン変更への追従状況を見直しておくと安心です。

連携設定や運用設計の進め方は、無料の資料ダウンロードで全体像を確認できます。

STOCKCREWはBASE・Shopify・楽天・Amazon・Yahoo!・ecforceなど13以上のカートとAPI連携に対応しています。発送代行サービスの選び方とSTOCKCREWの発送代行サービスを確認の上、お問い合わせからご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q. BASEのどのプランからAPI連携できますか?

BASEとSTOCKCREWの連携はBASEのApps(API連携)を通じて行います。プラン体系や各機能の提供条件は改定されることがあるため、最新の対応状況はBASE公式の料金プランページで確認してください。

Q. API連携後に商品を新規追加した場合はどうなりますか?

新商品を追加した場合は、BASEに種類コードを設定し、STOCKCREWの商品対応表にも追加設定が必要です。設定が完了するまで新商品の注文はAPI連携されない(またはエラーになる)ため、新商品追加時は先に設定を完了させてから販売開始することを推奨します。

Q. 複数店舗運営の場合、API連携はどうなりますか?

複数店舗(複数のBASEアカウント)をSTOCKCREWで管理する場合は、店舗ごとに個別の認証設定を行います。複数店舗の在庫を一元管理する場合は、STOCKCREWの担当者への事前相談が確実です。複数チャネル一元管理のコスト比較も参考になります。

Q. API連携が突然エラーになった場合は?

まずSTOCKCREWのシステム管理画面で連携ログを確認し、エラー内容を特定してください。多くの場合、BASE側のアカウント権限変更やAPI仕様変更が原因です。対応できない場合はSTOCKCREWのサポートに連絡してください。

Q. API連携中に臨機応変な対応が必要な場合は?

特定の受注だけを海外発送に変更する必要がある場合は、その受注をSTOCKCREW側でキャンセルし、別途手動で出荷指示を送信してください。運用フローを確立させることで、こうした柔軟な対応がスムーズになります。

この記事の監修者

保阪涼子

保阪涼子

株式会社KEYCREW 営業部長。物流会社で10年間、EC物流の現場担当・営業事務を経験し、EC・物流業界で通算10年以上のキャリアを持つ。STOCKCREWではサービス開始初期から商談を担当し、500社以上のEC事業者への導入支援を一貫して手がけてきた。YFF(Yahoo!フルフィルメント)移管時には1,000社超の顧客接点・フロー設計を主導。月間10万件以上の出荷管理に携わり、顧客の物流費を平均15%削減する成果を上げている。成約率50%を達成した営業手法には、「『売る』より『解く』」という顧客課題解決型のアプローチが根底にある。物流メディア(Logistics Today、ECのミカタ)へのインタビュー掲載実績も持つ。

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Tags: # 発送代行 # BASE # 物流DX・テクノロジー
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サイズ
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チラシ同梱(8円/点)
納品書同梱(20円/件)
配送切替手数料(100円/件)
出荷キャンセル手数料(300円/件)
追加ピッキング(30円/点 × 2点目〜) ¥0
配送料 合計(税抜) ¥0

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保管料シミュレーション

1 STOCK = 1,000cm³(10cm角)= 20円/月。
1,000 STOCK毎に1円ずつ割引(最大75%OFF・最安5円/STOCK)。最大5 SKUまで入力可。

合計STOCK数 — STOCK
STOCK単価 20円
ボリューム割引 —
保管料 合計(税抜/月) ¥0

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入庫料
入庫点数
× 10円/点
員数検品(10円/点)
混載仕分け(8円/点)
シール貼付
入庫料 合計(税抜) ¥0
モジュールを追加

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入庫料(税抜)¥0
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