メルカリShopsでアパレルを売る事業者の発送代行ガイド|API連携の対象外注文・サイズ展開の商品連携・出荷実績の範囲
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メルカリShopsでアパレルを売る事業者が発送代行を使うと、注文の取り込みから発送完了の登録まではAPI連携で自動化できます。ただし、すべての注文が連携の対象になるわけではありません。配送方法を「未定(出品者が手配)」にしていない注文や予約注文は取り込まれず、出荷日と配送会社もメルカリShopsには反映されません。本記事では、メルカリShopsでアパレルを販売する事業者が発送代行を使うときに押さえたい実務を、取込の条件、対象外の注文、色・サイズ違いの商品連携、出荷実績の反映範囲、キャンペーンの条件の順に整理します。アパレルの発送代行をモール別に見る場合は、楽天市場でアパレルを売る事業者の発送代行ガイドとBASEでアパレルを売る事業者の発送代行ガイドがあり、楽天で預け先を比べるなら楽天RSLとSTOCKCREWの比較も使えます。発送代行そのものの比較は発送代行おすすめ25選でつかめます。
メルカリShopsのアパレルストアが出荷でつまずく3つの場面
ネットショッピングの利用は、全体としては伸び悩んでいます。総務省統計局の家計消費状況調査(2026年7月分、2026年9月4日公表)は、利用世帯の割合を次のように示しています。
ネットショッピング利用世帯の割合は55.6%で、1年前に比べ2.4ポイントの低下
利用者が増えにくい局面では、販路を広げて新しい買い手と出会う動きが重要になります。メルカリShopsは、固定費をかけずに始められるのが特徴です。メルカリの公式コラムは、費用について次のように説明しています。
メルカリShopsでかかる費用は、商品が売れたときの販売手数料と、売上金を銀行口座に振り込むときの振込手数料のみ。初期費用や月額料金などは発生しないため、固定コストをかけずに、ネットショップ運営ができます。
手軽に出店できる一方で、アパレルを発送代行に預けるときは、メルカリShopsの配送の仕組みに合わせた設定が必要です。メルカリShopsの最新の動きはメルカリ最新動向2026で整理しています。つまずきやすい場面は、次の3つです。
配送方法の設定が違っていて、注文が取り込まれない
STOCKCREWから出荷する商品は、メルカリShopsへの出品時に配送方法を「未定(出品者が手配)」で登録する必要があります。ほかの配送方法を選んだ注文は、連携の対象になりません。詳しくは第2章で扱います。
メルカリ便や予約注文が、自動では流れてこない
メルカリBiz配送、メルカリ便・匿名配送、クール便を含む注文と、予約注文は、取込の対象外です。対象外の注文はメルカリShopsの管理画面で対応します。第3章で整理します。
サイズ・色違いの紐づけが漏れて、在庫も注文も動かない
商品連携が未登録のバリエーションは、受注取込と在庫更新の対象になりません。色やサイズの展開が多いアパレルでは、紐づけの漏れが起きやすくなります。第4章で確認します。
取り込まれるのは「未定(出品者が手配)」で、支払い済みの注文
STOCKCREWのシステムとメルカリShopsをAPI連携すると、注文情報の取り込みから出荷までを自動化できます。受注の取得は約5分に1回です。実行時刻は処理状況によって前後する場合があります。
配送方法は「未定(出品者が手配)」で出品する
メルカリShopsの商品登録画面には「ヤマト運輸 宅急便」といった選択肢はありません。出品者が配送業者を手配する場合は、すべて「未定(出品者が手配)」を選びます。APIでは「UNDECIDED」として連携され、これが取込の対象です。実際にどの配送方法で出荷するかは、STOCKCREWのシステムの配送方法設定で指定します。らくらくメルカリ便、クールメルカリ便、メルカリBiz配送は、メルカリが配送を行うため、STOCKCREWからは出荷できません。
支払い完了後に「発送待ち」になった時点で取り込む
コンビニ払いやATM払いの注文は、支払い前には取り込まれません。支払いが完了し、注文の状態が「発送待ち」に変わった時点で取り込みます。支払日時が空欄でも、状態が「発送待ち」であれば支払い済みとして扱います。取得の対象は既定で過去30日間で、30日を超えて商品連携の不足などが解消されていない注文は、自動取込の保証対象外です。その場合は、システムの画面かCSVインポートから手動で登録します。
| 連携 | 方向 | 実行タイミング(STOCKCREWの仕様) |
|---|---|---|
| 受注取得 | メルカリShops → STOCKCREW | 約5分に1回 |
| 在庫更新 | STOCKCREW → メルカリShops | 毎時18分・38分・58分 |
| 受注更新(出荷実績の反映) | STOCKCREW → メルカリShops | 毎時00分・20分・40分 |
| 商品APIインポート | メルカリShops → STOCKCREW | 商品連携登録の画面から手動で実行 |
取り込まれない注文:メルカリ便・予約注文・クール便
取込の対象外になる注文は、次のとおりです。連携を始める前に、自社の販売方法に当てはまるものがないかを確認します。
メルカリBiz配送・メルカリ便・匿名配送は、メルカリShopsの管理画面で対応する
メルカリBiz配送は、現在の連携の対象外です。メルカリ便・匿名配送は、送り状番号またはQRコードの発行に対応していないため、STOCKCREWの通常の受注・出荷には流れません。これらの注文は、メルカリShopsの管理画面で対応します。
予約注文は、予約確定後も取り込まれない
予約注文は、予約確定後に注文の状態が「発送待ち」になっても取り込まれません。決済、発売日、お届け予定、キャンセル、配送手続きは、メルカリShopsの管理画面で管理します。新作の先行予約を受けるアパレルブランドは、予約分だけ別の運用になる点に注意が必要です。
クール便は、倉庫が冷蔵・冷凍配送に対応していないため対象外
STOCKCREWの倉庫は、冷蔵・冷凍の配送に対応していません。アパレルではクール便を使う場面は少ないですが、異なる商材を同じストアで扱う場合は、対象外になる注文が混ざる点を覚えておきます。
1つでも対象外が混ざると、注文全体が取り込まれない
1件の注文に対象外の配送方法の商品が1つでも含まれると、一部だけを取り込むことはせず、注文全体を対象外にします。取り込まれなかった理由は、システムの「API連携ログ」で確認できます。予約注文、商品の未連携、変換設定の不足、対象外の配送、住所の不足、在庫更新の失敗、出荷実績の反映失敗がログに表示されます。
| 注文の種類 | 取り込み | 対応の場所 |
|---|---|---|
| 未定(出品者が手配)・発送待ち | 取り込まれる | STOCKCREWのシステム |
| 予約注文 | 取り込まれない | メルカリShopsの管理画面 |
| メルカリBiz配送・メルカリ便・匿名配送 | 取り込まれない | メルカリShopsの管理画面 |
| クール便を含む注文 | 取り込まれない | メルカリShopsの管理画面 |
モール別の連携方式の違いは、ECカート別の発送代行連携を比較でも確認できます。
色・サイズ違いは、バリエーション単位で商品連携する
アパレルは、同じ商品に色とサイズの展開があります。メルカリShopsでは1つの商品に複数のバリエーションを登録でき、STOCKCREWのシステムではバリエーション単位で商品を紐づけます。たとえば「Tシャツ」に「赤」「黒」「白」があれば、赤・黒・白をそれぞれ、対応する商品またはSKUに紐づけます。SKUの考え方はSKUとは?EC在庫管理での意味・設定・活用法、商品コードの設計は商品コード・SKU設計の実務ガイドで整理しています。
商品マスタは自動では作られない
商品APIインポートを実行しても、STOCKCREWの商品マスタは自動作成されません。先にシステムへ商品を登録し、そのあとでメルカリShopsのバリエーションと紐づけます。登録の方法は3つで、メルカリShopsから商品データを取得するAPIインポート(推奨)、1件ずつ入力する新規追加、専用のテンプレートによる一括登録(データインポート)があります。
商品の出品はCSVで行い、APIでの自動出品は未対応
STOCKCREWのシステムから、APIでメルカリShopsへ商品を新規出品したり更新したりすることは、現在は対象外です。代わりに、商品一覧から「メルカリShops商品登録CSV」を出力し、必要な項目を補ってメルカリShopsの管理画面へアップロードします。出力されるCSVの在庫は、在庫連携で更新する前提のため初期値が0です。メルカリShops固有の必須項目は出力されないため、アップロードの前に追記します。商品を登録した後で、商品連携登録のAPIインポートを実行します。
在庫連携は、引当可能な在庫を反映する
在庫更新では、STOCKCREWの引当可能在庫がメルカリShopsのバリエーションの在庫に反映されます。送信できる在庫数は0から9,999までです。一部の商品だけ更新に失敗した場合は、成功した商品はそのまま確定し、失敗した商品だけが次回の更新で再実行されます。セット商品を紐づけた場合は、構成品から算出した組立可能数が反映されます。
- 商品マスタを登録する——色・サイズごとにSKUを分けて、システムへ登録します。
- メルカリShopsへ商品を出品する——「メルカリShops商品登録CSV」を出力し、必須項目を補って登録します。
- APIインポートで紐づける——バリエーションごとに、商品マスタと対応させます。
- 在庫連携をONにする——在庫を反映する商品だけ、商品連携の「在庫連携」を有効にします。
出荷実績は反映されるが、出荷日と配送会社は連携しない
STOCKCREWで出荷が完了した受注は、毎時00分・20分・40分にメルカリShopsへ反映されます。送信するのは、注文・商品・SKUを特定するID、出荷数量、送り状番号(ある場合)で、送信後に発送完了の処理が行われます。出荷後にメルカリShopsの管理画面で追跡情報を手入力する必要はありません。
出荷日と配送会社は、メルカリShopsに反映されない
メルカリShopsのAPIには、出荷日と配送会社の項目がないため、これらは個別の項目として連携されません。メルカリShopsの管理画面も、購入者への追跡情報のみを登録する仕組みです。「いつ・どの配送会社で出荷したか」を購入者へ見せたい場合は、送り状番号による追跡で伝わる、という前提で運用を決めます。
注文のキャンセルは、タイミングで対応が変わる
取込後、出荷待ちまでの間にキャンセルを検知した場合は、対象の受注を出荷保留にします。受注・明細・引当は自動では削除も修正もされないため、「API連携ログ」を確認して、受注の取消、数量の修正、出荷の継続を判断します。出荷準備以降にキャンセルされた注文は、保留も倉庫作業の取消しも行われません。メルカリShopsの管理画面と倉庫の作業状況を確認します。STOCKCREWからメルカリShopsへキャンセルを送る機能は対象外です。
返品の扱いは、販売ページの返品特約で決める
サイズ違いの返品が多いアパレルでは、返品のルールを販売ページに明記しておくことが重要です。消費者庁の特定商取引法ガイドは、通信販売の返品について、次のように説明しています。
通信販売では、商品の引渡しを受けた日から数えて8日以内であれば、消費者は事業者に対して、契約申込みの撤回や解除ができ、消費者の送料負担で返品ができます。もっとも、事業者が広告であらかじめ返品特約を表示していた場合は、特約によります
STOCKCREWの返品対応は、消費者の都合による返品は預けた倉庫では受け付けず、物流の原因による返送品は対応する、という整理です。返品の受け取り先と特約の内容は、出店前にそろえておきます。
1つの受注を複数回に分けた出荷は、対象外
1つの受注を、複数の送り状や複数回に分けて出荷する運用は、連携の対象外です。検知した場合はメルカリShopsへ送信せず、「API連携ログ」に表示します。アパレルで在庫の一部を先に出荷する運用がある場合は、出荷の単位を事前に決めておきます。
デビュー応援キャンペーンの条件と、始める前の準備
STOCKCREWは2026年9月17日、メルカリShopsに新しく出店する事業者を対象にしたキャンペーンを案内しました。メルカリShopsの販売手数料のキャッシュバック(最大5万円)と、STOCKCREWの出荷費用の控除(最大5万円)を合わせて、最大10万円が還元されます。2つは併用できます。販売手数料は販売金額の10%で、50万円分の売上まで手数料が実質0円になる計算です。
| 項目 | 内容(STOCKCREWの案内) |
|---|---|
| 対象 | STOCKCREW利用中の法人・個人事業主(個人は対象外)。2026年8月31日時点で、メルカリShopsに過去の売上がないこと |
| エントリー期間 | 2026年9月1日〜12月31日 |
| 還元の対象となる販売 | 2026年10月1日〜12月31日の売上 |
| 発送完了の期限 | 2027年1月8日まで。それまでに発送が完了していない取引は対象外 |
| メルカリShops側の付与 | 2027年1月15日〜1月30日 |
参加には、エントリーフォームの送信と、メルカリShopsのショップ開設の申し込みの両方が必要です。ショップ開設は、書類の準備から販売開始まで1〜2週間程度かかる場合があります。メルカリShops側の還元とSTOCKCREW側の控除は、主催も還元の方法も異なり、キャンペーンは予告なく変更・中止・延長される場合があります。申し込み前に最新の案内を確認します。
始める前の準備チェックリスト
- APIアクセストークンを発行する——メルカリShopsの「設定」→「拡張機能」から発行します。コピーできるのは発行直後の画面だけなので、すぐに控えます。
- 配送方法を「未定(出品者が手配)」で出品する——メルカリ便・匿名配送・クール便の商品は、STOCKCREWの出荷対象にしません。
- 支払方法と配送方法の対応設定を登録する——設定が不足していると、注文は取り込まれません。
- 色・サイズごとに商品連携を登録する——未登録のバリエーションは、受注も在庫も動きません。
- 予約注文の運用を決める——予約分は、メルカリShopsの管理画面で管理します。
- 出荷の単位を決める——1つの受注を分割して出荷しない運用にそろえます。
STOCKCREWは初期費用0円・固定費0円で、1点から預けられ、導入は最短7日です。受注のたびに発生する費用は、出荷の件数に応じて変わります。
まとめ:メルカリShopsの発送代行は「配送方法の設定」で決まる
メルカリShopsでアパレルを販売する事業者が発送代行を使うポイントは、配送方法を「未定(出品者が手配)」で出品することです。メルカリ便・匿名配送・メルカリBiz配送・クール便・予約注文は、自動では取り込まれません。色・サイズ違いはバリエーション単位で紐づけ、商品の出品はCSVで行います。出品が禁止される商品の動きはメルカリの出品禁止(Shopsも対象)で確認できます。出荷実績は毎時00分・20分・40分に反映されますが、出荷日と配送会社は連携されないため、追跡は送り状番号が前提です。
発送代行の仕組みや業者の比べ方は発送代行おすすめ25選、物流全体の設計はEC物流完全ガイド、モール運営はネットショップ運営完全ガイド、サービス内容はSTOCKCREW完全ガイドにまとめています。自社の商品数や出荷件数で費用を確かめたい場合はお問い合わせから、まずは情報を集めたい段階であれば資料ダウンロードをご利用ください。
よくある質問(FAQ)
Q. メルカリShopsの注文は、どのくらいの間隔で倉庫に連携されますか?
A. STOCKCREWの仕様では、受注の取得は約5分に1回です。在庫の更新は毎時18分・38分・58分、出荷実績の反映は毎時00分・20分・40分に行われます。実行時刻は処理状況により前後する場合があります。
Q. STOCKCREWから発送する商品は、メルカリShopsで配送方法を何に設定しますか?
A. 「未定(出品者が手配)」を選びます。APIではUNDECIDEDとして連携され、取込の対象になります。実際にどの配送方法で出荷するかは、STOCKCREWのシステムの配送方法設定で指定します。らくらくメルカリ便、クールメルカリ便、メルカリBiz配送は、STOCKCREWからは出荷できません。
Q. 予約注文は取り込まれますか?
A. 取り込まれません。予約確定後に注文の状態が「発送待ち」になっても、取込の対象外です。予約注文の決済、発売日、お届け予定、キャンセル、配送手続きは、メルカリShopsの管理画面で対応します。
Q. 出荷日や配送会社は、メルカリShopsに反映されますか?
A. 反映されません。メルカリShopsのAPIに該当する項目がないためです。連携されるのは、注文・商品・SKUを特定するID、出荷数量、送り状番号(ある場合)で、送信後に発送完了の処理が行われます。
Q. 色やサイズ違いの商品は、どのように紐づけますか?
A. メルカリShopsの商品に登録した色・サイズのバリエーションごとに、STOCKCREWのシステムの商品またはSKUを紐づけます。商品マスタは自動では作成されないため、先にシステムへ商品を登録してから、APIインポートなどで紐づけます。
この記事の監修者
保阪涼子
株式会社KEYCREW 営業部長。物流会社で10年間、EC物流の現場担当・営業事務を経験し、EC・物流業界で通算10年以上のキャリアを持つ。STOCKCREWではサービス開始初期から商談を担当し、500社以上のEC事業者への導入支援を一貫して手がけてきた。YFF(Yahoo!フルフィルメント)移管時には1,000社超の顧客接点・フロー設計を主導。月間10万件以上の出荷管理に携わり、顧客の物流費を平均15%削減する成果を上げている。成約率50%を達成した営業手法には、「『売る』より『解く』」という顧客課題解決型のアプローチが根底にある。物流メディア(Logistics Today、ECのミカタ)へのインタビュー掲載実績も持つ。