makeshopでアパレルを売る事業者の発送代行ガイド|商品コードの色×サイズ設計・連携の取込条件・返品の流れ
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makeshopでアパレルを売る事業者が発送代行を使うとき、最初に押さえたいのは「独自商品コード」と「独自オプションコード」の2つを必ず設定することです。どちらかが空欄の商品を含む受注は、STOCKCREWのシステムに取り込まれません。さらに、makeshopは商品ごとに配送方法を決められるため、配送方法の違う商品を同時に買われた注文もそのままでは取り込めません。色とサイズで商品が増え、複数点をまとめて買われやすいアパレルは、この2点に当たりやすい商材です。本記事では、makeshopでアパレルを販売する事業者が発送代行を使うときの実務を、商品コードの設計、商品連携、新連携方式の設定、取込対象と配送方法の扱い、返品の考え方の順に整理します。makeshopと発送代行の連携の全体像はmakeshop×発送代行の連携と業者選定ガイド、カート別の連携方式の違いはECカート別の発送代行連携の比較、カート選びの全体像はECカート5選の比較、開業時の物流の考え方はネットショップ開業時の物流基盤設計ガイドで扱っているため、ここではアパレルに絞って掘り下げます。発送代行そのものの比較は発送代行おすすめ25選でつかめます。
商品コードは「独自商品コード+独自オプションコード」の連結
makeshopとSTOCKCREWのシステムを連携するときの商品コードは、makeshopの独自商品コードと独自オプションコードを連結したものです。SCシステム側の項目対応表でも、「独自商品コードと独自オプションコードを連結し、連携」と定められています。商品コードの考え方は商品コード・SKU設計の実務ガイド、SKUの基本はSKUとは?EC在庫管理での意味・設定・活用法で整理しています。
色×サイズの組み合わせごとに、別の商品コードになるように設計する
アパレルでは、「ブラック・M」「ブラック・L」のように、色とサイズの組み合わせごとに在庫を持つのが一般的です。商品コードが連結で決まるため、独自商品コードで商品を、独自オプションコードで色・サイズの選択肢を表し、組み合わせごとに違う文字列ができるように付番します。同じ文字列が別の組み合わせに重なると、どの在庫が減ったのかが分からなくなります。
空欄を残さないよう、出品の前に点検する
独自コードの空欄は、受注の取込対象外になる原因です。新作の登録時に、商品側とオプション側の両方にコードが入っているかを確認します。
| makeshopの設定 | 商品コードへの影響 | 設計のポイント |
|---|---|---|
| 独自商品コード | 連結の前半になる | 空欄にしない。商品ごとに重複させない |
| 独自オプションコード | 連結の後半になる | 色・サイズの選択肢ごとに付け、空欄にしない |
| どちらかが空欄 | その商品を含む受注が取込対象外 | 新作登録時に両方のコードを点検する |
商品連携はCSVで登録し、V2はモール形式だけを使う
商品連携は、STOCKCREWの商品コードと、ECサイト側の商品コードを対応づける設定です。makeshopの商品連携は、makeshop管理画面からダウンロードしたCSVで登録します。API連携の設定をしているかどうかにかかわらず使える方法です。
店舗区分によって、使えるCSVの形式が違う
使えるCSVの形式は、店舗が「makeShop」か「makeshopV2」かで異なります。
- makeShop——モール形式とSC標準形式のどちらでも登録できます。
- makeshopV2——モール形式だけを使えます。V2でSC標準形式のCSVを使うと、在庫連携が正常に動作しません。
商品データとオプションデータの2つが必要になる
モール形式では、makeshop管理画面から2つのCSVを用意します。1つは商品データ、もう1つはオプションデータです。色・サイズをオプションで管理しているアパレルでは、オプションデータが欠かせません。手順は次のとおりです。
- 商品データを取得する——makeshop管理画面の「商品管理」→「商品一覧」から「アップロード」を開き、「商品一括登録」で商品データをダウンロードします。カテゴリーは「すべての商品」、CSV形式は「最新」を選びます。
- オプションデータを取得する——同じ「アップロード」のメニューから「オプション一括登録」を選び、オプションデータをダウンロードします。
- 商品連携登録でアップロードする——STOCKCREWの「商品」→「商品連携登録」で対象店舗を選び、取得したファイルを指定してアップロードします。
- 登録する商品と在庫連携を指定する——インポート結果で、登録する商品と在庫連携のON/OFFを選んで「保存」を押します。EC側の商品コードに、SC側の商品コードを紐づけます。
在庫連携は、商品ごとにも、すべての商品にもまとめてONにできます。アパレルは組み合わせが多いため、全選択で一括して指定するほうが早く済みます。他のカートとの違いはカラーミーショップでアパレルを売る事業者の発送代行ガイドやBASEでアパレルを売る事業者の発送代行ガイドで見比べられ、楽天で預け先を比べるなら楽天RSLとSTOCKCREWの比較も使えます。
| 店舗区分 | 使えるCSV形式 | 注意点 |
|---|---|---|
| makeShop | モール形式/SC標準形式 | どちらでも登録できる |
| makeshopV2 | モール形式のみ | SC標準形式だと在庫連携が正常に動作しない |
API連携の設定は、ショップIDの登録とアプリのインストールで完了する
makeshopの新しい連携方式(V2)では、STOCKCREWのシステムでショップIDを登録し、makeshop側でSTOCKCREWのアプリをインストールして、連携が有効になります。API連携を始める前に、連携先のECサイトの店舗登録を済ませておきます。
設定は3つの操作で行う
- 店舗設定からAPI連携設定を開く——メインメニューの「設定」→「店舗設定」で店舗一覧を開き、対象店舗の「API連携設定」を押します。
- ショップIDを保存する——「API認証情報」の「ショップID」にmakeshopのショップIDを入力して保存します。
- makeshop管理ページでアプリをインストールする——アプリ一覧から「STOCKCREW for makeshop」を選び、プランはフリープランを選んで、画面の案内に従ってインストールします。
インストールが完了すると、API連携が自動的に有効になります。SCシステムの「API連携設定」画面に「API連携設定が完了しています。」と表示されていれば完了です。そのうえで、「受注取得」「受注更新」「在庫更新」を必要に応じて有効にします。
V1からの移行と、再認証が必要になる場面
旧方式(MakeShop V1)から移行する場合は、店舗編集でECサイトを「MakeShop V2」に変更して保存すると、旧API連携が自動的に解除されます。そのあとで、上の手順でショップIDの登録とアプリのインストールを行います。また、連携項目をしばらく無効にしていた場合は、APIの再認証が必要になることがあります。再び有効にしたあとは、エラーログを確認します。APIとCSVの違いはEC物流のAPI連携とCSV連携の違いで整理しています。
取込の条件と、取り込まれない受注の見分け方
受注の取込には条件があります。取込の対象は、連携日時から過去3日以内の受注(上限100件)で、配送ステータスが未配送のものです。仮注文やキャンセルされた受注は対象外です。
取込対象外になる4つのパターン
| パターン | 起きる場面 | 対処 |
|---|---|---|
| 仮注文・キャンセル | 決済が済んでいない、または取り消された注文 | 注文の状態を確認する |
| 独自コードが未設定 | 独自商品コードまたは独自オプションコードが空欄 | コードを設定する(第1章) |
| 変換できない配送方法・配送時間・支払方法 | SCシステムの変換マスタにない値がある | API連携エラーログで確認し、変換マスタを整える |
| 1配送先に複数の配送方法 | 配送方法の違う商品を同時に注文された | 自動配送分割を使う(第5章) |
支払方法によって、出荷可能になるタイミングが変わる
代金引換、NP後払い、後払い.COM、後払い決済(Paid)、決済不要、GMO後払い(イプシロン)、クロネコ代金後払い、GMO後払い(ペイメントサービス)は、入金済みとして取り込まれます。これ以外の支払方法は、makeshopで入金ステータスが「入金済み」になったときに、SCシステムで出荷可能な状態になります。出荷したい注文がある場合は、入金ステータスを更新します。
複数の配送先がある注文は、配送先ごとに分割して連携される
1つの注文に複数の配送先が指定されている場合は、SCシステム側で配送先ごとに分割して受注を連携します。元の注文番号に配送先IDをハイフンでつないだ形(注文番号-配送先ID)で連携され、出荷実績も配送先ごとに連携されます。受注検索のときは、この形を使います。
配送方法の違う商品を同時に買われた注文は、自動配送分割で取り込む
makeshopでは、商品ごとに配送方法を指定できます。たとえば、薄手のTシャツは小さな荷姿の配送方法、ジャケットは別の配送方法、というように分けているストアがあります。この場合に両方を1回の注文で買われると、1つの配送先に複数の配送方法が設定された状態になります。SCシステム側で配送方法を1つに変換できないため、この受注は取り込めません。
エラーログで、複数の配送方法かどうかを見分ける
該当の受注が発生すると、API連携エラーログに「配送方法が取得できません」というエラーが表示されます。このとき「deliveryMethodIds」の欄に複数のIDが並んでいれば、1つの配送先に複数の配送方法が設定されている状態です。SCシステム側に該当の配送方法が登録されていても、この場合は取り込まれません。
makeshopの「自動配送分割」で、注文を配送方法ごとに分ける
対処は、makeshopの「自動配送分割」をONにすることです。配送方法の違う商品を同時に注文されたとき、注文時に配送方法ごとに注文が自動で分割され、分割された注文がそれぞれ取り込まれます。設定場所は、makeshop管理画面の「ショップ構築/設定」→「配送」→「配送方法設定」です。設定手順の詳細は、makeshopのマニュアルで確認できます。
設定前に確認したい4つの制限
- 対応するのはSmart Checkoutのみ——あわせて「複数配送を利用する」にチェックが必要です。
- 一部の決済方法が使えなくなる——自動配送分割が適用される注文では、代金引換など一部の決済方法を利用できません。
- 定期購入商品・予約商品は一部が非対応——配送が2口以上に分かれる場合、購入できないことがあります。
- ほかにも制限がある——設定する前に、makeshopのマニュアルを必ず確認します。
アパレルで代金引換を使うストアでは、2つ目の制限が購入者の選べる決済に影響します。分割をONにする前に、自店の決済の構成を確認しておきます。
アパレルの返品と、導入前のチェックリスト
サイズ違いの返品が多いアパレルでは、返品のルールを販売ページに明記しておくことが重要です。消費者庁の特定商取引法ガイドは、通信販売の返品について、次のように説明しています。
通信販売では、商品の引渡しを受けた日から数えて8日以内であれば、消費者は事業者に対して、契約申込みの撤回や解除ができ、消費者の送料負担で返品ができます。もっとも、事業者が広告であらかじめ返品特約を表示していた場合は、特約によります
返品特約の扱いは、今後見直される可能性があります。消費者庁の「デジタル取引・特定商取引法等検討会」は、2026年9月10日付の中間取りまとめで、次の方向性を示しました。
返品特約のみを理由として法令又は契約上の権利が存在しない旨を告げる行為を、新たに行政処分の対象として規制することが適当である。
これは検討会の中間取りまとめであり、法令として決まったものではありません。ただし、返品特約の書き方が行政の関心事になっていることは、押さえておく価値があります。返品の規定を、いま一度見直す機会として活用できます。
STOCKCREWの返品対応と、薄型便のサイズ
STOCKCREWでは、消費者の都合による返品は倉庫では受け付けず、物流の原因による返送品は対応します。置き配には対応していません。取り扱いは常温で、冷蔵・冷凍は対象外です。アパレルは常温の商材のため、この点は問題になりません。薄手のTシャツやインナーを小さな荷姿で送る場合の目安として、ヤマト運輸のネコポスは、長辺34cm以内(3辺合計60cm以内)、厚さ3cm以内、重さ1kg以内と定められています。返品の受け取り先と特約の内容は、出店前にそろえておきます。
導入前のチェックリスト
- 独自コードを点検する——独自商品コードと独自オプションコードが、全商品で空欄になっていないかを確認します。
- 色×サイズの付番を確認する——組み合わせごとに、連結した文字列が別になっているかを見ます。
- 店舗区分を確認する——makeShopかmakeshopV2かを確かめ、V2ならモール形式のCSVで商品連携を登録します。
- API連携を完了させる——ショップIDの保存だけで止めず、アプリのインストールまで行います。
- 配送方法の分け方を見直す——商品ごとに配送方法を分けているなら、自動配送分割の要否を決めます。
- 返品の運用を決める——販売ページの返品特約と、返品の受け取り先をそろえます。
STOCKCREWは初期費用0円・固定費0円で、1点から預けられ、導入は最短7日です。
まとめ:makeshopの発送代行は「独自コード」と「配送方法の分割」で決まる
makeshopでアパレルを販売する事業者が発送代行を使うポイントは、独自商品コードと独自オプションコードを、色×サイズごとに空欄なく付けることです。商品連携はCSVで登録し、V2はモール形式だけを使います。API連携は、ショップIDの保存とアプリのインストールの両方で完了します。配送方法を商品ごとに分けているストアは、自動配送分割の制限を確かめたうえで設定を決めます。
発送代行の仕組みや業者の比べ方は発送代行おすすめ25選、物流全体の設計はEC物流完全ガイド、モール運営はネットショップ運営完全ガイド、サービス内容はSTOCKCREW完全ガイドにまとめています。自社の商品数や出荷件数で費用を確かめたい場合はお問い合わせから、まずは情報を集めたい段階であれば資料ダウンロードをご利用ください。
よくある質問(FAQ)
Q. makeshopとSTOCKCREWの商品コードは、何で対応づけますか?
A. makeshopの独自商品コードと独自オプションコードを連結した文字列が、STOCKCREWの商品コードとして取り込まれます。どちらかが設定されていない商品を含む受注は、取込対象外になります。
Q. makeshopV2では、どの形式のCSVで商品連携を登録しますか?
A. モール形式のCSVだけを使えます。V2でSC標準形式のCSVを使うと、在庫連携が正常に動作しません。商品データとオプションデータをmakeshop管理画面からダウンロードして、商品連携登録でアップロードします。
Q. 配送方法の違う商品を同時に買われた注文が、取り込まれません。なぜですか?
A. makeshopでは商品ごとに配送方法を指定できるため、1つの配送先に複数の配送方法が設定された状態になり、SCシステム側で配送方法を1つに変換できないためです。API連携エラーログの「deliveryMethodIds」に複数のIDが表示されていれば、この状態です。
Q. 自動配送分割を使うときの注意点はありますか?
A. 自動配送分割はmakeshopのSmart Checkoutのみ対応で、「複数配送を利用する」のチェックも必要です。適用される注文では代金引換など一部の決済方法が使えなくなり、定期購入商品・予約商品は一部が非対応です。設定前に、makeshopのマニュアルで制限を確認します。
Q. ショップIDを保存しましたが、連携が有効になりません。
A. 新連携方式(V2)では、ショップIDの保存だけでは連携が完了しません。makeshop管理ページで「STOCKCREW for makeshop」のアプリをインストールすると、API連携が自動的に有効になります。
この記事の監修者
保阪涼子
株式会社KEYCREW 営業部長。物流会社で10年間、EC物流の現場担当・営業事務を経験し、EC・物流業界で通算10年以上のキャリアを持つ。STOCKCREWではサービス開始初期から商談を担当し、500社以上のEC事業者への導入支援を一貫して手がけてきた。YFF(Yahoo!フルフィルメント)移管時には1,000社超の顧客接点・フロー設計を主導。月間10万件以上の出荷管理に携わり、顧客の物流費を平均15%削減する成果を上げている。成約率50%を達成した営業手法には、「『売る』より『解く』」という顧客課題解決型のアプローチが根底にある。物流メディア(Logistics Today、ECのミカタ)へのインタビュー掲載実績も持つ。