BASEで海外に売る事業者の出荷ガイド|送料詳細設定Appの連携・種類コードとHSコード・配送方法の置換ルール
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BASEのショップに、海外のお客さまから注文が入るようになった。国内向けと同じ感覚で発送代行に預けようとすると、BASEの仕様に合わせた準備がいくつか要ります。BASEは商品コードを任意に設定できず、海外発送に使えるのは「送料詳細設定App」で、アプリで設定した配送方法はそのままでは連携されません。さらに、海外向けの受注では、HSコードと単価の入力が必須です。本記事では、BASEで海外のお客さまに直接販売する事業者に向けて、商品コードの対応、海外発送の連携、配送方法の置換ルール、海外向け受注の入力、国際宅急便の料金ゾーン、個人宛てに送れない場合の確認の順に整理します。BASEと発送代行の連携の基本はBASEでアパレルを売る事業者の発送代行ガイド、サプリはBASEで健康食品・サプリを売る事業者の出荷ガイドで扱っています。越境ECの全体像は越境EC×発送代行の始め方、海外向けの出荷実務はeBayで海外に販売する出荷ガイドが入口になります。
BASEの商品コードは、IDの組み合わせで決まる
BASEでは商品コードを任意に設定できません。そのため、STOCKCREWの商品対応表では、次のルールで商品コードを決めます。種類のない商品はitem_id、種類のある商品はitem_idとvariation_idをコロンで結合したものを、商品コードとして使います。商品コードの考え方は商品コード・SKU設計の実務ガイド、SKUの基本はSKUとは?EC在庫管理での意味・設定・活用法で整理しています。
種類コードには、JANコードを入力する
BASEの管理画面では、item_idとvariation_idを確認できません。そのため、種類のある商品は、BASE側で「種類コード」にJANコードを入力してもらうよう、STOCKCREWのヘルプが案内しています。商品対応表は、BASEのAPIインポートで登録でき、商品名と照らし合わせて対応づけます。受注を取得する前に、種類コードの登録を済ませておきます。
海外向けでは、同じ商品が国内と海外で別の扱いになる
海外向けの受注は、国内向けとは入力項目が違い、HSコードの事前登録も必要です。商品対応表の段階で、海外に出す商品を洗い出し、HSコードを商品情報に入れておくと、運用開始後の手戻りが減ります。
海外発送は「送料詳細設定App」で連携し、配送方法は置換ルールで補う
BASEで海外発送をするときに、STOCKCREWが対応しているのは「送料詳細設定App」です。このアプリを使うと、API連携で海外発送のデータを連携できます。アプリの機能以外の方法で海外発送をしようとすると、正しく連携されない可能性があるため、STOCKCREWはカスタマーポータルでの問い合わせを案内しています。
アプリで設定した配送方法は、連携項目に含まれない
送料詳細設定Appで配送方法を設定している場合、その配送方法は連携項目の対象外です。希望の配送方法をSTOCKCREWに連携したいときは、BASEの「詳細設定」から、配送方法の置換ルールを追加します。置換ルールを入れないと、海外向けの注文の配送方法が意図したとおりに連携されません。
BASEでは、商品単位で配送方法が設定可能な仕様です。
複数の商品を買われたときの配送方法を設計する
配送方法が商品単位で決まるため、国内向けの商品と海外向けの商品、あるいは送料の違う商品を同時に買われる場合は、設定に工夫が求められます。海外向けの商品だけを別の配送方法にするのか、海外のお客さまには国際宅急便の1本に絞るのかを、出品の前に決めておきます。
| 確認すること | BASEでの扱い | 先に決めておくこと |
|---|---|---|
| 海外発送の連携 | 送料詳細設定AppでAPI連携 | アプリを使う運用に統一する |
| 配送方法の連携 | アプリの設定は連携項目外 | 置換ルールを追加する |
| 複数商品の注文 | 配送方法は商品単位で設定 | 国内向けと海外向けの組み合わせを整理する |
海外向けの受注には、HSコードと単価の入力が必須
STOCKCREWの海外向け受注登録には、2つの必須入力があります。受注商品の単価と、商品情報に事前に登録するHSコードです。受注登録画面で配送区分の切替トグルを「海外配送」にすると、海外向けの入力項目が表示されます。HSコードの調べ方はHSコードの確認方法、税関の実行関税率表でも参照できます。
| 入力項目 | 入れる内容 |
|---|---|
| 郵便番号 | 郵便番号がない国(例:香港)は、仮の数字(例:000)を入力する |
| 県/地方/州 | お客さまの州名・地域名 |
| 住所1 | 都市名 |
| 住所2 | 都市名以降の住所 |
| 明細の単価 | 必須。未入力では登録できない |
API連携で入った受注は、運用の前にテスト注文で確かめる
BASEの注文はAPI連携で取り込まれますが、海外向けの注文で、単価やHSコード、住所の各項目がどう反映されるかは、運用を始める前に、テスト注文で確かめておくと安心です。手入力やCSVで海外向け受注を登録する手順は、STOCKCREWヘルプの「海外向け受注登録」にまとまっています。海外向けの書類はプロフォーマインボイスの書き方、関税の負担の考え方は越境ECの関税負担の設計で整理しています。
国際宅急便の料金は、お客さまの国のゾーンで決まる
STOCKCREWの国際配送は、ヤマト運輸の国際宅急便です。2025年1月2日から、越境ECの基本作業料金は、国内配送と同じく梱包サイズに基づく体系で、燃油サーチャージや遠隔地手数料などの変動費用が発生しません。200か国以上に対応し、国内区間はヤマト運輸、海外区間はヤマト運輸の提携パートナーであるUPSが担当します。
ゾーン別の基本料金(税別)
| ゾーン | 主な国・地域 | 書類パック | 60サイズ | 80サイズ | 100サイズ |
|---|---|---|---|---|---|
| アジア | 中国、韓国、台湾、タイ、シンガポールなど | 1,300円 | 2,750円 | 4,650円 | 8,700円 |
| 北米・オセアニア・中米 | アメリカ、カナダ、オーストラリアなど | 1,600円 | 3,700円 | 6,300円 | 11,950円 |
| 欧州・中東 | ドイツ、フランス、イギリスなど | 2,050円 | 4,300円 | 7,200円 | 13,700円 |
| アフリカ・南米ほか | 記載外の国・地域 | 2,300円 | 8,500円 | 19,450円 | 33,350円 |
上の料金は、1点あたりの作業費・資材費・配送料を含みます。基本料金のほかに、海外発送手数料が1件300円、同梱できる2点目以降の追加ピッキングが1点30円かかります。料金は改定されることがあるため、最新の金額は料金ページで確かめてください。梱包後のサイズで区分が決まる点は、国内向けと同じです。EMSとの使い分けは国際発送サービスの比較で扱っています。
個人宛てに送れない国と、米国向けの輸入規制を確認する
国際宅急便は、お届け先の国・地域と、ご依頼主・お届け先が法人か個人かによって、荷物を発送できない場合があります。特に、ご依頼主またはお届け先のどちらか一方でも個人の場合、書類以外の荷物を発送できない国があります。BASEで海外の個人のお客さまに販売する事業者は、対象国・地域、発送できない品物、国ごとの注意事項を、発送前にヤマト運輸の国際宅急便の公式ページで確かめます。各国の情勢や規制で、条件は変わることがあります。
米国向けは、CPSC・FDAの規制対象かを確かめる
米国向けの商品は、CPSC(消費者製品の安全)とFDA(食品・医薬品など)の輸入規制の対象になることがあります。日本郵便は2026年9月18日に、これらの手続を専門事業者が代行するサービスの取次開始を発表しました。
必要な証明情報が準備されていない商品については、差出しをお断りしております。
この取扱は、国際郵便とUGXについての発表です。STOCKCREWの国際配送はヤマト運輸の国際宅急便で、取扱条件はヤマト運輸の規定に準じます。ただし、商品側の規制の確認は、配送手段にかかわらず必要です。対象製品の例は、日本郵便のニュースリリースで確認できます。米国向けの詳細はShopifyで米国に直販する発送ガイド、台湾向けはShopifyで台湾に直販する発送ガイドにあります。
受注の取込と、再連携が必要になる場面
BASEとSTOCKCREWのAPI連携は、連携後、BASEから受注と在庫のデータを20分ごとに自動で取り込みます。連携には、店舗登録を済ませておくことと、BASEのログイン用のメールアドレスとパスワードで認証することが必要です(SCシステムのものではありません)。
出荷済になると、BASEが発送完了になる
STOCKCREWシステムのステータスが「出荷済」になると、API連携を通じてBASEのステータスが発送完了になります。BASEの仕様で、発送完了にすると、発送通知のメールが自動で送られます。海外のお客さまへの通知の文面は、BASEのメールテンプレートで確認します。
アクセストークンが無効になったら、BASEを再連携する
API連携のエラーログに「アクセストークンが無効です」と出た場合は、BASEの再連携をします。エラーログは、運用の開始後も定期的に見ておくと安心です。連携の全体像はEC物流のAPI連携とCSV連携の違いにあります。
導入前のチェックリスト
- 種類コードを登録する——種類のある商品は、BASE側でJANコードを入れます。
- HSコードを登録する——海外に出す商品の商品情報に入れます。
- 送料詳細設定Appで設定する——海外発送はこのアプリで連携します。
- 置換ルールを追加する——配送方法をSTOCKCREWに連携したいときに必要です。
- 取扱条件を確かめる——ヤマト運輸の公式ページで、お客さまの国と個人宛ての条件を見ます。
- テスト注文を流す——単価・HSコード・住所の反映を、運用の前に見ます。
まとめ:BASEの海外発送は「コード」「アプリ」「入力」の順で整える
BASEで海外に販売する事業者は、まず種類コードにJANコードを入れて商品コードの対応を整えます。次に、海外発送は送料詳細設定Appで連携し、配送方法は置換ルールで補います。そのうえで、海外向け受注の必須入力であるHSコードと単価を揃え、国際宅急便のゾーン別の料金で送料を見積もります。STOCKCREWは初期費用0円・固定費0円で、1点から預けられ、導入は最短7日です。
発送代行の比べ方は発送代行おすすめ25選、物流全体の設計はEC物流完全ガイド、モール運営はネットショップ運営完全ガイド、サービス内容はSTOCKCREW完全ガイド、越境ECの出荷は越境EC出荷ガイド総まとめにまとめています。自社の商品や出荷件数での費用はお問い合わせから、情報収集の段階なら資料ダウンロードをご利用ください。
よくある質問(FAQ)
Q. BASEで海外発送をするとき、どのアプリを使いますか?
A. STOCKCREWが対応しているのは「送料詳細設定App」です。このアプリを使うと、API連携で海外発送のデータを連携できます。アプリの機能以外で海外発送をする場合は、正しく連携されない可能性があるため、カスタマーポータルで問い合わせます。
Q. 送料詳細設定Appで設定した配送方法が連携されません。どうすればよいですか?
A. アプリで設定した配送方法は連携項目外です。配送方法を連携したい場合は、BASEの「詳細設定」から、配送方法の置換ルールを追加します。
Q. BASEの商品コードはどうなりますか?
A. BASEでは商品コードを任意に設定できないため、種類のない商品はitem_id、種類のある商品はitem_idとvariation_idをコロンで結合したものが商品コードになります。種類のある商品は、BASE側で種類コードにJANコードを入力します。
Q. 海外向けの受注登録で、必須の入力は何ですか?
A. 受注商品の単価と、商品情報に事前に登録するHSコードです。郵便番号がない国は、仮の数字を入力します。
Q. 海外の個人のお客さまにも送れますか?
A. 国・地域によります。ご依頼主またはお届け先のどちらか一方でも個人の場合、書類以外の荷物を発送できない国があります。発送前に、ヤマト運輸の国際宅急便の公式ページで確認します。
この記事の監修者
重光翔太
株式会社KEYCREW 営業管掌取締役。ヤマト運輸にて本社営業部長を歴任し、物流業界で16年以上のキャリアを積む。法人営業・コスト最適化・業者比較選定を専門とし、累計1,500社以上のEC事業者への物流支援を手がけてきた。数百万件/日規模の出荷オペレーション管理や、6,000社が利用するフルフィルメントサービスの構築、温度帯コールドチェーンの大規模荷主向け事業設計など、業界でもトップクラスの実績を持つ。STOCKCREWでは営業戦略全体を統括し、「数字で語り、ROIで証明する」をモットーに、EC事業者の物流コスト最適化を推進している。