荷物を安く送る方法まとめ・小口や小さい荷物の最安配送と送料削減|ポスト投函型から発送代行までの使い分け
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「同じ荷物なのに、送り方を変えるだけで送料がこんなに違うのか」——これは荷物を発送するすべての人が一度は感じることです。送り方の選択肢は年々増え、薄物向けの安価なサービスから箱物の宅配便、事業者向けの仕組みまで幅広く存在します。とくにEC事業者にとって送料は利益に直結するコストであり、最安ルートを選べるかどうかで月々の物流費が大きく変わります。本記事では、薄型の荷物に強いポスト投函型サービスから、箱物の宅配便、そして出荷量が増えたEC事業者向けの発送代行まで、荷物を安く送る方法を網羅的に比較します。サイズ・重量・距離で決まる送料の仕組みを理解し、自分の荷物に合った最安ルートを選べるようになることがゴールです。個人の発送からEC事業者の日々の出荷まで、それぞれの立場や規模に最適な答えが見つかるよう、順を追って整理していきます。
送料は何で決まる?サイズ・重量・距離の基本
荷物を安く送るには、まず送料がどう決まるかを理解する必要があります。宅配便・郵便サービスの料金は、基本的に荷物のサイズ(3辺合計)・重量・配送距離(差出地と宛先地)の3要素で決まります。さらに、ポストに投函できる薄型の荷物は、宅配便とは別の割安な料金体系が用意されているため、「自分の荷物がどの区分に当てはまるか」を見極めることが最安ルート選びの出発点になります。
送料を決める3つの軸
- サイズ——3辺(縦+横+高さ)の合計で「60サイズ」「80サイズ」などに区分されます。同じ重さでも箱が大きいほど高くなります。
- 重量——サービスによっては重量で料金が変わります。とくに重い荷物は重量区分が効きます。
- 距離——差出地から宛先地までの距離(地帯)で運賃が変わります。遠方ほど高くなるのが基本です。
薄くて軽い荷物なら、ポスト投函型の安価なサービスが使えます。一方、箱に入るような立体物は宅配便になり、サイズと距離で料金が決まります。梱包資材を見直して一回り小さい箱に収めるだけで、サイズ区分が下がって送料が安くなることも珍しくありません。
なぜ同じ荷物でも送料が違うのか
同じ中身でも送料が変わる理由は、各サービスが異なる料金ロジックを採用しているためです。ポスト投函型は「全国一律」が多く、距離に関係なく料金が決まります。これに対して宅配便は「サイズ×距離」で決まるため、近距離なら宅配便が、遠距離ならポスト投函型が有利、というように荷物が同じでも宛先によって最安が入れ替わります。つまり「この荷物はいつもこのサービスが最安」とは限らないのです。とくに全国に発送するEC事業者の場合、宛先が北海道や沖縄など遠隔地に偏ると、宅配便の距離加算が積み上がって送料が想定より膨らむことがあります。自社の発送先がどの地域に多いかを把握しておくと、どのサービス体系が有利かの見当がつきます。発送のたびに「サイズ・重さ・宛先」を入力して比較できる公式の料金シミュレーターを使えば、迷ったときも確実です。
薄い・小さい荷物を安く送る:ポスト投函型サービス
アクセサリー、コスメの小物、書類、薄手の衣類、トレカやステッカーなど、厚さ3cm以内に収まる荷物は、ポストに投函できる薄型サービスが最安です。対面の手渡しではなく郵便受けへの配達になるため、宅配便より大幅に安く設定されています。各サービスの料金・対応事業者は時期によって変わるため、最新の条件は公式情報で確認するのが確実です。とくにアクセサリーや小物を扱うEC事業者にとって、ポスト投函型を使いこなせるかどうかは利益率に直結します。宅配便で送れば数百円かかる荷物を、薄型サービスなら半額以下で送れることもあり、薄物が主力の店舗ほど、この区分の活用が経営インパクトを持ちます。
代表的なポスト投函型サービス
- クリックポスト——全国一律185円。厚さ3cm・重さ1kg以内で、追跡機能付き。利用には対応アカウントの登録と自宅でのラベル印刷環境が必要です。
- レターパックライト——全国一律430円。A4・4kg・厚さ3cm以内で追跡付き。専用封筒を購入して使います。
- レターパックプラス——全国一律600円。4kgまでで厚さ制限がなく、対面手渡し・追跡付き。少し厚みのある荷物に向きます。
- ネコポス(ヤマト運輸)——薄型・小型向けのポスト投函サービス。EC事業者向けの契約で利用されることが多い区分で、詳細はヤマト運輸のネコポス案内で確認できます。
これらポスト投函型サービスの細かな比較は、ポスト投函できる宅配サービスの比較で詳しくまとめています。厚さと重さの条件を満たすかどうかが選択の分かれ目で、条件を1mm超えるだけで使えなくなることもあるため、発送前のサイズ確認が重要です。なお追跡番号の確認方法はサービスごとに異なり、追跡方法のまとめも参考になります。
| サービス | 料金 | サイズ・重量の目安 | 追跡 |
|---|---|---|---|
| クリックポスト | 全国一律185円 | 厚さ3cm・1kg以内 | あり |
| レターパックライト | 全国一律430円 | 厚さ3cm・4kg以内 | あり |
| レターパックプラス | 全国一律600円 | 厚さ制限なし・4kg | あり(対面) |
| ネコポス | 契約により設定 | 薄型・小型 | あり |
注意したいのは、これらのうちクリックポスト・レターパックなどは日本郵便のサービスである点です。後述する発送代行サービスでは対応する配送キャリアが事業者ごとに決まっており、ポスト投函型をそのまま使えるとは限りません。個人や小口の単発発送ではこれらが最安ですが、EC事業者として継続的に大量に送る場合は、別の考え方が必要になります。
ポスト投函型を使うときの注意点
ポスト投函型は安い反面、いくつかの制約があります。第一に厚さ・重さの上限が厳格で、わずかに超えただけで受け付けられず、宅配便への切り替えを求められます。発送前に厚み定規でチェックする習慣をつけると失敗を防げます。第二に対面手渡しではないため、高額品や破損リスクの高い商品には不向きです。レターパックプラスのように対面・追跡付きの区分を選ぶか、宅配便を使う判断が必要になります。第三に、ポストに入らないサイズだと持ち戻りや不在対応が発生し、結果的に到着が遅れることもあります。安さだけでなく、商品の性質と顧客体験のバランスで選ぶことが、クレームを防ぐうえで重要です。EC事業者の場合、これらの判断を出荷のたびに担当者が行うのは負担が大きく、ルール化や仕組み化が課題になります。
箱物・宅配便を安く送る方法と各社の使い分け
厚みのある立体物や、ポスト投函の上限を超える荷物は宅配便で送ります。宅配便はサイズ(60〜160サイズなど)と配送距離で料金が決まり、各社で料金体系や割引制度が異なります。少量を都度送るのか、まとまった量を継続的に送るのかで、最適な選び方が変わります。
サイズ区分のしきい値を意識する
宅配便で見落とされがちなのが、サイズ区分のしきい値ギリギリの荷物です。たとえば3辺合計が61cmだと、わずか1cmのために60サイズではなく80サイズの料金になってしまいます。こうした「あと数センチで一段下がる」荷物は、梱包を見直すだけで送料が下がる宝の山です。主力商品の標準的な梱包サイズを測り、しきい値に対してどの位置にあるかを把握しておくと、箱や緩衝材の見直しで効率よく送料を削減できます。EC事業者なら、出荷数の多い商品ほどこの最適化のリターンが大きくなります。逆に、しきい値を少し超えただけで割高になっている商品を放置すると、件数が積み上がるほど損失が膨らみます。
重い荷物・大きい荷物のコスト対策
薄物や小型品はポスト投函型で安く送れますが、重い荷物・大きい荷物はそうはいきません。家具・家電・飲料のケースなど、重量やサイズが大きい商材は、サイズ区分の上限に張り付きやすく、距離が遠いほど送料が膨らみます。こうした商材では、そもそも梱包設計の段階で送料を織り込む発想が欠かせません。分解して小さく梱包できないか、複数個口に分けるより1個にまとめた方が安くないか、地域別に在庫拠点を分けて配送距離を縮められないか、といった検討が効きます。重量商材を扱う事業者ほど、送料は利益を左右する最重要コストになるため、商品設計・梱包・拠点配置を一体で考えることが、価格競争力の源泉になります。
主要配送会社の特徴
EC事業者がよく使う配送会社には、それぞれ強みと料金体系があります。佐川急便はサイズ別運賃と法人向けの体系に強みがあり、日本郵便はゆうパックやポスト投函型を含む幅広いラインナップを持ちます。ヤマト運輸は宅急便とネコポスなどの組み合わせで小口から箱物まで対応します。同じ荷物でも、サイズ区分のしきい値や距離帯の刻み方が各社で違うため、自社の主要な発送先・サイズに照らして比較することが重要です。
| 配送会社 | 主な区分 | 強み |
|---|---|---|
| ヤマト運輸 | 宅急便・ネコポス等 | 小口から箱物まで幅広い |
| 佐川急便 | 飛脚宅配便等 | 法人・サイズ別運賃に強い |
| 日本郵便 | ゆうパック・ポスト投函型 | 薄物の安価な選択肢が豊富 |
どの会社が安いかは、荷物のサイズ・宛先・量によって変わります。1社に固定するのではなく、自社の出荷データを分析して主力サイズと主力宛先を把握し、それに最も有利な会社・区分を選ぶのが基本です。複数の会社を荷物特性で使い分ける「マルチキャリア」の考え方も、配送リスクの分散とコスト最適化の両面で有効です。
個人で安く送るときの基本
- 持ち込み割引・直営店利用——営業所やコンビニへの持ち込みで割引が適用される場合があります。
- サイズを1段下げる——梱包を見直して60サイズに収めるなど、サイズ区分を下げると効果が大きいです。
- 同一宛先はまとめる——複数個を1梱包にまとめられれば、1件分の送料で済みます。受注のタイミングが近い同一顧客への発送は、まとめられないか確認する価値があります。
ただし、これらの工夫は1件単位の節約に留まります。EC事業者のように毎日数十件・数百件を送る規模になると、1件ずつの最適化だけでは限界があり、出荷の仕組みそのものを見直す段階に入ります。物流コストの構造を把握するうえで、請求書・月次レポートの見方を押さえておくと、どこにコストがかかっているかが見えやすくなります。
送料を下げる5つの実践テクニック
送り方の選択に加えて、送料そのものを下げる実践的なテクニックがあります。個人にもEC事業者にも共通して効く順に整理します。
梱包の小型化が効く理由
5つのなかでも、まず取り組みたいのが梱包の小型化です。宅配便はサイズ区分が一段上がるごとに料金が跳ね上がるため、3辺合計を数センチ縮めるだけで一区分下がり、1件あたり百円単位で安くなることがあります。過剰な緩衝材を見直し、商品に合った箱を使い分けるだけで効果が出ます。あわせて、薄い商品をわざわざ箱に入れていないかも点検しましょう。封筒やクッション封筒に変えるだけでポスト投函型の対象になり、宅配便から数百円安いサービスに切り替えられるケースがあります。梱包の最適化は送料だけでなく、資材費の削減にも直結します。ただし、保護が不十分で破損が増えれば再送コストやクレーム対応で逆に高くつくため、コストと保護のバランスを取ることが前提です。
送料無料ラインの設計も「安く送る」の一部
送料を下げる工夫は、発送方法だけでなく販売設計とも関わります。多くのECでは「○○円以上で送料無料」というラインを設けますが、これを送料の実コストと客単価から逆算せずに決めると、利益を削る原因になります。送料無料ラインは、平均的な注文の送料を吸収できる金額に設定し、同時に「あと少しでもう一品」という追加購入を促す水準に置くのが理想です。送料そのものを下げる努力と、送料をどう価格に織り込むかの設計は、両輪で考える必要があります。発送方法の最適化で1件あたりの送料が下がれば、送料無料ラインを下げて競争力を高める余地も生まれます。コスト削減と売上拡大はトレードオフではなく、物流の効率化を起点に両立させられるのです。
テクニックの優先順位
個人や少量発送なら、テクニック1〜3(梱包の小型化・サービス区分の最適化・持ち込み割引)で十分な節約ができます。一方、EC事業者で出荷量が多い場合は、テクニック4・5(出荷量に応じた運賃の活用・発送代行への集約)の効果が圧倒的に大きくなります。1件あたり数十円の差でも、月数百件・数千件になれば数万円〜数十万円のコスト差になるためです。自社発送のコストを一度可視化し、送料だけでなく人件費・資材費まで含めた実コストで比較すると、打ち手の優先順位が見えてきます。
EC事業者が送料を本気で下げるなら発送代行
EC事業者が送料を構造的に下げたいなら、出荷を発送代行に集約するのが有力な選択肢です。発送代行は多数の荷主の出荷をまとめて扱うため、個社では到達しにくい運賃水準を実現でき、その恩恵を各事業者が受けられます。配送コストの上昇は、再配達などの社会課題とも関わっています。
宅配便の取扱個数の増加に伴い再配達が課題となっており、再配達はトラックドライバーの労働力を不要に費やし、CO2排出の増加にもつながるため、その削減が求められている。
EC市場の拡大に伴って物流量は増え続けており、配送の効率化はコスト面でも社会面でも重要性を増しています。送料は今後も上昇圧力にさらされやすく、個社で運賃を抑え続けるのは年々難しくなっています。だからこそ、出荷の仕組みそのものを効率化し、スケールメリットを取り込める体制を持つことの価値が高まっています。
令和6年度のBtoC-EC市場規模は26兆1,654億円(前年比5.81%増)で、うち物販系分野は14兆6,760億円となった。
発送代行が運賃を下げられる理由
発送代行が個社より安い運賃を実現できるのは、多数の荷主の出荷を束ねることでスケールメリットが働くからです。1社では月数百件でも、発送代行に集まれば全体で数万件・数十万件規模になり、配送会社との間で有利な運賃を引き出せます。さらに、倉庫から各エリアへまとめて出荷することで配送が効率化され、その効率分もコストに反映されます。個人が1件ずつ持ち込みで節約するのとは、コスト構造の次元が異なるのです。加えて、出荷データの一元管理によって、どのサイズ・どの宛先が多いかといった分析が進み、梱包やサービス区分の最適化も継続的に回せるようになります。送料は「交渉して下げる」だけでなく、「仕組みで下げ続ける」ものだと捉えると、発送代行の価値が見えてきます。
発送代行で下がるのは送料だけではない
発送代行に任せると、送料そのものに加えて、自社で抱えていた保管費・人件費・資材費・受注処理の工数がまとめて圧縮されます。出荷作業に追われていた時間を販促や商品企画に振り向けられる点も、見えにくいながら大きな効果です。STOCKCREWは初期費用・固定費0円で、基本配送料は全国一律260円〜、最短7日で導入できます。配送はヤマト運輸・佐川急便を中心に行います(日本郵便は対応外)。具体的な料金は料金ページで確認できます。送料に隠れた隠れコストまで含めて比較することが、判断を誤らないコツです。
導入を検討するタイミング
発送代行の検討時期は、出荷件数が自社のキャパシティを超え始めたときです。月商100〜500万円規模になると、自社出荷の限界が見えてくる事業者が多くなります。物流の外注化や3PLの基礎を押さえ、発送代行の仕組みを理解したうえで、自社の出荷量と照らして判断するとよいでしょう。
ケーススタディ:出荷量別の最安設計
「安く送る」の正解は、誰が・どれだけの量を・どんな荷物で送るかによって変わります。出荷量別に、最安となる送り方の設計パターンを整理します。
| 送り手 | 荷物 | 最安の考え方 |
|---|---|---|
| 個人・フリマ出品 | 薄物・小物 | ポスト投函型(クリックポスト等) |
| 個人・フリマ出品 | 箱物 | 持ち込み割引+サイズ最適化 |
| 小規模EC(月数十件) | 混在 | サービス区分の使い分け+梱包改善 |
| 中堅EC(月数百件〜) | 混在 | 発送代行に集約して単価を最適化 |
ケーススタディ:月商400万円の雑貨ECの送料削減
月間出荷が300件を超えた雑貨ECの事例パターンです。それまでは担当者が毎日コンビニへ持ち込み、サイズごとに最安サービスを手作業で選んでいました。1件ずつは最適化できていたものの、1日2〜3時間を発送作業に費やし、繁忙期には出荷が滞る状態でした。そこで在庫を外部倉庫に預け、出荷を発送代行に集約。配送はヤマト運輸・佐川急便を中心とした体系に乗せ、出荷量に応じた運賃で1件あたりの送料を下げつつ、在庫管理と出荷作業をまとめて手放しました。結果として送料単価と作業工数の両方が下がり、担当者は販促に時間を戻せた、という整理です。送料の絶対額だけでなく、作業に費やしていた時間という見えないコストまで含めて比較したことが判断の決め手でした。
このケースが示すのは、「安く送る」を1件単位の最安サービス探しと捉えるか、出荷の仕組み全体の最適化と捉えるかで、打ち手がまったく変わるということです。出荷量が少ないうちは前者で十分ですが、量が増えると1件ずつ最安を選ぶ作業そのものがコストになります。発送代行への集約は、送料単価を下げると同時に、その「選ぶ作業」を丸ごと不要にする点に本質的な価値があります。自社がどの段階にいるかを見極め、最安の定義を「1件の料金」から「出荷全体のコストと時間」へと切り替えることが、物流費を構造的に下げる第一歩になります。
繁忙期こそ「安く・確実に」が試される
送料の最適化は平常時だけの話ではありません。セールや年末、母の日のような繁忙期には出荷が一気に増え、普段の出荷オペレーションでは回りきらなくなります。このとき、安さを優先してギリギリの体制で運用していると、出荷遅延や誤出荷が発生し、安く送れたはずのコストメリットが、クレーム対応や再送で吹き飛んでしまいます。繁忙期に強い物流体制とは、出荷量が増えても1件あたりのコストと品質を維持できる仕組みのことです。在庫を発送代行に預けておけば、波動分を倉庫側のオペレーションで吸収でき、自社の人員を増やさずに繁忙期を乗り切れます。「安く送る」を一年を通じて実現するには、平常時の単価だけでなく、繁忙期の対応力まで含めて体制を評価することが重要です。
判断のための簡易チェック
発送方法を見直すときは、次の順で点検すると漏れがありません。まず主力商品のサイズ・厚さ・重さを測り、ポスト投函型に収まるかを確認します。次に主力の発送先エリアを集計し、近距離中心か全国に分散しているかを把握します。そのうえで、月間出荷件数が数百件を超え、出荷作業が本業を圧迫しているなら、発送代行への集約を検討する段階です。これらを一覧化するだけで、自社にとっての「安く送る」の正解がはっきりします。
まとめ:荷物を安く送るためのチェックリスト
荷物を安く送る基本は、荷物の特性(サイズ・厚さ・重さ)に合ったサービス区分を選ぶことです。厚さ3cm以内の薄物はポスト投函型が最安で、箱物は梱包を小型化してサイズ区分を下げるのが効果的です。そして、EC事業者のように継続的に大量に送る場合は、1件ずつの最適化だけでは限界があり、出荷を発送代行に集約して出荷量に応じた運賃を活用するのが、送料と作業工数を同時に下げる最も効果の大きい打ち手になります。自社の出荷量と荷物の特性を棚卸しし、「どの荷物をどのルートで送るか」を設計することが、物流コスト削減の出発点です。安く送ることは、単に安いサービスを探すことではなく、荷物の特性・宛先・量に応じて最適な手段を組み合わせ、必要に応じて仕組みごと効率化していく継続的な取り組みだと捉えると、打ち手を見失わずに済みます。
EC物流全体の設計はEC物流の基礎から、サービスの具体像はSTOCKCREWの解説で確認できます。送料コストの削減や発送体制の見直しに迷ったら、お問い合わせからご相談いただくか、資料ダウンロードで導入の流れを確認してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 一番安く荷物を送る方法は何ですか?
荷物の大きさによります。厚さ3cm・1kg以内の薄物なら全国一律185円のクリックポストが最安水準です。箱物の場合は梱包を小さくしてサイズ区分を下げ、持ち込み割引を使うのが基本です。EC事業者で出荷量が多い場合は、発送代行に集約して出荷量に応じた運賃を使うのが最も効果的です。
Q. ポスト投函型サービスと宅配便はどう使い分ければよいですか?
厚さと重さで判断します。厚さ3cm以内に収まる薄物はポスト投函型(クリックポスト・レターパック・ネコポス等)が割安です。立体物や厚みのある荷物、上限重量を超えるものは宅配便を使い、サイズと距離で料金が決まります。
Q. 送料を下げる一番効果的な方法は何ですか?
個人なら梱包の小型化でサイズ区分を下げるのが効果的です。EC事業者の場合は、出荷を発送代行に集約して出荷量に応じた運賃を活用するのが最も効果が大きく、1件あたり数十円の差でも月数百件規模では大きなコスト削減になります。
Q. 発送代行ではどの配送会社が使われますか?
事業者によって対応キャリアが異なります。STOCKCREWの場合はヤマト運輸・佐川急便を中心に配送し、日本郵便は対応していません。基本配送料は全国一律260円〜で、出荷量に応じた運賃が適用されます。
Q. 何件くらいから発送代行を検討すべきですか?
明確な基準はありませんが、出荷作業が自社のキャパシティを圧迫し始めたときが目安です。月商100〜500万円規模で自社出荷の限界が見えてくる事業者が多く、送料だけでなく人件費や資材費を含めた実コストで比較すると判断しやすくなります。
この記事の監修者
重光翔太
株式会社KEYCREW 営業管掌取締役。ヤマト運輸にて本社営業部長を歴任し、物流業界で16年以上のキャリアを積む。法人営業・コスト最適化・業者比較選定を専門とし、累計1,500社以上のEC事業者への物流支援を手がけてきた。数百万件/日規模の出荷オペレーション管理や、6,000社が利用するフルフィルメントサービスの構築、温度帯コールドチェーンの大規模荷主向け事業設計など、業界でもトップクラスの実績を持つ。STOCKCREWでは営業戦略全体を統括し、「数字で語り、ROIで証明する」をモットーに、EC事業者の物流コスト最適化を推進している。